dot.45 オレジナルって聞いたことありますか!?(言い違えではなくてです)
昔ながらの言葉の面白さ
今では、本来の言葉の意味で使われることはないですし、比喩的な表現としてもすっかり減っている言葉ではありますが、個人的にはこれからも残して欲しいなぁ~と思っています。
皆さんは「専売特許」って聞いたことありますか!?
上にも書いたとおり、今では使わないんですよね。
シンプルに特許といわれる以前に使われていた言葉で、専売特許に該当するものを他の人が勝手に販売などをしてはいけないとルールですね。
これに転じて、その人が得意にしていることやよく使っている言葉や行動などを表現することにも比喩的なかたちで伝われていたりしていましたよね。
いまだに結構なお歳をもらわれた方々などはお使いになられているかもしれませんが。
十八番と書いても、今を生きておられる方でもなかなか通じづらくなっていると思いますので、
十八番についても説明をしておきます。
十八番→歌舞伎の世界で語り継がれて、名前も襲名され続けられている、市川團十郎の得意にしていた荒事を七代目市川團十郎が「歌舞伎十八番」としてまとめたんです。
ここから得意なことを十八番(おはこ)と呼ぶようになったそうです。
諸説あるうちのひとつですが。
話は専売特許に戻ります。
日本で初めての専売特許になったものは、
堀田瑞松が明治18年―1885年の8月14日に、
漆を主成分とする「堀田錆止塗料及ビ其塗法」で、
これが日本の特許第1号を取得したそうです。
この塗料は、鉄製船舶の船底の防錆を目的とするもので、漆のほかに、鉄粉、鉛丹、油煤、柿渋、酒精、生姜を含んでいて、伝統的かつ国産の材料を活用したものです。
こういう形で調べてみると、比喩的なかたちで使われている言葉の意味である、得意なことっていうのもしっくり言葉のようですね。
10年くらい前に、居酒屋で飲んでいたときに、
隣の席でそんなことをいっている人がいたのを思い出しました。
「あっ、それ、オレジナルじゃん!」
言った人が先輩で、後輩何人かと飲まれていて、
その先輩の口癖なのか一発芸を後輩がやったようで、
それに対して放ったのが先ほどの言葉です。
「オレジナル」!?
オリジナルではなく、オレジナル!?
はて!?どういうことなのか、初めは分からなかったんですけど、ちょっとして判明しました(笑)
「オレ」+「オリジナル」=「オレジナル」。
つまり、専売特許みたいなことを先輩がうまいこと言った~みたいに話していたんです。
えっと……。
なんていうんでしょうね……(笑)
まぁ、それもそれで彼のオレジナルですからね。
周りがとやかく言うことではないので(笑)
↑なんと去年も特許について、書いていました(笑)
ということで、今日8月14日は専売特許の日です。
皆さんにはそれは専売特許だ!みたいな得意なことはありませんか!?
よかったら教えてくださいませ~。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それではまた。
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