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面白いと思ったことをやっていく人

インタビューすると遭遇するのが「休」と「空白」。
休職、休学、人生のお休み。
キャリアの空白、学歴の空白、ブランク。
転職の面接とか、私qbcは何回受けたんだろうな。100回はないけど50回はあると思うけど(気軽だしね今はオンラインとかで)、確かにキャリアの空白って聞かれますよね。実際問題。私も聞いてた。まあ、何してたのか普通に気になる。何しててもいいし。
ただね、そこで、何もしてませんでした。休んでました。
みたいなのが許されない空気、あるんだよね。
でも、今、1,000人の人のお話を聞いてきて、思うのはやっぱ「空白」絶対必要。キャリアブレイクなんていって働いていない期間、学校に行っていない期間を前向きに捉える向きもあるくらいだけど。
ともあれ人生の特になんもしない「空白」期間が作りだす自分を見つめる、見つめなおす時間はとても大事。鏡って見たほうが、自分がよくわかるでしょう、心も同じ。見方は、いろいろ、あるけど。自分で文章を書いてみたり、一人旅に出て物思いにふけったり、無名人インタビューを受けて自分を再発見したり。え?! まじ?! 無名人インタビューって仕事しながらでもめっちゃ気軽に受けれるくない? あー一人旅でもそうか、いや旅よりもインタビューのほうが短いでしょ、インタビュー60分でしょ?!
めちゃいい! 無名人インタビュー! 自画自賛!!!!!
と思う2024年5月18日7時27分に書く無名人インタビュー767回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは カレー顔あさこ さんです!

年齢:40代後半
性別:女性
職業:会社員


現在:好奇心に振り回されてるなと。なんて言うんでしょう。自分の好奇心を自分でコントロールできないっていう感じですかね。

qbc:
最初の質問ですね。今何をしている人でしょうか?

カレー顔あさこ:
そうですね。会社員をしておりまして。あとは、思いつくものを形にするのが割と好きで、料理だったり、それから手芸だったり、それからスライドにものを起こす。ちょっと面白いなと思ったことを起こすとかいうのが好きで、そういう活動をやってることが多いです。

qbc:
活動っていうのは、具体的にどういうふうにする活動なんですかね。

カレー顔あさこ:
そうですね。まず、思いついたことを形にするっていうのが企画とかもそうで。なんか、なんだろう。

ちょっと話が長くなるんですけど、コロナのときに子供が自分の子供が休校になってしまって、そのときお友達の方で、子供に「いろんな人の話を聞かせる」という企画をしていた人がいたんですね。一度参加させてもらって、同じようなたてつけで私もやりたいなと思って、主催者の方に聞いてもらったら、「全然、パクッてください」みたいな感じでコメントいただいて。そのとき、学童の先生をやっているお友達だったり、シェアオフィスのコミュニティーマネージャーやっているような人だったり、つてを頼って、子供にいろんな大人に話を、聞かせるっていう会をやってみたんですけど、めちゃめちゃ話面白くて私自身が質問したくなって。で、「いろんな大人の話を聞こう」っていう会をですね、不定期に月1回とか2ヶ月に1回ぐらいやってたりとか。

あとですね、市の調理室っていう、公民館みたいなところについている調理室があるんですけど、そこを1ヶ月、2ヶ月に1回ぐらい借りて、それも元々コロナがきっかけなんですけど、ホームパーティーしたいなと思ったけど、なんかみんなで集まって喋りながら食べるってちょっと難しいなと思ったので。好きなだけ料理を作ってシェアして持って帰るっていう会をやってます。調理室って家庭科室みたいな感じなんで、卓があるんですよね。その1卓が家族、1卓1家族とか、1人のときもあるんですけど、そういう1グループで使うというのをやっていて。好きなだけ料理を作りまくって、いる人に分けて帰るだけの会っていう、「もくもく料理会」というのをやってたり。そんな、企画をやったり、あとはお料理自体も思いついたら形にするっていう意味では、好きだったり、工作とかもそうですし、さっきのスライドもたぶん近くて、ポッドキャストですっごい面白いなと思ったものがあると、一旦図とか、なんかこう形にしたくなるっていうのがあって。今までいくつかそのセミナーとか、ポッドキャストだったり、のスライドを勝手に起こして、勝手に公表してたりします。
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だから、仕事じゃなくて、活動ですよね。プライベートで、お金にするとか人に教えるとかでは全然なくて、勝手に活動してるみたいなのをちょいちょいやってますね。普段は会社員をやってますので、会社の中ではIT系の仕事だったり、イベントの企画の仕事も最近やってたり、通信販売の会社の中にいるので、商品企画のチームをひとつやってたりします。はい。

qbc:
その、一番楽しいなって思ったことっていうか、あります? 順位つけられます?

カレー顔あさこ:
つけられないですね。場所によってタイミングっていうんですかね。そのときそのときで一番楽しいことは結構違っていて、人の話を聞くのがすごく楽しいときもあれば、何かその1人で没頭して制作するのが、楽しいときもあったり、話しながら作るみたいなのも好きですし。わりとそのときそのときの自分の気持ちで一番楽しいことをやってるって感じかもしれないですね。

qbc:
そしたら避けてる、逆の、避けてることってあります。

カレー顔あさこ:
そうですね。ルーティーンにすごく弱いんですね。同じことを繰り返しやることにすごく弱いんです。例えば編み物だったら、同じものを何回も作ると上手になってくるので飽きちゃうんですよ。自分の中でそういうことが強迫観念としてあるので、いつも新しい何かやり方とか、「次、何するか」っていうのをすごい探してます。だから、一つのことを突き詰める人がすごくうらやましいんですけど、たぶんできないなっていう。そういう意味では、同じことをやることを避けてるというか。少し違うことをやりたいとか、少し前より難しいことをやりたい、そういう気持ちがすごく強いと思います。

qbc:
コロナ以前はそういう何か、あったんですかね。活動っていうのは。

カレー顔あさこ:
ありますね。そうですね。スライドに起こすみたいなのはコロナの前から、仕事の方でも結構やっていて。なんていうんでしょう、セミナーとか行ったら勝手にすごい膨大なレポートを書き上げてしまうみたいなのとか。あと手芸はちっちゃいときからわりとやっているので。子供が小さいときは作るものがお洋服とか小さく簡単に作れるので、結構そういう創作活動とかしてましたね。

企画も一人暮らししてるときは、結構気軽に人を誘えたので、めっちゃ企画っぽいことをいっぱいやってました。公園で鍋するぞとか。あの、カセットコンロ持って行って公園でみんなで鍋するとか。バーベキューだったり、どっか行くぞみたいな企画は結構好きでやってましたね。

qbc:
生まれてから最初にやった企画なんだと思います。

カレー顔あさこ:
自分の中であれ、思いついてやったことかもっていうのは、小学校のときに、妹と近所の子と自分でお弁当を作って、朝早くに公園に行ってみんなで食べるってやりましたね。

qbc:
思いついたきっかけって何かあるんですか。

カレー顔あさこ:
思い付いたきっかけは、楽しいだろうなって思ったんだと思うんですよ。親がお弁当を作って公園連れてってくれるっていうのは、昼間にやるんですけど。昼間は昼間で楽しみたいから朝、まだあんまり人がいない公園とかでやったら面白いんじゃないかなって思って。で、実行しちゃったんだと思いますね。

qbc:
趣味ってなんですかね。

カレー顔あさこ:
趣味と言われて、大体答えてるのは料理、読書、それから手芸全般、工作とかも入るんですけど、あと旅行ですかね。はい。大体そんな感じかなって思っています。やっぱ細切れ時間が、子供がいるので、その間に没頭して長時間とかっていうのが難しいので、細切れでできるものが残っているなっていう感じはしてます。

qbc:
没頭しなきゃいけなくて、できなくなった趣味っていうのは何だったんですか。

カレー顔あさこ:
なんだろう。でも、そうですね。洋裁とかは本当は自分のものを作るのって、コートを縫うとかやっぱり、3日ぐらいでワーッとやりたい感じなんですけど、そういうのはできなくなりましたね。

qbc:
料理ってどんな感じなんですか。どんなことをするんですか。どこまでやるんですか。

カレー顔あさこ:
例えばここ2年ぐらいハマってたのは低温調理ですね。低温調理の機械を買って、ローストビーフをめっちゃもうなんか、2週間に1回作るみたいな。とかは、やってたりしてます。

日常の料理っていうこなし仕事みたいなのと、パーティー料理みたいな自分にとって珍しい作り方をするようなものとか。そうですね。日常の中でもやっぱ土日の料理ってのはわりと楽しんでやっていて。パスタを作るにしても、パスタのソース1個はいつもと違うのにしてみよう、みたいな。たぶん思いつきを形にするのが楽しくて。趣味なのか、家事なのかっていうと、土日の料理とか、さっきのもくもくのときの料理は、結構趣味の域だと思います。

ある日のパーティ料理

qbc:
読書は、どういった傾向があるんでしょう。

カレー顔あさこ:
読書は、ビジネス書とかも読みますし。あとは小説はやっぱちょっと減っちゃったんですけど。さっきの没頭する、みたいなので。すっごく面白いとあの電車乗り過ごすぐらい没頭してしまうので、そうすると、やっぱり育児の妨げにはなるので。どうしてもこれだけ読みたいっていう作家さんの本を大事に置いておいて、時間がある時に読む、みたいな感じが多いですね。軽いものは、すぐ読めるので蔵書は多い方かなとは思います。

qbc:
最近読んで面白かったのってなんですか。

カレー顔あさこ:
最近読んで面白かったのはですね。えっとなんだったっけ、中学生用の英語とかの漫画の本ですかね。数学とか、英語とか、いろんなパターンあるんですけど、数学はすごく面白くて。なんか、XYのグラフってあるじゃないですか。あれの、X軸とY軸が擬人化されてました。なんかすごい教え方するなっていうのが面白かったり。

あとはね、何が面白かったかな。14歳からわかる宗教の本も、この間図書館で借りてすごく面白かったですね。

ええ、そうですね。この2月にインドに行ったので、インドの文化の本とかをよく読んでいるような気がします。

qbc:
そうですね。結構旅行はどんな感じで行かれてるんですか。

カレー顔あさこ:
旅行は、ここんところはアジアばっかりで家族で行くことが多いので、台湾とかシンガポールとかで。この2月に久しぶりにインドに行って、家族では初めて、インドのプリ―って町に行きました。

若いときはヨーロッパとか、アメリカとかいろんなとこに行きましたね。

qbc:
なるほど。性格は、周りの人からなんて言われますか。

カレー顔あさこ:
言われる性格ですか。ポジティブとか前向きっていうのと、あとは……何かいろんなことやってるねってよく言われますね。何人かにそういうのは言われたことがある。

qbc:
実際時間の使い方ってどうなってるんですか。

カレー顔あさこ:
そうですね。一時期すごく思っていたのが、時間に対してもったいないっていう気持ちがすごくあって。もったいない気持ちのときとダラダラするときと極端なんですけど、もったいないに振れているときは、手と耳と目っていうふうに時間を分けていて。

手はたとえば料理をしている、耳はポッドキャストとか音楽を聞くとかできるなって。料理の場合は目と手は使うとか。散歩のときは目と足は使うので、耳が空いてるな、とか。逆に目は空いてるけど耳が空いてないってときも。電話とかそうですよね。
そんな感じで、わりと分けて、今、耳空いてるから何を聞こうとか。なんか、何しようか探してるみたいなのはあるのかなっていうのと。

それから、子育てし始めてから、自分の週間予定みたいなのを結構つけていて。朝の時間に、どこの時間自分の時間が空いてるかっていうのを見てたりはしますね。7時から8時は今日は空いているから、編み物ができるかもしれないとか思いながら1日を過ごしてたりとか。そういうモードのときと、もう全てを忘れて今日はもう携帯と1日一緒にいるみたいな、そういう日もあったりします。

qbc:
電話中に何かするってことは可能ですか。

カレー顔あさこ:
電話中、そうですね。例えば手の慣れた編み物とかができるかなって感じです。

qbc:
自分では性格、自分の性格はどんなふうだと思っていらっしゃいます。

カレー顔あさこ:
多動だなって思ってます。

っていうのと、あとはそうですね。さっき一つのことを突き詰めるのが難しいみたいな話をしてたと思うんですけど、いい意味でも悪い意味でもそういうところがあって。これ実家の家族全員そうなんですけど、いろんなものが持続できないんですね。で、怒りを持続できないっていうのはすごくいいことなんですけど、情熱も持続するのは難しいみたいな。そういうところがあるなと思ってて。

qbc:
何かが自分を維持しているとして、何が維持してると思います。

カレー顔あさこ:
そうですね。好奇心だと思いますね。好奇心に振り回されてるなと。なんて言うんでしょう。自分の好奇心を自分でコントロールできないっていう感じですかね。だから、思いついたらっていうところも、何か面白いことないかな?って無意識にずっと思ってるんだろうなと思っていて。なんで、図書館とか本屋さんとか知らない場所とか、何か、その知的好奇心が刺激されそうな場所がすごく好きだなと思ってます。

qbc:
身近な人、家族、パートナー、親友など距離の近い人から性格なんて言われます。

カレー顔あさこ:
うーん、なんて言われるだろうか。意外と繊細だねって言われます。あと自分で思ってなかった自分を言われたことがあるのは、「優しい」って言われたことがあるとか。あと「落ち着いているね」って言われたときに、自分でめっちゃ意外性を感じました。

qbc:
落ち着いている。どんな、何が落ち着いてたんですかね。

カレー顔あさこ:
人の話を聞くことがわりと好きなので、人の話を聞く活動に登録していて、人の話を聞かせていただくことがちょいちょいあるんですけど、そのときに、落ち着いた声でいつも落ち着いてらっしゃって、みたいなことを言ってもらって。「へえ」っていう。自分では全然そんなこと思ったことなかったんですよね。

qbc:
それはもう、徹してたからってことなんですかね。

カレー顔あさこ:
どうなんですかね。喋る量はもちろん、いつもよりは抑えてるとは思うんですけど、好奇心的なものが溢れ出てしまい、興味を持って聞いてもらえたと毎回言われる感じです。

qbc:
なるほどね。好きな食べ物について語ってください。

カレー顔あさこ:
好きな食べ物は、そうですね。私、インドのアイスの「クルフィ」っていうのがすごい好きなんですけど。どういうものかというと、牛乳をですね、すごい煮詰めてスパイスが入ってカルダモンとかサフランが入っていて、めちゃくちゃ煮詰めてさらにコンデンスミルクを足して、すごい牛乳感がある感じのアイスなんですが。私元々インドレストランで大学生のときにアルバイトをしていて、そのときに出てきたデザートなんですけど、めちゃめちゃ美味しいなと思って。ただ、やっぱ手間暇かかって作るものなので、1回に出す量がすごいちょびっとなんですよね。それで満足するぐらい、すごく甘いものなんですけど、大人になって、その「クルフィ」っていうのが、どこのインドレストランにも、あるものではないんだなっていうことに気づいて、あると食べるようになったんですけど。

昔アルバイトしていたところのクルフィ

その元々働いていたところの「クルフィ」っていうアイスが一番美味しいなと思っていて、こないだインド行ったときに、インドのアイスを見つけては食べてみてました。クルフィは、プリンみたいなものなんだなと思っていて。プリンってどういうことかというと、コンビニで買うプリンと、有名スイーツ店のプリンと、高級料理屋のデザートのプリンと、それから粉みたいなので作る何かプリンミックスみたいなのがあると思うんですけど、あれぐらいその「クルフィ」っていうのに幅があっていろんな味があるんですよ。だからなんかその奥が深くて。もうちょっと「クルフィ」愛を突き詰めたいなと思ってます。

あと、そこまで言っているのに、インスタントでしか作ったことなかったなと思って、この間初めて作ってみたんですけど、ちょっとまだ研究が足りない感じがあるんで、ちょっと自分の納得のいく「クルフィ」が作ってみたいなって思ってたりはします。結構甘いし、そんなに煮詰めてあるのにわりとさっぱりしているので、アイスが苦手な人でも食べやすいと思うので、ぜひ皆さんに一回試してみてもらいたいなって。知ってる人もね、少ないんで、食べてみてもらいたいなって思うんですけどっていう感じです。

qbc:
現地でも食べました?

カレー顔あさこ:
食べました食べました。いろんな種類があって。そのプリンみたいなものって話なんでピスタチオの「クルフィ」とか、それから「マライクルフィ」って製法が違うのかなとか。ピスタチオを知ってたけど、それは知らないなっていうのがいっぱいあって。もっとインド滞在中に、「クルフィ」に、意識を注げばよかったってインド滞在中、あとの方で思ってました。

インドで食べたクルフィ

過去:ジョブレスの1年みたいなものはやっぱり大きくて。出会う人の数がそれまでに比べて格段に増えるというか、種類が増えるかもしれないですね。いろんな国の人のいろんな考え方を知る、みたいなのができたかなって思います。

qbc:
次は過去ですね。子供の頃はどんな子供でしたか。

カレー顔あさこ:
子供の頃はよく迷子になる子供で。なんでかっていうと、自分の興味のあるものを見に行くからなんですよね。『おさるのジョージ』っていうアニメとか絵本があるんですけど、何かやったらいけないことを好奇心でやってしまうみたいな。おサルの話なんですけど、私はすごく気持ちがわかるなと思いながら読んでたりしてましたね。

そういう一面もありつつ、3人姉妹の長女だったりもしてたので、お姉ちゃん扱いもわりとしてもらって。お姉ちゃんらしくないけど、多少妹の面倒を見ないといけないのかなみたいなところがある。そんな感じの、わりとでも天真爛漫だったって親が言ってましたね。って感じの子供でした。

qbc:
子供の頃にしてた、遊び。小学校上がる前の、本当小さい頃の遊びってなんだか覚えてます。

カレー顔あさこ:
本はよく読んでましたかね。
あとはダイヤブロック。うちはレゴが買ってもらえずにダイヤブロックだったんですけど、ブロック遊びを妹たちとよくしてました。
あとすごい覚えてる遊びがあって、祖母の家に帰省すると祖母の家の前がすごい急な坂だったんですけど、そこに母が遊んでいたミルク飲み人形っていうのと、それがちょうど収まる人形用のベビーカーがあって、ベビーカーに人形乗せて上からぱっと手を離してどれぐらい勢いがつくかっていうのを妹とずっと飽きずにやってて。この間もあれなんでやってたんやろうなって話をしてたんですけど、子供のときは面白かったです。

qbc:
怒られたりしなかったですか。

カレー顔あさこ:
そのときはなんか怒られなかったんですよ。どういうことになってたのかはよく私もわからないんですけど、結構自由にさせてもらってましたね。

qbc:
わりと派手な感じの、どっかーんっていう感じにならないですか。

カレー顔あさこ:
いやなんか人形は途中で、こう、吹っ飛んじゃう感じで。下まで行ったから拾いに行こうって言って。急勾配のところがない地域に住んでいたので、面白かったのかもしれないです。祖母の家は、関東のその新興住宅地で、山を切り開いて、一戸建てがいっぱいあるようなところだったのですごい坂が多いところで、珍しかったんだろうと思いますね。

qbc:
小中高どんなお子さんだったんですかね。

カレー顔あさこ:
わりと小学校は本ばっかり読んでる子でしたね。でも、手芸もしてたような気がします。なんかあんなもの友達にあげられなかったのでは、みたいな自分で作ったものを人にあげようとしたりしてました。

中学校は、中学に入ってからできた友達が面白い人たちで。そうだな、2人いて、3人でわりと仲良しだったんです。1人は、中学とか高校になってからなんですけど、光GENJIの追っかけで、その頃は、もう光GENJIってすごく終盤になっていて、「いるの?」ってぐらいのときに追っかけを始めたような人で、わりと突き詰めちゃう系の人で。よく泊まりに行ったりとか。あとそこにお兄ちゃんがいたんで、泊まりに行ったときに、三国志の漫画ですね、横山光輝の。これを夜中ずーっと、なんか黙々と読んでるみたいなことをやってたりしてたのと。もう1人は、おばあちゃんとお兄ちゃんと3人で住んでる人で。そこの家に遊びに行くと、夜中までゲームとか、好きなことができたんで、自由な感じで、家に遊びに行ったりしてて。中高とその2人とはずっと、別の学校だったりクラスが違っても結構ずっと遊んでましたね。なんか親戚みたいな感じでした。

qbc:
生まれ育ったところはどんな風景のところだったんですか。

カレー顔あさこ:
港町なんですけど。明石っていう場所で、淡路島が近かったりとか。ちょっと行くと海があったりして、のんびりした町ですね。さっきも言ったんですけど、平地で坂が全然ないような場所で。親は関東の方から引っ越してきた人たちなので、わりと馴染んでないというか。いい意味でバランスがあったのかなっていう感じはしてました。だから、祖母の家の方が断然都会的で。自分が住んでるところより。だから、デパートとか東京の美術館とか博物館とかって帰省したら連れて行ってもらうって感じですね。だから、親戚が東京というか首都圏に結構いるんだけど、自分たちだけ、田舎町に住んでるみたいな感じでした。

海がすごく近いので歩いて行ける場所にあるので、海が近くない場所があるっていうのが、大きくなるまで理解できてなかったなって思います。ただ、大人になったときに四国の出身の高知の人とかと喋ると、地平線の先に何もないのが当たり前で。当たり前なんですけど。瀬戸内者としては、向かいには淡路島があるとか何かがあるっていうイメージで、何か気持ちが違うかもなって思ったのを覚えてます。

明石の海

qbc:
祖母の家にはどれぐらいの頻度で行ってたんですか。

カレー顔あさこ:
そうですね。夏と冬に、小学校上がるぐらいまでは年2回は必ず行ってましたね。

qbc:
どんな感じなんですかね。東京、関東に行くっていうのは。

カレー顔あさこ:
そうですね。自分にとっては普通のことで、新幹線に乗って結構時間かけて行くっていう感じなんですけど。そうだな、なんか行ったら、ちょっといいご飯屋に連れてってもらったり。デパートに行くことが多かったんですけど。渋谷とか、横浜とかの東急とか、そういうところに連れてってもらって。たぶん、何かいろいろ思いがあったと思うんですけど、祖父母には。そこでおもちゃとか本とか買ってもらって。親はのんびりするみたいな。1週間とか10日ぐらいなのかな。うちの親同士が、その新興住宅地の山と山の、隣山ぐらいのところに住んでたんで。帰省すると父親の方の祖父母の家に5日ぐらいいて、途中で荷物を持って歩いて母方の祖父母の家に行くみたいなこと、途中まではやってましたね。

qbc:
ご家族からはどのように育てられたと思ってらっしゃいますか。

カレー顔あさこ:
わりと自由って感じでもないとこもあったんですけど。まあでも、のびのびと育てようと思った感じがありますね。私一番上の子供なんですけど、生まれたときに、市町村からもらえるアルバムみたいなのがあって。そのアルバムに小さいときの写真が貼ってあって、父の「あさこという名前は、植物の麻のようにのびのびと育ってほしい」って書いてて「のびのび育ちすぎたね、お父さん」みたいな話を親としてましたね。

qbc:
時系列に戻って、高校の今後のあとの進路、進学はどのように進まれたんでしょう。

カレー顔あさこ:
そうですね。大学受験は自分的にはあんまりうまくいかなくて。さっきも言ってたんですけど、あの都会で育った両親で、両親とも大学に行っていて、子供も大学に行くってすごく思っていたし、期待してくれてたみたいで。もうちょっといいとこ行けると思ってたのに、結果を見に行ったら父親がめっちゃがっくりきていて。もうちょっと真面目に勉強すればよかったなって思ったのは覚えてます。一応私立の関西の大学に受かったので、大学で真面目に勉強してなかったなっていう感じの4年間を、そこでしましたね。

ただすごく学生生活は楽しんでいたし、そこでさっき言ってたインド料理屋さんのアルバイトしたりとか、あとは外国の人にもその時期よく会っていて、自分が国際交流みたいなところに興味があって。国際交流協会みたいなところに昔、あのまだネットがなかったので掲示板に、「私は英語を教えるからあなた日本語教えて」みたいな。そういう掲示板があって、そこで出会った人とやり取りしたりとかしてました。

qbc:
リアル掲示板ですよね。

カレー顔あさこ:
リアル掲示板ですね。一緒に大学ぐらいからインターネットが始まったので、どんどんインターネットの方に、掲示板的なものだったり外国の人と交流するのみたいなのも移っていったんですけど、最初はリアルでしたね。

qbc:
その後、大学の後はどういうふうに。

カレー顔あさこ:
そうですね。最初の会社は、就職氷河期とあとで言われる時代に就職してまして、本当に全然就職決まらなくて。なんとか滑り込んだITの、今で言うSE派遣みたいなところに入ったんですが、プログラムって何ですかみたいな感じだったんです。けど、まだまだ人が足りない時期だったので、それでも雇ってもらって。中でいろいろ教えてもらって、客先に行ってまた仕事が終わったら自社にちょびっとだけ戻ってくる感じで仕事をしてました。
そのときにできた同僚は、同じ会社なんだけど、同じ場所で働いていないので、部活の人みたいな感じで。今でも仲いいんですけど。ずっと一緒に旅行行ったりとか、会社帰りに派遣されているところから大阪に集まってみんなでお茶して帰るとか飲んで帰るっていうのをよくしてましたね。

その中で、私もITのインターネット系の仕事をやらせてもらったりして。そのときに、他の会社にいた飲み仲間で、同じような仕事をしていた人が、転職をして。転職っていう道あるんだなみたいな気持ちで、1回転職エージェント行ってみようと思ったら、そのまま、ITバブルのときで、ある会社に決まって、そこで何年か働いてたんですけど。その後、関西で仕事がなくなっちゃった時期があって。まだ独身だったし東京に行かないかって言われて。まあ行ってもいいかあと思って。東京になじみがあるっていうのもあったと思うんですけど、出向という形で子会社に行って。

そこの会社は、今はもうありませんけど、iモードとかEZwebとかソフトバンクみたいな、アプリみたいな感じのコンテンツと呼ばれていたものを作っていて。月300円とか払って、着メロをダウンロードするとか。そういうのを企画する会社に行ってました。ここもすごく楽しくて、会社の人たちがすごくいい人で。若い人が多かったんで、部活みたいな感じで、一緒にライブに行くとか晩ご飯一緒に食べに行くとか。なんか全然寂しくなくて。東京は東京の楽しみ方があるので。美術館とか、ちょっと何か新しい映画とか文化的なものに触れるのは、やっぱり近かったので結構行ったりしてたんです。で、3年ぐらい経ったときに、コンテンツ業界って、ひと休みがないんですよね。今のアプリもそうだと思うんですけど、ずっと年間通して何か企画でお客様を取ってこなきゃいけなくて。すごい疲れたからもうやめようと思って、生まれ育った町に帰ってきたというのが30歳のときかな。26で行って30歳で帰ってきたと。

そのあと1年間ぐらいぷらっとしていて、ちょうどそのときに家族の中でドイツに行ってる人がいたので、そこにちょっと滞在させてもらったりとか。その、なんだろう。ジョブレスの1年、ずっともう、1年の3分の2ぐらい外国にいる感じでフラフラしてたんですけど、その年の年末ぐらいに、「そろそろ就職しないと駄目じゃない」って親に言われて、それもそうですねと思って転職エージェントに行って、決まったのが今の会社です。だからそっから、16、7年同じ会社にいるんですかね。

qbc:
長いですね。飽きる飽きないっていうお話の中で言うと。

カレー顔あさこ:
飽きたなと思ったときも、ないことはなかったんですけど。飽きたなと思っても、ライフイベントの方が起きたりして。結婚だとか子供が生まれたとか。っていうのもあって。子供がいて働きやすい会社でもあるので。だったりしているのが最近まで。最近は仕事の立ち位置がちょっと変わってきていて。ずっとIT業界でやってきてるんですけど、商品企画のプロジェクトチームをやることになったりとか、あとイベント企画の仕事をやることになったりとかで、最近は今までやったことのない仕事を毎日やってますね。今までやったことない、というのが定期的に入ってくるみたいな感じでやってます。

qbc:
30代はどんな感じだったんすかね。通販会社入ってから。

カレー顔あさこ:
最初は慣れることが大きかったかも。その中で、のびのびやらせてもらってる、言いたいことを言わせてもらえる環境で。通るかどうかは置いといたとしても、言いたい事が全然言えないっていう感じではなくて。言いたいことは言わしてもらってるなって感じで、仕事はさせていただいてたかなっていうのと、時間の裁量が結構ある会社で。早く帰りたい日は朝早く来ればいいとか、そういうのもあったり。子育てしながらっていう意味だと、早く来て早く帰れるってすごくありがたかったり。

周りの人も、その当時は会社、同じ部署の中に、子育てしている人がちょっと増え始めたぐらいで、なので理解もすごくあって、働きやすくて、仕事しながら子育てさせてもらえるって感じでした。仕事自体がすごい面白かったかというと、あるタイミングでは面白くないこともなかったんですけど、飽きたり面白かったりっていう感じもあったかなって思います。

qbc:
プライベート面はどんな感じだったんですか、30代。

カレー顔あさこ:
30、そうですね。33で結婚して、そのあとすぐ子供が生まれて、2つ差でもう1人子供が生まれて。そこから今は中3と中1ですけど。子育て自体は小さいときは結構大変かなって、ところなんですけど。実家が近いので助けてもらいながらやってきたっていう感じです。

qbc:
育休産休っていうのはどんな感じで取られてたんですか。

カレー顔あさこ:
育休産休は、最初の子供は、産休は普通に法定で予定日の何日前から取ったと思うんですけど、育休は上の子は1年半、11月生まれなので次の4月まで、お休みさせてもらって。2人目は念のため入れないと思うけどって言って9月生まれの9月に保育園申し込んだら入れてしまって。10月からでしたので1年ぴったりで帰ったって感じですかね。

qbc:
40代はどんな感じでした。

カレー顔あさこ:
40代、そうですね。子どもが小学校になって、そうだな、大きいイベントとしてはコロナの休校とかですかね。それまでは、子育てもイベントたくさんあるし、自分で企画もしちゃう方なので、公園に行くのにテントを持っていった方が面白いからテント買うぞとか、あとそれこそお弁当を子供と一緒に作るとか。こういうのをやったりとかしてました。やっぱり物を作るのが好きだから、そういう企画をよくやってた気がします。子連れで友人を家に呼んでコロッケを作る企画をするぞとかですね。クッキーの型抜きをしようとか、頻繁にやってたりしました。

こどもと作ったクッキー

qbc:
人生振り返って自分の人生転換点ってどこに置けそうですかね。いくつおいてもいいんですけど。

カレー顔あさこ:
転換点。そうですね。1つは東京行ったことかな。初めて一人暮らしをしたので、そういう意味でも、好き勝手しまくるっていう意味でも、転換点ではあったかなって思ったりはします。

あとは、ジョブレスの1年はやっぱり大きくて。出会う人の数がそれまでに比べて格段に増えるというか、種類が増える、いろんな国の人のいろんな考え方を知る、ができたかなって思います。妹がドイツに住んでいたっていうのも大きくて。妹の友達のドイツ人とかから話を聞くと、全然知らないことがいっぱい知れるというか、そういうふうにものを考えるんだ!みたいなことがあったり。この年はアメリカ、ニューヨークに1ヶ月ぐらいいたので、ニューヨークはこうなのかっていうのとか。一気にいっぱい行ったことで比較もできるし。いろいろあるんだなと。
そうですね。「ああ!」と思ったのはトルコとスペインに同じ年に行ったんですけど、イスラム教とキリスト教とどっちが最終勝ったかっていう話なんですよね。同じような場所、同じようなっていうか、アフリカに近くて、海もあってみたいな、環境的にはわりと近いんだけど、特にスペインの南の方とトルコって親和性がめちゃめちゃ高いなと思って。っていう比較をするのはすごく面白かったり。なんかそういうのって、元々なかったわけではないかもしれないけど、解像度が上がったような感じがあるな。

3つ目は結婚とか子供が生まれたってことですかね。自分だけのやりたいことでは進められないというか。あの、子どもって、人が増えるにつれて、世話だけじゃなくて、調整しないといけないことが、タスクの柱が走っていく感じで、親がマネージャーみたいになるじゃないですか、そういうのはあるかなと。今ちょっと手が、少しずつ離れてきてるんで、また変わっていくのかなとは思うんですけど、それは以前と大きく違ったかなと思っています。

最近の転換点は、さっき商品企画のプロジェクトをやってるって言ってたんですけど、そこに関わり出したっていうのが大きくあると思っていて。会社で社内外の人が来る講演会みたいなのがあるんですけど、社員として、今回のゲストスピーカーと一緒に何ができるか考える人にならないって言われて。「そんな、いいんですかね」とか言って参加したら、そのままプロジェクトに巻き込まれたというか、やってもいいかと思ったというか。っていう感じで、2年か3年やってるんですけど。このプロジェクトに入ってるおかげで、IT以外の会社の中のことをたくさん知ることができて。例えば商品企画ってどういうスケジュールで動いてるのかとか、通信販売のカタログとかWebのページってどういうスケジュールで動いてるのかとか、何に気をつけなきゃいけないとか、イベントに、会社の人たちが出るときってどうしてる、とかっていう、ITだけにいたら、たぶんずっと知らなかったんだろうなっていうことを、やらなきゃいけないんで、「ぜんぜん、わかりません」って言いながらずっとやらせてもらっていて。なんか40代からなぜか新人みたいな感じで、やらせてもらってるんですよね。それはさっき私が言ってた、飽きるみたいなところとは全然遠いところなので、面白がってやらせていただいてて。なんか一つの大きな転換点だったなって思ってます。

qbc:
今の部署っていうか、所属って、可能であれば。なんて言うところですか。

カレー顔あさこ:
今はIT推進室っていう、違う、IT推進部のIT企画室っていうところに。で、兼任がイベント企画室。プラス。兼任はついてないけどプロジェクトもやってるっていう感じです。

未来:先が見えないっていうことはあんまり怖くはないなっていう。何か、次に何面白いこと私は見つけられるのかなって思ってるっていうのが大きいかもしれないです。

qbc:
未来について、聞いていきますね。未来、5年10年30年最後自分が死んでしまうというところまで思い描いて、未来。ちょっとどんなイメージを持ってらっしゃいますか。

カレー顔あさこ:
なんか、今のまま面白いと思ったことをやっていくんだろうなと思ってますね。その時々によって面白いと思うことってわからなくて。例えば、10年前に5年後の私を想像したときに、わたし、そのころVRにめっちゃはまってたんですけど。それって、10年前にはわからないじゃないですか。なので、先が見えないっていうことはあんまり怖くはないなっていうところで。何か、次に何面白いこと私は見つけられるのかなって思ってるっていうのが大きいかもしれないです。
あとはなんか、そうですね。楽しい、コンピュータおばあちゃんになりたいなってわりと若いときに思ってて。ちょっと違うけど、なんか楽しいおばあちゃんになれそうだなって思ってます。

qbc:
もしもの未来の質問というのをしていて、もしもジョブレスの1年がなかったらどんな人生になってましたか。

カレー顔あさこ:
そのまま東京にいたらかあ。意外と、意外とっていうか東京に住んで東京の彼氏を見つけ結婚していたのかもしれないですね。そしたら全然違ったんじゃないかなって思いますね。なんか、想像もつかない、自分の人生があった。

qbc:
もしもの未来パート2なんですけど、好奇心がそもそもなかったらどんな人生になってました。

カレー顔あさこ:
ええ、考えられないかもしれない。

qbc:
何が残ります。

カレー顔あさこ:
なんだろう。好奇心しかないからなあ。でも、こんなにおもしろがり力がなかったとしたら、結構つらいんじゃないのかなと思ったりするんですけど。でも、妹たちを見ているとそれなりに自分たちの、自分の楽しみをやっぱり見つけてやってるんでそれはそれなりに楽しかったのかもしれないですね。そうですね。なんか家族全員、いろんな方向に好奇心が振れてる人ばっかりなので、ないのが想像しにくいかもしれない。

qbc:
人生で一番苦しかったことはなんですか。

カレー顔あさこ:
苦しかったこと。ええ。忘れてしまいましたって言ってもいいですか。答えとしては。
そのときそのときに苦しかったこととか、つらかったことはもちろんあるし、人にも聞いてもらってるんですけど、その、ずっと覚えてられない。最初の方に言ってた家族の特徴が効いてる気がします。

qbc:
いろんな人と出会った1年、そのあともそうなんですけど、そういう人と会って得られるものって何なんでしょうかね。

カレー顔あさこ:
最近思ってることなんですけど、人と話すことで自分を知るっていうのがすごくあるなと思っていて。あの、仏師が木の角柱みたいなのからノミ打って、仏像を掘り出すみたいな感じのイメージなんですけど。ちょっと人と話すことで自分の価値観が変わったりとか、そういう価値観を自分が持ってるんだっていうのを気づくっていうのが大きいなって思ってます。
なので、ドイツでは夜、何時以降は楽器鳴らしちゃいけないのって法律で決めるんだっていうのを聞いたときに、自分がどう思うかっていうので、なんか、固定概念があるんだなとか。なんか、目の見えない人がどうやってコミュニケーションをとるかとかって聞くことで、目が見えないからってこういうふうにしてるって思い込んでたなって気付くとか。いろんなことがありますね。

qbc:
そのときどんな感情なんですか。

カレー顔あさこ:
そうですね。恥ずかしい気持ちになることもあれば、早めに気づいてよかったなって思うこともあるし。あと、やっぱ知れてよかったなっていうのがありますよね。なんか、1つわかった。目の見えない人が1人がそうだからといって、全員がそうではないっていうところもわかりますし。なんかね、ちょっと「知る」にすごく重要性を持っているんだと思いますね。

qbc:
その好奇心の源泉って何なんですかね。どっからやってくるんでしょう。

カレー顔あさこ:
どっからやってくるんでしょうね。

qbc:
親戚、DNA?

カレー顔あさこ:
それは、あると思います。知的好奇心っていうのは、親からもらったものっていうのは大きいなと思っていて。祖父母も好奇心が強い人だったなって、思い出すと、思うので。好奇心が強いままでいれる環境っていうのは、親が強いと「面白いね」ってなるんで、持ち続けやすいのかもしれないですね。今聞かれて、思ったんですけど。「そんなん思てもしゃあないやん」とは言わないっていう。そうですね、それはすごく大きいかもしれないです。

qbc:
自分を動物に例えると何ですか。

カレー顔あさこ:
あまり思ったことないんですけど、人に言われたことがあるのは、コアラ。顔つきが似てるって言ってた気がします。好奇心が強い動物って何なんだろう。あんまり考えたことがなかったので、ぱっと出てこない。

qbc:
猫ですね。

カレー顔あさこ:
猫ですか。そうなのかもしれない。

qbc:
そうですね。何か未来に関しては、何かそのどういう気持ちでいたいなとか、こういう場所にいたいなとか何かそういう具体的って、何かイメージできますかね。

カレー顔あさこ:
そうですね。未来っていうと、どうしても老人になると人と関わりが減りがちなので、逆にどんどん関わりを増やしていけるようになってたら面白いんだけどなって思ってるところはあります。

qbc:
なんか、過去を振り返ってこれが転換点に近い、自分にとって重要なものだったなっていう、1つ挙げるとしたらなんですか。

カレー顔あさこ:
1つですかね。なんだろう。読書が大きいんだと思うんですよね。親が本は、いくらでもとは言いませんけど、何かあったらすぐ買ってくれる環境にあったので。そのとき興味があるものの本をわりと読めるとか。図書館とかにもすごく連れて行ってくれる人だったので、そういう意味で広がりを持ちやすいみたいなところがあるなって思います。

qbc:
なんだろう、年間どれぐらい読むとか何か目標があるんですか。どんな感じなんですか。

カレー顔あさこ:
小さい頃の話ですかね。小さいときは、もうどれぐらい読んでたんだろう。なんか、気に入った本、なんか子供用の本棚の大きいのがあってその中に入る分は、買ってもらったりしてましたね。図書館に行ったら、毎週、2週間か。2週間ごとに4冊とか5冊は借りてたと思います。

qbc:
何か、何のためにとか、得られるものはとか、そういうのありますか、読書で。

カレー顔あさこ:
今時でいうと、本が一番早いなと思っていて。本を出せるぐらいのフィルターをかかった人がそのものについて、引用も含めてきっちりしながらまとめているっていうのはすごく早いなと思ってます。ネットで探すよりちゃんとしてるので。情報の鮮度は落ちますけど、しっかり学びたいなら早いなみたいな感じありますかね。

小説とかは知らない世界を知れるみたいなところが大きくて。自分の想像力では到底ちょっと思いつかないようなことを思いつく人が、SFとかだと特にあるので。
なんかそういう、こういうふうに考えるんだ!、みたいなところを面白がっているかなって思います。

qbc:
読んでるときはどんな気持ちで読んでます。

カレー顔あさこ:
すごい大好きな小説家の人がいるんですけど、その人のお話はわりと映画みたいに読んでるなと思っていて。すごい臨場感があるので、なんかはっと気がつくとすごい時間が経ってるとか、そういう感じの没頭の仕方ができるなって思いますね。
ビジネス書とかだと、わりとさっきのスライドの話じゃないですけど、頭の中に図を思いながら読んでるみたいなのが多いかなと思います。

qbc:
ありがとうございます。最後の質問、最後に言い残したことっていうので、遺言でもいいし、読者向けメッセージでも、インタビュー感想でもなんでもいいんですけども、最後に言い残したことがあればお伺いしております。

カレー顔あさこ:
言い残したことかあ。なんか、この私が1時間喋ったことがどういう記事になるのかすごくわくわくするなと思っていて。インタビューしていただいた方だったり、編集してくださった方、皆さんのフィルターは絶対入るじゃないですか。そうなったときにどうやって出てくるのかなっていう。このポンって出てくる最後がすごく楽しみですね。
はい、ありがとうございます。

qbc:
ありがとうございます。

あとがき

なんで空白が必要かって言えば、自分を見つめるために目玉が必要だが、それが、日常っていうおいしい果実というかどんどん出てくるわんこそばタスクみたいなのが、けっこう邪魔なのよね。
それを取っ払う、=お休み。
で、じゃあ、それをどんくらいで見積もればいいのか。
何時間何分間何秒間やってけばいいのか?
まあ期間ないけど。一か月でもいいんだろうけど、一か月だとなんかやってなかったことやって終わり、みたいになっちゃうから。
半年? 半年だと日本の四季が感じられないから。
一年がやっぱキリもいいし良くない?
まあ、わからんけど。
あと、そういう意味で、何かやってるようで意外とやらなくてすんだりする留学という昔ながらの手法いける。いけそう! やったー!

【インタビュー・編集・あとがき:qbc】

【編集:守宮泉】

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