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想像する未来を創造する

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IT業界ってきれいなオフィスできれいな服着てノートパソコンひらいて、コーヒーのみながら仕事してチャラチャラした感じなんでしょ。

私が出会ったIT業界は違った。

あらゆる可能性を感じる無限の世界で、さまざまな人間が新しい表現を求め、日々切磋琢磨し、刺激しあい、互いを高め合い、想像力溢れ、ワクワクとドキドキが入り交じる楽しい世界。

私はこの世界が好きで入り込み、汚い部屋で寝間着姿でデスクトップの前で、コーヒーを飲みながら仕事をしている。
テレビで流れてる「年収うん千万のIT社長登場!」を横目に見ながら。
「チッ」と舌打ち。

🌸

時は流れ、私にも子供が産まれた。

私がWEBサイトを作っている傍らで、子供はタブレットのアプリに夢中。
WEBサイトには見向きもしない。
悔しいから、私はアプリも作れるように勉強した。素直にそばにいるこの子供を楽しませたかったから。

当たり前だが目線の向きを変えると、見えるものが変わる。
見えるものが変わると、得る情報も変わる。
「子どものためのアプリ」という視野から、さまざまなことを知った。

学校でタブレットとかを使って授業をするらしい。
今までみたいに先生から生徒への一方通行な授業じゃなくなるらしい。
生徒が学んだことをツールにまとめてプレゼンとかするらしい。
生徒同士でノートを共有したり、先生同士で授業内容を共有したりするらしい。
必死で暗記するような詰め込んだ学びじゃなく、考える学びになるらしい。
授業でプログラミングをして論理的な考えを養うらしい。

私はこんなことを知って興奮した。
今まで仕事でやってきたことと近いことが、子供の未来に関係してくるのではないか。
私が今までやってきて得た技術や知識が、活かされるのではないか。
東日本大震災の時、さまざまなメディアが規制され、自分がやっている仕事では何もできないのかと無力さを感じていた私は、活かされる場所があることに喜びを感じ、興奮した。

さらにまた新たなことを知る。

全国の学校の教育課程(カリキュラム)の基準である「学習指導要領」が新しく改訂され、2020年から小学校、2021年から中学校、2021年から高等学校で実施されている。
その改定内容は、学習の基盤となる能力として、従来の「言語能力」「問題発見・解決能力」に加え、「情報活用能力」が位置づけられた。
「情報活用能力」の育成のために、小学校では「プログラミング的思考の育成」つまりプログラミング教育。中学校では「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題解決」。高等学校ではネットワークやデータベースの基礎や、WEBサイトなど情報デザインなどを学ぶ「情報1」が必履修科目となる。

こんな世の中になると誰が想像できただろう。
子供は今激流の変化の中にいる。
大人は何ができるだろう。
子供が変化の波に入っている以上、大人も変わらなくてはいけない。
固執した考えを捨て、アップデートが必要だ。
変化の激しいIT業界で生きてきた私にとって変化は日常。
この変化を楽しんでいけたらと思う。

そして何より子供に知って感じてほしいのは
私があの頃出会った世界があるということ。

あらゆる可能性を感じる無限の世界で、さまざまな人間が新しい表現を求め、日々切磋琢磨し、刺激しあい、互いを高め合い、想像力溢れ、ワクワクとドキドキが入り交じる楽しい世界。

便利なものが決して幸せにつながるとは限らない。
どれだけ技術が進歩しようが、人が笑顔になる理由は変わらない。
画面の枠には収まらない無限の世界があることを知ってほしい。
想像力はどこまでも広がる。

そういうことを仕事にできたら。
子供にワクワク、ドキドキする未来をつくりたい。
想像する未来を創造する。
私もまだまだワクワク、ドキドキしていたいのです。


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