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宛先のない手紙 vol.2

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ほぼわたしの考えを垂れ流すエッセイのようなもの。その2。
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2019年11月の記事一覧

“唯一、ぜったい”のお守りをくれたあなた

“唯一、ぜったい”のお守りをくれたあなた

「別にいいじゃん。何がどうなっても、うちは若菜のこと好きやし」

中3の春に友人に言われたこの一言は、臆病なわたしを照らす小さな、それでいて確かな灯りだ。



幼少期から、人見知りのない子どもだった。幼稚園に入ったばかりの頃は、別れ際に大泣きして困らせたと母から聞いているけれど、乳幼児期に人見知りが激しくて困ったとは聞いたことがない。

基本的に、人が好きだ。今の仕事にも活きていて、とある人に

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才能はなくても、適性ならあるかも

才能はなくても、適性ならあるかも

求人広告の仕事をしている。企業に取材に行き、話を聞き、募集記事を書く仕事だ。

別の仕事で、エージェント企業に話を聞きに行ったこともある。さまざまな企業で話を聞くたび、世の中には本当に多くの会社があり、求められるものも多種多様なんだなあ、と思う。

正社員になることなく、結婚出産してフリーランスになったわたしは、そんな当たり前のこともぼんやりとしか知らなかったのだ。



「才能」という言葉があ

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体験に全振り

体験に全振り

若い子には旅をさせよ。若いときの苦労は買ってでもしろ。

昔からある言葉だ。

どちらとも、結局のところ「体験は至上」だということなんだろうなあ、とわたしは思っている。「苦労」かどうかはさておいて。

本当に、体験は大きい。多くのことはやってみないとわからない。

ちなみに、以前こんなnoteも書いている。

怖いよーと思っていたことが、案外そうでもなかったり。やっぱり怖かったり。どちらにせよ、や

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悲しむ、というスキル

悲しむ、というスキル

昔から、怒りの扱い方が下手だ。あとから「ああ、これ怒ってもよかったんだろうな」と気づくので、生まれた怒りは行き場を失って消化不良を起こす。

いつもいつも、怒りに気づくのが遅いわけではない。自覚はしているけれど、感情に任せるのは良くないと思うがあまり、伝えるタイミングを失ったりいまいち伝わらなかったりしてしまうのだ。



夏頃から、メンタルが不具合を起こしていた。いや、いる。まあ、不安定なのは

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