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今、私は一番最高潮に幸せですっていうイタリア留学中の高校生の人

私の妻がイタリアに留学? 滞在? していたことがあって(若い時)、それでイタリアについてときどき話題になります。
まあ主に食べ物の話なのですが。
妻の味覚に合わせて、パスタを軟らかめにゆでたり、野菜をぐでぐでにゆでたりするソースを教えてもらいました。
パスタのゆでかげんは、けっこう驚きましたかね。アルデンテ至上主義みたいに思ってたら、なんだこういうぐでパスタはナポリタン以外でもおいしいんじゃん、みたいな。
でも、
ブロッコリーをパスタゆでるときに一緒にいれて、ぐでぐでにしておくとかね。
うまいよ。
そうなんだよね。海外に出てるものが全てではないものね。
私、日本画が好きなんですけど、なんで好きかっていえば、やっぱ国内だから大量に優品があって面白いんですよね。あ、だから正確に言うと日本画という技術カテゴリよりも、日本画を見るのが好き。もちろん技術としても、歴史も興味あるけどさ。
まあ、知らんことは多いってことですよね。
まあ、そして、その知らないことを知るタイミングは、早くってもぜんぜんいいよね、って。
さー無名人インタビュー始まるよー!!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは クロマニョン さんです!

現在:本当にコミュニケーションの能力的に、本当に爆爆上がりみたいな感じかもしれない。

花梨:クロマニョンさんは、今何をされている方ですか?

クロマニョン :今は高校3年生の18歳でイタリアに8ヶ月目の留学中です

花梨:イタリアに留学をされようと思ったのは、高校の制度でですか?

クロマニョン :違いますね。父が学校の外の場所で、留学団体を見つけてくれて。単位認定っていう感じなので、帰ってからは1年やらずにそのまま進学ってなるんですけど。そうですね、学校の外の団体を使って留学しています。

花梨:主に、留学先ではどういったことをされているんですか?

クロマニョン :留学先では今は普通にイタリアの現地の学校に毎日通ってて、6月の上旬にはもう終わるので、あと10日で終わります。あとはインターンやったりボランティアやったり、、

花梨:もう結構終盤なんですね。

クロマニョン :そうです。めちゃめちゃ楽しみ(笑)

花梨:8ヶ月生活されてみて、イタリアでの生活はいかがですか?

クロマニョン :めちゃめちゃ楽しいです。ほんとに。イタリア人大好きだし、食も好きだし。まあ住みたいとは思わないですけど。そうですね、まあ10年後とかならいいかもしれないです。働きたいとも思わないけど、楽しい。楽しいです。

花梨:イタリアの文化や人の、どういったところが好きですか?

クロマニョン :イタリア人は食べるのが、すごくて。日曜日とかだと、毎週4時間ぐらい、家族で集まってご飯食べて喋ってて。そして本当に喋るのが好きで、道端とか歩いてても、このアプリの使い方わかるみたいなのを聞かれたりだとか。本当に、すぐ話しかけてくるし、すごくフレンドリーすぎるけど、好きだなっていうのは思います。

花梨:対して、住みたいとは思わないと感じられているのは、どういった理由からですか?

クロマニョン :なんだろうな。もう将来の大体イメージっていうのが、自分のやりたいことが職業とかはあるので、まあそれをイタリアではちょっと難しいかなっていうのもあるし。働くってなると、ちょっと留学での経験とは違ってくるし。コミュニティも多分違ってくるので。ちょっと今の、今と同じことはできないので、どうだろうなーと思ってという感じです。

花梨:そもそも、留学に興味を持たれたきっかけは何だったんですか?

クロマニョン :親が本当にすごく素晴らしい方たちなので。すごく私たち姉妹に留学を薦めてくれて。本当に小学校からずっと薦めてくれて。で、実際、姉はフランスとアメリカに行って、妹もまあイギリスに短期ですけど、行ってるので。
私もすごく行かなきゃっていう思いはずっと中学からあったけど、飛行機が何しろあまり好きではなかったので、そこにまずハードルが一つあって。イメージ。海外に出て生活するイメージが湧かなかったです。今はこのままでいいかなっていうのを小学校、中学校でずーっと続けてて、高校になったときにちょっとやばいなと思って、焦りでぱぱっと決めて旅立ったみたいな感じですね。

花梨:「やばいな」っていうのは、どういったやばいなんですか?

クロマニョン :高校が本当にはっちゃけているというか、校則がなくて本当に髪染めOKメイクOKバイトOKなんでもいいよみたいな高校で、本当に個性的な人の集まりだったので。そこに意識されてなんか自分もやりたいなっていうのは思ってたけど、なかなか行動に出せず。まあ留学なら何とか変われるんじゃないっていう思いから、行ってみました。

花梨:実際に留学してみて、ご自身に変化はありました?

クロマニョン:いやめちゃめちゃあると思います。こういうふうにインタビューに参加しようとかも思ってなかったし、こうやってオープンに喋れなかったですし。初めて会った人にたくさん質問したりだとか、一緒に遊ぼうよとか誘ったりだとか、したことなかったですし。本当に積極的?行動的?行動力?がついた。本当にコミュニケーションの能力的に、本当に爆爆上がりみたいな感じかもしれない。

花梨:それは、何が一番クロマニョンさんに影響をもたらしたと思いますか?

クロマニョン :やっぱりイタリア人の性格とあたたかさに触れて。やっぱ自分もその恩返し的な、なんだろうな。それに応えなきゃっていう思いがあったので。それと同じぐらい頑張って話しかけたりだとか、遊びに誘ったりだとか。あとはやっぱり他の留学生に負けたくないなっていうのがあって、どうせなら自分が一番輝いてた留学生がいいかなと思って、頑張って行動してます。

花梨:クロマニョンさんは、ご自身の性格についてどう感じられてますか?

クロマニョン :性格は、よく言われるのは負けず嫌い。私もそう思いますし。例えばなんだろう。私の通っていた塾ではテストの順位公開みたいなのがあったんですけど。毎回負けたときは本当に号泣してましたね。塾の中で(笑)それは兄弟間でも、姉とか妹にもそうですし。自分がやっぱ、常に一位の座にいたい、輝きたいみたいな。とやっぱイタリア留学中で気付いたのはすごく気分屋じゃないけど、うーん。感情がすぐ多分表情に出る。すごくわかりやすいって言われました。わがままという言葉が一番多分ぴったりかなと。わがままです、はい。

花梨:それは、結構身近な方からも言われることですか?

クロマニョン :あー負けず嫌いですか?

花梨:気分屋であるとか。

クロマニョン :気分屋は、ホストファミリーから、喧嘩したときによく言われる言葉ですね。負けず嫌いは小中高の先生からずっと言われてるし、親からも散々その性格ちょっとだけ直してみたらみたいなのは、ずっと言われてますね。

花梨:直してみたらと言われてみて、どう感じますか?

クロマニョン :いや、なおしたくないですね。なんだろ。いやーあってもいいと思うんですよね。そういう。なんだろう。こういう性格があるからこそ頑張るし、いろいろ行動できるからいいと思うんですけど。時と場合ですね。

花梨:趣味は何かありますか?

クロマニョン :趣味はDIY。あとは、スポーツで言うと、ライフル射撃ってわかりますかね。

花梨:ライフル射撃ですか?

クロマニョン :そうです。ライフル射撃は10m先に的があって、そこに向かって撃つ。なんか60発ぐらい撃って、その成績を競い合うみたいな。それで、どれだけ正確に打てましたかみたいな個人競技なんですけど、それを日本では部活として、イタリアでもやってて。そうですね、そういうのが趣味かなと思います。

花梨:DIYとライフル射撃。それぞれどういった瞬間に好きだなと感じますか?

クロマニョン :DIYっていうよりか、なんだろう。自分でアクセサリーを作ったりとか。自分で何かを作る、自分のものを作るのが好きなので。DIYなのかわからないんですけど。やっぱ自分が身に着けているときがやっぱ自分が強いなと思って。自信なのかな。わからないけど。自分のスタイルが自分で表されてるから。ファッションも好きですし、そういった意味で、やっぱ身に着けてるときがやっぱり、自分が自信が持てるので、あと褒められるとすごくテンションが上がるので、そういうところ。

ライフル射撃は、結果を見て、前回と比較して、うわ今日自分やばいなとか。自分どうしたんだろうみたいなのをちょっと自分で分析するのが。撃ってるとき撃ってるときで、ストレス発散的なところで楽しいですけど、終わった後になんで自分今日こんな悪いんだろうとか、今日めちゃめちゃいいやん、どうしたみたいな感じで考えるのが。自分と向き合う時間が楽しいかなと思います。

花梨:DIYの方で表されているご自身のスタイルは、どういったものですか?

クロマニョン :えー。私古着は結構好きで。服っていろんなジャンルあるじゃないですか。例えば、量産型とか地雷系とかY2Kとかいろいろあるじゃないですか、そういう流行のジャンルみたいなのが。私的にはそういうなんだろう、ひとくくりにするのが、あんまり好きではない、得意ではないので。ある物、既存の服に何かつけたりだとか、裁縫したりだとか、ビーズアクセサリー作ったりだとか、という感じですね。

花梨:なるほど。1つのジャンルにこだわらず、組み合わせていろいろ作っていくというか?

クロマニョン :そうですね。

花梨:DIYは、いつ頃からされている趣味なんですか?

クロマニョン :物心ついた時からすごく何かを作るのは好きだったので。特にこの起点でっていうのはないと思うけど。まあ最近になって、高校生に入って。材料を買うお金が増えてきたので。自由にできる幅が広がったので、高校生ぐらいからかなと思います。

花梨:最近悲しかったことって何かありますか?

クロマニョン :悲しかったこと。いやあーやっぱりホストファミリー関連ですかね。ホストファミリーとは、よく喧嘩をしていて、まあ今もなんですけど。あのー、そうですね。ホストファザーがちょっと難しい、私にとって難しい方で。度々毎週喧嘩しては、まあ口を聞かない、1週間口をきかないみたいなのが続いてて。悲しいのかな。理解し合えないことが悲しいかなっていうのは、ありますね。難しい。

花梨:どういった点で理解されてないなと感じますか?

クロマニョン :うーんと。まあ私のホストファミリーは子供がいないんですけど。ここが結構大きな問題でして。子供がいたらすごく喋る、結構喋れるタイプなんですけど。なかなか、大人2人と一緒に暮らすとなると、なんだろう。歳の違いも大きいですし、なかなか自分をオープンにできなかった。この何ヶ月あまりすごくオープンにできたかっていうと、まあできてなくて。

で、まあそうすると私は結構友だちとワイワイ出かけちゃうタイプなんですけど。で、そこで出かけると、ホストファザーはちょっと怒り気味になってしまうというか。なぜ私達にもっと話してくれないのかというか、仲良くしてくれないのか。仲良くしてくれないのかっていうか、もっとフレンドリーに接してくれないのかっていうのは言われてることなんですけど。私としては頑張って話しかけたりしてるつもりではいるんですけど。イタリア人はもっとフレンドリーというか、そもそものポテンシャルの違いがあるので。自分は頑張ってるつもりでも、イタリア人からしたら、なんだろう。消極的なのかなこの子、みたいな見られ方はしてしまうので。まあ、ホストファザーはそこの感じ方が強かったのかなっていうのがあって、ちょっと今でも大変ですね。

花梨:8か月ともに暮らされていてもやっぱり。

クロマニョン :そうなんですよね、悲しいことに。とはいっても最初の本当に3ヶ月ぐらいは、全然何にも問題がなくてですね。本当にここのところですね、2、3、4ヶ月、この4ヶ月ぐらいで、ちょっと私も友達がたくさんできたので、出かけますみたいなのが多くなってきて。ちょっとずつ両方ストレスがたまり始めてみたいな。いろんなことがちょっと自分でおろそかになってしまって的な感じですね。

まあ、ファミリーを変えるってこともできるんですけど全然。これは自分の問題というか、自分でやった問題なので。自分がおろそかにしてしまったことなので、自分で解決しなきゃなって思ってるので。まあ今のところ変えるっていう気持ちはないかなって思ってます。

花梨:イタリアで暮らされている同世代の方との関係性はいかがですか?

クロマニョン :良すぎてびっくりしてます。クラスの子達は2歳年下なんですけど、すごく自立しているというか、とってもフレンドリーに接してくれて。すごくいい子達です。5歳年下の子とかと遊んだりもしますし逆に20歳ぐらいの人たちと出かけることもあって。あと3歳とか0歳、9歳の子供たちとも遊べて。本当にいろんな幅の人たちと触れ合う、出会うことができて、日本だと高校の人たちだけだったりとか、私と同世代っていうくくりでしか出会うことがなかったんですけど。本当にここでいろんな人に会って。でも、やっぱ全員に共通してるのは、みんな明るいのと、自分が大好きなのが、よくひしひし分かります。

花梨:明るいってどんな感じですか?

クロマニョン :ずっとニコニコしてますし、うるさい歌ってるし躍っているし。恥ずかしがるっていうことがまずないので。自分が嫌いなことは嫌いって言えるし。なんだろ、明るいのかな。うん。なんだろう。一緒にいて明るくなれるので、イタリア陣といて何かマイナスな気持ちになったことがないので、本当にいい影響しかないですね、ずっと。

花梨:イタリアに来た当初はどうでしたか?

クロマニョン :いや、もう出会った瞬間、見た瞬間、全員からすごい明るいパワーをぶつけられて。なんなんだ、この人たちはみたいな。未知の人たちに出会ったぞみたいな。やっぱイタリア人はすごい明るいってイメージがあるじゃないですか。いや、けど、いやそこまでか?例えば初日の学校の日は、本当に教室に入った途端、みんなう走ってきて、お前誰だみたいな。名前なに、何歳みたいな、遊びに行こう、一緒に海行こうぜみたいなのをずっとぶつけられてて。最初の頃は、その明るさに応えられずにオロオロして困惑してた気がします。

過去:いろいろ小学校のときすごく目立ってきたけど、中学校に入ってからは学力的な面で自分マジで劣ってんなっていうのはちょっと感じた、プレッシャーもあるし。

花梨:幼少期は、どんなお子さんでしたか?

クロマニョン :幼少期は本当に自分で自負するほど、優秀すぎでしたね。頭の良さもそうですし、すごく親のおかげで、一通りの習い事させていただいて。もう日本舞踊、書道、お茶、お花、ピアノ、バイオリン、英会話、体操、劇団、そろばん、スイミング、速読、塾とか言い切れないくらい沢山。1週間がもうぎっちぎちのスケジュールで。あとは絵画コンクールや写生大会に連れてってくれたりだとか。本当に、そうですね。親のおかげですね全て。本当に。

あとは、小学校のときとか、毎学年学級委員やってたりとか、生徒会入ったりだとか、夏休みのコンクールみたいなのがあるじゃないですか。分かりますか? 防火コンクールとか赤い羽根募金のポスターとか。懸賞というのかな。ああいうのに全部応募してて、賞をすごくいただいて。毎週朝礼で壇上に上がって賞状もらってみたいなのを、うんざりするほどやらせていただいて。今では、本当に自分なのかって疑うほど、素晴らしく優秀だったなと思います。

花梨:当時の生活に対しては、どう感じられていましたか?

クロマニョン :そうですね、嫌なものはすぐ辞めるというか、辞められたので。やりたいことだけ続けれたので楽しかった。まあ、あんまり記憶がないんですけど、すごく楽しくやってたんだと思います。持久力的なものは、そこで養われたみたいな感じだと思います。

花梨:ちなみに、色々されてた習い事の中で続けられたものは何でした?

クロマニョン :習字は5年間やってて。毎週通って。学校で夏休み明けにコンクールみたいなのがあって。それに向けて、夏休み中とか1日絶対30枚は書いて、金賞目指してお母さんとずっと練習してみたいな。まあ左利きだったので、早めに習い始めて。
あとそろばんか。これも習字と同じで5年間ぐらいやってて。選手として大会に出たりだとか、本当に新たな世界を沢山知りました。本当に今に生きてることもたくさんありますし、自分の性格の負けず嫌いはそこから来てるんじゃないかってぐらい、この経験はでかかったなっていうのは思います。

花梨:色んな経験を続けられた原動力って何だったと思いますか?

クロマニョン :いやあ、この負けず嫌い精神と、親への尊敬だと思います。親が、こういうんだったら、まあ間違いはないんだろうという絶対心から。あとはやっぱり楽しかったのもありますし、それぞれいろいろコミュニティがある中で、負けたくない。姉と妹も色々私と同じようにいろんなことやってて。それよりは、結果出したいなみたいな、気持ちがあって、負けず嫌いが一番でかいのかなと思います。

花梨:ちなみに、親への尊敬というのは具体的にどういったものですか?

クロマニョン :親が、自分がやれなかったことをやらせてあげたいって言ってて。本当に数え切れないぐらい私にいろんなことをさせてくれて。その考えがまずすごいなと。父は本当に私のことをよく見てくれてますし、常に自分のことより私の将来を常に気にしてくれて、今あなたはこういうことをするべきなんじゃないとかだったりだとか。ただすごく心配性なので、ちょっと病んでることもありますけど、頭もいいですし、父の言うことは確かにあってることがほとんどなので。反抗することもありますけど、あってるんだろうなっていうのを頭に入れつつ、喧嘩するみたいな。

母は自分の仕事がすごく好きなタイプなので、すごい楽しく生き生きと働いてます。自分をすごく持っていて。自分が嫌いなことは嫌いと言えて。自分をしっかり知ってる、持ってるので、本当に尊敬しますし、すごく大好きな人です。

花梨:中学校時代はいかがでしたか?

クロマニョン :中学校に上がったタイミングで、もともと愛知に住んでたんですけど東京に引っ越して。中学受験して、付属の中学校に入学したんですけど。ここは本当に未知の世界で。なんだろう、東京の人っていうのもあるし、あとみんな周りが頭がいいんですね。びっくりするぐらい。この人たちは何を食べてこうなったんだっていうぐらい、本当にすごく頭が良くて。そっからまあ、いろいろ迷走して、勉強に必死必死ってなって。

そこで、そんな私を見かねて、父がミュージカルとか劇団とか、歌とかする団体があってそれを紹介してくれて。そこに所属して2年間、ダンスとか歌とか演技とかバレエとかいろいろやったんですけど。ここでは、社会を実感したというか。すごく先生たちが厳しくて、選抜クラスとかもあって、挨拶もお辞儀が何度とかも決められて、本当に社会の組織的な団体で習い事とも少し違って。すごく大変でした。

花梨:迷走というのは、どうして思われたんですか?

クロマニョン :最初のうちまず友達ができなかったっていうのがあって。附属の学校で内部組と外部組が一緒のクラスになってて、そこでまず怖くて。あと東京の人たちってどんな人なんだろうっていう不安もあって、なかなか友達に話しかけることができなくて。何とかできたっちゃできたんですけど、自分が、愛知に行ったときとはまた違った自分が、てきたというか、なんだろうな。友達と話すときは、自分が違った人のように思えて。勉強にも集中しなきゃだし、まあ友だちともっと友人関係を築かなきゃみたいなのがあって。小学校にやってたような絵を書いたりとか、そういう余裕がなくて。本当にただただ、どうしようどうしようみたいなのは、ずっと1年間、そんな感じでしたね。

花梨:ご自身のなかでは、東京に越してきたことは大きかったですか?

クロマニョン :そうですね。あとやっぱり学校が、普通の地元とは違うので。みんな頭がいいからこそ、今まではなんだろうな。いろいろ小学校のときすごく目立ってきたけど、中学校に入ってからは学力的な面で自分マジで劣ってんなっていうのはちょっと感じた、プレッシャーもあるし。勉強しなければっていう気持ちが結構強かったかなっていうのがあります。

花梨:そんな中で劇団に所属していた時期は、いかがでしたか?

クロマニョン :本当に凄まじく、感情の変化がいろいろあって。毎回のレッスンで先生がすごく厳しくて。自分はそんなに上手くなかったので。本当に毎回のレッスン終わり泣いて、注意されたことをノートに記録して、自分が次回どうすればいいのかっていうのを書きまくって。

で、だんだんなんか上手くできるようになって、慣れてきて、上のクラスに上がったんですけど。この上のクラスでいろいろさらに厳しいことを知って、上には上がいるっていうのを知りまして。でも頑張っていかなきゃ、ついていかなきゃ置いていかれるので。毎週毎週毎日毎日頑張って通ってました。

花梨:高校に上がってからはいかがでした?

クロマニョン :高校に上がってからはあまり強いつらい思いはしたことがないかなっていう感じで。まあ周りが自由な人が多かったので、自分もリラックスしていられました。そうですね。ええ。なんだろう、いろんな人を知って、そういう中でやっぱ留学が見えてきたので。あとは、バイトを始めたりだとか。

花梨:特に印象的だった出来事とかありますか?

クロマニョン :高校時代は、まあ1年半ぐらいしか日本の高校に行ってないので。バイトには初めて挑戦しました。ロッテリアって分かりますか?

花梨:あっ分かります分かります。

クロマニョン :そこで初めてバイトして、レジ接客だったんですけど。いろいろ最初本当に頭がぱんぱんで。まず覚えなきゃいけないじゃないですか、マニュアルみたいなのを。渡されたときに「1週間で覚えてきてね、来週にはレジ出すから」って言われたときは本当に絶望して。初めてやった接客は、本当にボロボロボロボロで。大変だったんですけど、段々慣れて、夏休みには毎日毎日シフト入って、なんか勉強よりバイトみたいな生活だったかもしれないです。

花梨:バイトでは、どんなことが一番楽しかったですか?

クロマニョン :人柄が良さそうな人たちが来るので、基本的にはすごく接客が楽しかったです。特に何も考えてなかったと思うんですけど、とにかくお金を稼ぐことが楽しかったですね。

花梨:留学先にイタリアを選ばれたのは、どういった経緯だったんですか?

クロマニョン :まず最初留学団体ホームページを見たときに、まず英語圏が多分いいだろうと私は思っていて。なのでオーストラリアを選択しようと思ってたんですけど、よく見たらオーストリアだったことが判明して。オーストラリアなんて選択肢はないぞと言われて。あぁそうなんだって。で、残りの選択肢をみたら英語圏がなくて、ヨーロッパ圏しかなくて。ヨーロッパの中で、イタリアなら、ご飯はうまいし、多分180度日本と違うだろうっていうので、まあ食がうまければとにかく何でもいいかなっていう気持ちで選んだと思います。

花梨:クロマニョンさんは、何を期待されて留学に踏み切ったんですか?

クロマニョン :やっぱり人との触れ合い。絶対に交わることなかった人に会えるっていうのもわくわくがありました。あとは自分の性格がちょっとでも変わって、たくさんのことが経験できるといいなーと思った。やっぱり日本にいたときは全然違う生活を想像してたので。今となってはすごく期待通りになってるので嬉しいですね。

未来:とりあえず今、私は一番最高潮に幸せですっていうことですね。

花梨:5年後、10年後、あるいは亡くなるときまで想像していただいて、未来に関してはどういったイメージをお持ちですか?

クロマニョン :5年後、10年後。ええー。大学を卒業してっていうことですよね。

花梨:どんな時間軸でも大丈夫ですよ。

クロマニョン :まずこの留学が終わって、楽しく終えて帰ってきて。まあ、大学の受験の準備をして、大学入って。まず、一人暮らしは絶対にしたいなっていうのは、あって。犬と猫が好きなので一緒に。これは絶対条件で絶対に。白いモフモフの犬って分かりますか、名前。なんだっけ。

花梨:モフモフですか?

クロマニョン :そう、白いモフモフの。モフモフのいるんですよ。イタリア留学中にこの犬を頻繁に見て、これは絶対に私の人生に必要だと思って。絶対に飼うぞっていう、決めた犬が。あっビションフリーゼです。

花梨:あぁ知ってます。

クロマニョン :このフォルムが私には必要だと思って、とにかく。職業はインテリアデザイナーか放送ディレクターになれたらなー。っていうのは、ふわーんとあって。いい人と出会ったら、結婚して。結婚したら絶対子供に恵まれたら絶対に欲しいですし、子供は本当にたくさん欲しいんですよ。最低4人。私YouTubeで大家族の特集みたいなを見るのがすごく好きで。絶対大変なのは分かってるんですけど、絶対楽しいじゃんと思ってるので、子供に恵まれたら絶対に大家族にしてやるっていう気持ちです。

花梨:1人暮らしの具体的なイメージは何かありますか?

クロマニョン :まずもう部屋選びと、インテリア選びは絶対に外せない。楽しみにしてることですし。暮らし方。どうなんだろう。多分出かけることが多いので、家にいる時間は多いのか分からないですけど。でもやっぱり帰ってきて、自炊をしっかりできるようになりたいなっていう。今全く0レベルなので。やっぱり生きてく上で、食はなかったら死ぬので。学びたいなっていうのは、思ってますね。

花梨:続いて、ビションフリーゼが人生に必要というのは、どういう?

クロマニョン :こっちに来てから初めてこの犬と出会って。見たことがなかったんですね、日本で。友達の家で初めて見て、犬って好きじゃなかったというか、触れ合ったことがなかったんですけど。この犬だけはなんか、これは犬ではないみたいな。なんだろう。これは私の戦友だみたいな、仲間意識がすごくあって。例えば道で見つけたときは、その飼い主に話しかけて触っていいかみたいなのを聞いて。それくらい本当にすごく好き。これが家にいたら、気持ちは絶対に下がらないなっていうのがあって。

花梨:仲間意識っていうのは、どういうものですか?

クロマニョン :分かんないんですけど、多分可愛いから。可愛いっていう気持ちを通り越して、これは必要みたいな。私、この子がいたらもう何でも乗り越えられるみたいな気持ちなのかな。ペットを飼ったことがないので分かんないですけど大変さっていうのが。いや、でもそれを乗り越えられるくらい、多分私にとってこれは人生に必要なんだろうっていう犬。

花梨:職業として、インテリアデザイナーか放送ディレクターというお話でしたが、これは、どうして考えられていますか?

クロマニョン :何かを作るっていうことが共通してて。成果が目に見えたほうが働きやすいかなっていうのもあって。誰かの下につく、というか、企業というか、毎日パソコンカタカタは向いてないなとと自分で思ってて。自分でいろんな診断やってみたりするんですけど、よく出るのが、毎回出るのがこの2つで。調べてみて、絶対これは私に向いてるっていう確信はありますし、両親からもよくいわれます

花梨:企業には向いてないというのは、ご自分でも感じられていることなんですか?

クロマニョン :企業ってなったときに、モチベがないというか。向いてないのかまだわからないですけど。長年働くってなったときに、イメージができなくて。インテリアデザイナーとか放送ディレクターとかそういうなんだろう、何かを作り上げるっていうものの形がはっきりしてた方が、私には働きやすいなっていうのがあると思います。

花梨:今挙げられたものが全て叶ったとしたら、どんな状態になると思いますか?

クロマニョン :まあ夢のまた夢なのかもしれないけど。イメージ。ええ、なんだろう。どんな状態。

花梨:どんな気持ちが出てきそうですか?

クロマニョン :続けたいっていう気持ちが大きい。この状態を維持したいっていう。で、新たに、欲望が出るんじゃないかなっていうのは思いますね。

花梨:その生活を維持し続けたい。

クロマニョン :維持をしたいっていうのもそうですし、それからまた新たな欲望が出てきて、そっちにチャレンジするんだろうなっていう感じ。

花梨:もし、今のご両親のもとに生まれてなかったとしたら、どんな人生だったと思いますか?

クロマニョン :ええ、どうなんだろう。こんなにたくさんの経験ができなかったし、多分自分がやりたいことが見つけられてない。自分が想像もできない。私は今の人生が好きですけど、もし違う両親だったら、違うことに興味を持っててそっちはそっちで楽しいんだろうなっていうのは思います。希望的な意味でそうだといいなっていうのは思います。

花梨:イタリア留学されていなかったら、今後の人生はどうなっていたと思いますか?

クロマニョン :もうやばい。全然駄目だと思います。ははは。将来の方向性も定まらずに思考がグラグラしていたと思います。職業を決めたっていうのも、やっぱイタリア留学中ですし。あとは病んでたわけじゃないけど多分もっと暗いというか、オープンにできなくて、人見知りバチバチみたいな。くそつまんない人間なんだろうなっていうのを。過去はすごいけど、今普通だね何にも活動してないんだねみたいな人になってたのかなっていうのは。過去は自分すごかったなーっていうのをずっと思い続けてた人になってしまってたんだろうなっていうのがあります。

花梨:そこがやっぱり、イタリアで暮らされて変化した部分というか。

クロマニョン :そうですね、なんだろう、今までは親の影響でいろいろやらせてもらってて、確かにこのイタリア留学を決めたのも、親の薦めであったとしても。このイタリア留学中は本当に親と何にも、家族と何にも連絡を取ってなくて。本当に全部自分で、ボランティアだったりインターンだったり、友だちと遊びに行ったり、街に出かけたり。1人でローマ行ったりとか、観光したりとか。本当に全部自分で決めたことが全部叶ってるので。やりたいことを全部書き出して全部やろうとしてきてるので。

今まではすごく親のおかげだ、すごいとかずっと思ったけど、この留学期間中は自分が作り上げてきたコミュニティの中で、自分がいろいろやってみたりしてるので。すごい自分って意外にいけてんじゃんみたいな。すごく自信に変わってたし、今一番人生の中で多分ピーク、ピークではないか。一番今までの人生の中で楽しいって思えてるので。留学してなかったらもう、やばいですね。

花梨:ちなみにあと少しだと思うんですけど、残りの期間でされてみたいこととかあるんですか。

クロマニョン :めちゃめちゃ。本当にたくさんありすぎるけど、海に行くことですね。毎日海に行くこと。イタリア人は本当に海が大好きで、学校が終わったら、毎日海漬けみたいな。
全員が海が好きなので。夏こそイタリア、海こそイタリアみたいなのずっと言われ続けてたので。本当に来た当初の9月から、海に行かなかったら、あなたはイタリアに来た意味ないよみたいなずっと言われてて。ようやく夏が来て行けるので。
そうですね。あとはもう毎日友達と出かけて。料理学んで少し作れるようになって。ほぼ計画はあるので、やるだけですね。

花梨:最後に言い残したことはありますか?

クロマニョン :絶対一度は海外に出てみるべきだなっていうのをお勧めします。
留学に関しても、まあ私でもできたんだから、多分、日本人全員やろうと思えば、挑戦してしないだけで絶対にやり遂げられることだと思うので。ぜひやってみてほしいし、とりあえず今、私は一番最高潮に幸せですっていうことですね。

あとがき

実は私もアメリカの留学の経験があるのですが、今思い返すとあれは悲惨でしたね。
自分を変えようと意気込んで渡米したのに、アメリカ人に圧倒され、自信をさらになくし、体重は10kg増え。ただただ食が美味しかった、そんな留学でした。

自分を変えるには、環境を変えようって、
よく言われていることですよね。

未知の環境に飛び込めば、新たな自分にならざるを得ないから、
自ずと変化していくはずだ、と。

でも、環境を変えるだけじゃ、自分が変わるかどうかは分からなくて。
変わった環境のなかで、自分はどう行動していくか。
環境の変化に甘んじず、未知の環境を自分の足で切り拓いていく。
そんな精神がなんだかんだ大切なんだと改めて気づかされた、そんなインタビューでした。

改めて、クロマニョンさん。インタビューのご参加ありがとうございました。
次回の無名人インタビューもお楽しみに!

【インタビュー・文字起こし・編集・あとがき:花梨】

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