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災害時のトイレ対策 5つのポイント

いつもは「うんちはすごい!」をテーマに記事を書いておりますが、今回は被災された方々が、一刻も早く安心してトイレが使える状況になることを願い、急遽、災害時トイレの重要性と支援のための情報をまとめさせていただきました。

以下、かなりおおざっぱではありますが、5つのポイントに整理しましたので、参考にして頂ければ幸いです。また、必要とされる方に届けて頂けるとありがたいです。
どんどん、アップデートもしていきたいので、ご意見ご指摘よろしくお願いいたします。

ポイント1:トイレは命にかかわる

被災者の心身の健康と尊厳ある生活を確保するためのトイレ衛生環境を確保することが必要です。

トイレが不便であったり、不快であると、私たちは水分摂取を控えがちになります。無意識的にも意識的にもそうします。

水分摂取を控えることで、脱水、低体温、免疫力低下、血圧上昇などで体調を崩し、命を落とすことにつながります。

だからこそ、関連死を防ぐためにも、行きたくなるようなトイレが必要です。

トイレは被災者だけでなく、復旧に取り組む人、外部から支援に駆け付けた人にとっても必要です。トイレがなければ復旧作業も生活も成り立ちません。

ポイント2:避難所と在宅の両方にトイレが必要

被災者は避難所だけでなく自宅に避難している場合もあります。

そのため、避難所避難者と在宅避難者の両方を考えることが必要です。

在宅避難者の件数を把握して、家と家との間隔にも配慮しながら仮設トイレを設置することが大切です。

高齢者や障がい者の方がいる場所には、洋式トイレであることはもちろんのこと、広さの確保や段差解消も必要です。

国土交通省は、洋式を基本とする快適な仮設トイレのことを「快適トイレ」としています。被災された方々には、少しでも快適なトイレを使ってもらいたいです。以下に、快適トイレに関する情報のリンクを参考にしてください。

[参考]
快適な仮設トイレの製品リスト
(電気の必要なタイプと必要ないタイプで紹介しています)
快適な仮設トイレの連絡先リスト(PDF)
快適トイレの説明(note)

ポイント3:建物内のトイレを有効活用

足腰が悪く屋外のトイレが使用できない方もいますし、夜間等は怖くて外出したくない場合もあります。

子どもが仮設トイレを使えないこともあります。

そのような場合は、建物内の水が流せなくなった便器に「携帯トイレ」を取り付けて使います。断水していたとしてもトイレ空間は有効活用できます。(携帯トイレとは、うんちとおしっこを入れる袋です。袋の中に吸水シートが入っているタイプと凝固剤を入れるタイプがあります)

ただし、すべてを携帯トイレにすると可燃ごみがたくさん発生するため、外のトイレを利用できる方は、昼間などは屋外の仮設トイレ等を使うようにすると効果的です。

[参考]
携帯トイレの使い方イラスト(ポスター・PDF)
携帯トイレの使い方の説明(note)

ポイント4:避難所のトイレの必要数

災害発生当初は、避難者約50人当たり1基とし、その後、避難が中長期化する場合には、約20人当たり1基とします。ただし、トイレの個数は施設のトイレの個室(携帯トイレや簡易トイレを取りつけて使用するものも含める)と仮設トイレ、マンホールトイレ等を合わせた数として算出します。

・車いす利用者等の障がい者用トイレは、前述の個数に含めず、必ず確保することが重要です
・障がい者や寝たきりの人、乳幼児等で、おむつを交換する空間やベッドが必要です
・トイレの必要個数は、避難者の利用状況や避難者層、被害の程度によっても異なるため、状況に応じて過不足に対応することが必要です

[参考]
避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(内閣府防災担当)

ポイント5:安心できるトイレ環境づくり

利用しやすい場所にあり、昼夜を問わずいつでもすぐに安心かつ安全な使用ができるようになっていることが必要です。

・ トイレは、原則として男性用、女性用を区別し、女性用トイレを多く設置するとともに、建物内のトイレを優先して高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者に使用させる等の工夫をする
・ 屋外にトイレを設置する場合は、人目に付きやすい場所とする
・ トイレまでの通路およびトイレに照明を設置する
・ トイレ内は定期的に換気し、空気がこもらないようにする
・ 屋外にトイレを設置する場合は、転倒防止を徹底し、雨に濡れずにいけるようにする
・ 屋外のトイレは足元がぬかるむため、そうならないように対策をする
・ 洋式トイレを基本とし、必要に応じて和式トイレを設ける
・ トイレは外から容易にあかない構造とし、使用中の有無が明確に分かるようにする
・ 感染症患者が出た場合のことを想定し、専用のトイレを確保しておく
・ 自警団の巡回や、非常用ブザーの配布等により、防犯対策を徹底する
・ トイレまでの通路に段差がある場合は解消する
・ 介助者同伴(異性も含む)や車いす、親子連れ、LGBT等が利用しやすいトイレを確保する
・ オストメイト患者用トイレ設置と装具交換のスペースを確保する

[参考]
避難所トイレのチェックシート

(前述の内容と整合がとれていなくてすみません)
マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン
マンホールトイレの説明(note)


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