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10月9日の手紙 三連休やったこと

拝啓

大したことは何もせず連休最終日となってしまいました。
3日の間にあれもしよう、これもしようと思っていたことはひとつも出来ずじまいでした。
あ、ひとつ思い出しました。
エアコンのフィルターを掃除することはなんとかできました。
エアコンのフィルターを掃除する前に、エアコンの下に新聞を広げます。広げた新聞どうしをガムテープで止めて、ずれないようにします。フィルターは外して、洗い、水気を拭き取ります。掃除機で吸い取ることができればいいのですが、エアコンの吹き出し口を取り外せるわけもなく…フィルターのみ掃除します。
綺麗になったのか、あまり自信が持てませんが、やらないよりはマシだ、と思いたいです。
三連休、やれたことがひとつはあってよかったです。
冬場も大体、エアコンで乗り切る所存なので、頑張ってもらいたいところです。少しでも電気代が安くなりますように…。無理そうですが…。

あ、この三連休にやったこと、もうひとつ思い出しました。
ここ最近、スーパーに秋めいた食料品が並べられるようになりました。
柿、梨、洋梨、ブドウ、栗、鮭などです。果物好きとしては果物に、まず目が留まります。
秋の果物で好きなものは、柿です。
以前は柔らかく熟したものが好きでしたが、今はやや硬いものを音を立てて食べるのが美味しいと思うようになりました。
今井真美さんの柿モッツァレラ春菊はものすごく美味しいサラダなのでおすすめです。
「いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん」今井真実著(左右社) 1870円



にのっています。
ご本人がX(Twitter)で「粒子が荒い塩がよい」と書いておられるのですが、本当に、味わいが違います。ぜひ、粗めのお塩でどうぞ。

三連休やったことは柿を食べたこと…ではなくて、すじこを買って、いくらの醤油漬けを作ってみたのです。
もともと、仕事に疲れるとスーパーで塊肉とか珍しい野菜とか料理しがいのある素材を買ってしまう傾向にあります。
先日、ふらっと寄ったスーパーで輝いていたもの…それは「すじこ 100円引き」です。
100円引かれて1,000円以内くらいでした。
高い!…しかし…いくらと考えると安い?のでしょうか?相場がわからず、売り場の前を右往左往しながら考えます。
「すじこ 相場」と検索するもののよくわかりません。高いのかもしれません。
しかし目の前のすじこはあやしく、あかく、きらめいています。
最近いくらを食べていません。コンビニでしっかり昼食を買っても1,000円を超える時代です。少しの贅沢としてはギリギリ許容範囲でしょう。
えいやと、すじこを手にします。
帰宅途中もすじこのことが気になってひたすら検索します。
どういう下処理が必要なのか?味付けは?などです。キーワードを打ち込めば沢山出てきました。
その中で1番簡単かつ、シンプルな方法、味付けを選びます。
しっかり、ぬるま湯で洗い、味醂と酒を煮切り、醤油を加えたものに漬けるというものです。
すじこのつぶつぶを触る際には、ハラハラしましたが、案外潰れません。すじこを包んでいた薄皮、膜が存外にしぶとい。グイグイ掴んで引っ張って、剥がします。
触ってみると色も感触も生々しく、「命の結晶をいただいている」という感じがします。食材として買ったのですが、生き物としての名残があります。だからこそ、適当に処理するわけにはいきません。できるだけ、丁寧に洗い、薄膜を取り除きます。
何度も何度も洗っても、もやのような薄皮が浮いてきます。不安になってきました。手を洗って、再度ネット検索をすると、「3〜4回洗えば、十分。薄皮を完全に無くすことは難しい」とあったので、ほっと一息です。
醤油漬けのタレを急いで作成しますが、酒を入れるところを間違って酢を入れてしまい、漬け込む直前で気づきました。疲れていると何をやってもダメです。
しかしここまできて諦めるわけにはいきません。もう一度醤油漬けのタレを作成、冷ましてから薄皮をとったいくらを漬けました。
待つこと1日半!
出来上がりは、昨日見た時よりふっくらとしています。思い違いかもしれませんが、1.5倍くらい大きく、そしてあかい輝きも増している気がします。
ご飯に、刻みのりと共にかけていただきました。

美味しいです。口の中で旨みがはじけます。
作って、よかったです。

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