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2024年3月8日 「 」なき世界


1月に、Bluetoothでスマホに接続できるキーボードを購入してからしばらく経ちました。
今のところ、とても活躍しています。
買うのを悩んでいたのが、今となっては時間の無駄だった…と思うほどです。
文字を書く人、特に、スマホでブログなどの記事を更新する人にとっては、とても便利な機器です。
スマホのフリック入力は問題なくできているのですが、
スマホを持ちながらフリック入力すると目が疲れるのと、
やはり、タイピングの方が、速度がグッと上がるというのが購入理由です。

購入した際に
知人に喜んで報告すると、「高い!」と言われたのですが、これだけ使えて4,000円程度ならお安いかなぁと思っています。

移動が多いので、移動先や移動中で使えるように、折りたたみ式の外付けキーボードを選びました。
折りたたむとかなり小さくなり、スマホより少し大きいくらいのサイズになります。また、非常に軽量です。重さはスマホと同じくらいに感じます。
合皮のカバー?がついているタイプを選んだので、外観も悪目立ちせず、とてもスタイリッシュでした。持ち歩く際には、無印良品のポーチに入れています。
タイピングした際の、キータッチの感覚もよく、ノートパソコンを常に使用している場合は、さほど差を感じないと思います。
商品と共に、スマホを置くスタンドも同封されていて、これがあることで、スマホをその上に置いて、キーボード入力が出来ます。またキーボードには磁石がついており、金属製のテーブルだとピタッと貼り付いて、動きません。
設定も予想していたより簡単で、キーの場所の設定がうまくいかなかった部分もあるのですが、慣れれば問題なく使えました。

スマホでぽちぽち打つのも良いのですが、
折りたたみ式外付けキーボードがあれば、さらに倍速で文字を入力することができる…と感動していたのです。
レビュー記事とまでいかないけれど、「外付けキーボード便利ですね」という記事を書くつもりでいました。
つい3日ほど前までは…!!

最近、キーボードの調子が悪いのです。
たまに、
2つあるスペースキーの大きい方が反応しないと言うことが出てきました。
最初は移動中など電波が悪いこともあるので、Bluetoothの繋がりが悪いのだろうと思っていました。
電波が悪いところを抜ければ、キーは反応していたような気がしたからです。
またローマ字入力設定になかなか出来ないことがあり、それも、電波のせいだと考えていました。
しばらくすると、不意に戻ることもあるからです。
昨夜、2つあるスペースキーの大きい方とHが入力できなくなってしまいました。 
あちこち触ってみた結果、
スペースキーの大きい方が反応しなくなるとHのキーも反応しなくなると言うことのようです。
また、ローマ字入力設定がうまくいかないことがあったのは、このスペースキーの大きい方が反応していなかったからではないか、と言うことがわかってきました。
まあ、スペースキーはもうひとつ小さいものがあるので、最悪そちらを使えばいいので何とかなります。
しかし、Hが入力できないのは非常に厄介です。
これまではキーボードの電源を切り、再度入れ直すと、入力できる場合もあったのですが、
昨日は一度それで打てるようになったものの、お茶を入れに席を外して戻ってみると、またスペースキーとHが入力できなくなっていました。
キーボードの電源を入れ直したり、スマホの電源を入れ直したり、キーボードを充電したり、様々なことを試みたのですが、とうとうHは全く反応しなくなってしまいました。
キーボードではかな入力はせず、
ローマ字入力なので、
「はい」と打とうとすると「あい」になります。
また、てにをはの、「は」も「あ」になります。
「私あ、あなをあこえ入れた」(私は花を箱へ入れた)
となるわけです。
「HELMES」が「エルメス」になるようなものだと言えば、
格好はいいのですが、実際のところ、とてもイライラします。
何と言っても他のキーは生きているので問題なく入力できるというのが非常にストレスです。
「H」さえ使わなければ、問題なく入力できるのです。「H」からはじまる単語、物の名前、さあ使わなければ、いいのです。でもそれって…ディストピアSFの冒頭のような展開です。

「目が覚めて、朝の支度をし、目玉焼きとパンを食べた。コーヒーを飲んだ後、始業開始5分前には、ゴーグルをかけて、モニタの前に座る。いつも通り、AIがお手本として生成する文章を読み、うますぎる部分を削り、訂正する。
そこで気づいたのだ。Hのキーだけが打てないことに。
星はおしに、平均点は、永近点に、花は穴になってしまう。それ以外は全く、普通に機能しているのがかえって気味が悪い。
上長にチャットでその旨を報告する。急に、通話ルームへのURLが送られてきた。身体が緊張する。何か悪いことをしてしまっただろうか?」
この世界では「H」は不敬なアルファベットとして、追放され、使用が禁止になっているのです。
「H」は不穏な反政府分子のイニシャルであり、符牒であり、メッセージなのです!

ああ、妄想を広げすぎました。
真実は、
単なるキーボードの故障によるものです。
移動が多いのでその時に、キーボードに負担がかかったのではないかと考えています。
「H」はちょうどキーボードの中央部にあるのです。
まあ1日に2回以上開閉するし、たくさん荷物が詰め込まれているカバンに投げ込んだりしていたので、それがよくなかったのかもしれません。
やや、後ろめたいと言うか、メーカー側の責任ではないような気もしています。
散々迷った挙句、購入して2ヶ月であることを考えて、念のため、メーカーに問い合わせをしています。故障動作の動画をとって送れたの指示です。
なかなか手間がかかります。
せっかちなので次のキーボードも購入手続きをしてしまいました。
「こんなんなんぼあってもええですからね」の心境です。
新しいキーボードはもう少し持ちますように。

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