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社員食堂の立ち上げ・リニューアル

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2019年11月の記事一覧

〈9〉食堂業者さんの決定とオープンに向けた準備

経営層、役員への報告7社にお願いした食堂コンペでは一次評価で3社に絞らせていただき、二次評価を経て最終的にお願いする委託先を決めています。

ここまでの活動の節目節目でも経営層・役員の方々に中間報告してきましたが、食堂業者さんの決定にあわせて、導入コストや運営コストもほぼ決定し、どのような社員食堂にしてゆくかという具体的な内容も固めることができたので、最終報告をおこなっています。

コンセプト

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〈8〉コンペで考えてもらった提案書の中身

食事に関する提案書の中身各社から提出いただいた提案書は、本当によく考えていただいた内容になっており、特にメニューの豊富さには驚きました。

当然ですが、メニューの豊富さがコストに跳ね返ってくる会社と、コストを抑えながらもたくさんのメニューを考えてくれる会社にわかれました。(提案書と見積りはじっくり分析しました)

特に大手の食堂業者さんに多かったのは、いわゆる専門店とのコラボによって、フードコート

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〈7〉食堂コンペ

笑顔になる社員食堂は楽しくて居心地の良い食堂社員代表者に協力してもらって得たものは大きく、どんな食堂を作りたいか方向性もハッキリとしてきました。淡々と食事をして、次の人に席を譲って、次の人も黙々と食事をする。そんな社食ではなく、楽しくて居心地のいい食堂が必要なのです。

話は少しそれますが、私が技術者だったころ、派遣社員の多くの方々と仕事をしていました。実験を手伝ってくれる人、データーを整理してく

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〈6〉社員代表者からニーズを引き出す

他社の社食見学とアンケート10名ほどの社員代表者に他社の社員食堂を見学してもらう了承が得られたところで、みなさんの仕事の都合を聞きながら、3〜4箇所の見学日程の参加可能なところで各自参加をしてもらい、ひとり最低一回は見学してもらうように調整をしました。

見学にいった帰りの電車の中で始まる社食討論会ではいろいろな声が聞こえてきます。キーワードなどは、しっかりとメモっておき、飲みに行ったとしてもメモ

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〈5〉社員ニーズを引き出すための準備

総務に協力的な人に協力を頼む社員全員を巻き込むと、文句言う声の大きな人が出てきます。
その人の意見が〝みんなの意見″になってしまうと収拾がつかなくなることが多いので、少人数に絞り込んでしまおう。
そして、普段から総務に協力的な人に協力をお願いしようと、総務の中から意見がでました。

総務に協力的な人とは?どんな人でしょう。どうして協力的なんだろうか?と疑問がわいてきます。

私が総務に入る前のこと

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〈4〉他社と自社の社員食堂比較

他社を知って自社を再認識する他の会社の社員食堂を見せていただき、食事もさせてもらうとメニューの違いももちろんですが、カレーやラーメン、うどん、そばの定番メニューでも味の違いを感じることができて、新鮮なうえにすごく刺激になります。

他の会社の社員食堂の実態を知り、自社には無いところ、気づいたところ、会社としてどういう社員食堂を作ろうとしているのか、どう活用してどう成果を得ようとしているのか、想像し

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〈3〉食堂業者さんへの提案依頼と相談

規模(食数)を伝えて提案をしてもらう大手や中堅の食堂業者さんの営業の方は提案書を作るプロです。こちらの要望や条件に応じて、短期間のうちにいくつもの提案書を提示してもらうことができます。

地元の食堂さんですと実務と営業を兼務していたり、提案書づくりも営業、調理、配送など従業員の皆さん総動員で考えて作り込むといったお話も聞きます。

まだまだ細かな条件や要望も固まっていない初期段階の提案依頼では、短

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〈2〉食堂業者さんに提案してもらう前に

いま頑張ってもらっている食堂業者さんとの関係を心配する複数の食堂業者さんにコンタクトをとって相談を始めるということは、業者さんの入れ替えにつながるので、真っ先に出てくる心配が、いま現在頑張っていただいている食堂業者さんのことです。

新たに食堂を増設して作るにしても、リニューアルをするにしても、全く異なる食堂業者さんを会社に呼び込んで検討をはじめることになるので、気が引けてしまいます。

食堂業者

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〈1〉社員食堂の新規立ち上げ・リニューアルを計画する

何からはじめれば良いのか新しく社員食堂を立ち上げる計画があるので担当として動いてもらいたい。総務に配属されて間もなくのことでした。

社員食堂を立ち上げるために何を準備してどんな手順で進めるのかもわからず、お手本となる資料も見当たりません。

また総務の諸先輩に聞いても、社員食堂を一から立ち上げた人はいませんでしたので、自分で考え始めることになりました。

私の場合は、すでに一つの社員食堂があると

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