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脳溶け夫が書いた記事

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#ミステリー

短編小説「引き金」

闇金に手をつけ過ぎて人生が詰んだ俺は橋の上から川に石を投げつけていた。こうしていると幼か…

短編小説「コオロギ」

俺の名前はアブラコオロギタカシ。最近問題になっているコオロギ食のせいで周りに名前をバカに…

短編小説「ラーメン屋」

カラスが鳴く頃に俺の仕事は始まる。 仕込みが命?バーロー、そんな手間なんかかけてられっか…

短編小説「解雇の達人」

普段使わない応接室のような部屋に呼び出しをくらう理由は一つしかない。 「〜よって君は懲戒…

短編小説「バカフライエフェクト」

「おい!救急車はまだか!」 騒つく民衆に囲まれた俺は、薄れゆく意識の中、なぜこうなったの…

短編小説「愛の手紙」

口では伝えられないことを文にして相手に伝えるという手法を編み出した、誰かに「ありがとう」…

短編小説「品出し殺人」

まさか信じられない。あんなに親切なパートのおばちゃんが犯人だったなんて。 スタッフ一同は冷たい沈黙を貫いていた。 「なんで、なんでおばちゃんは店長を殴り殺したんですか?」 俺は、沈黙を切り裂き、皆が知りたい事件の本質をおばちゃんに追及した。黙り込んでいたおばちゃんはついに口を開いた。 「…店長が…あの人が悪いんだよ…40年勤めてるあちきに余ったお惣菜をくれないから…」 おばちゃんは肩を震わせながら今にも泣きそうな声になりながら答えた。そして無理矢理歪んだ笑顔を作って俺

短編小説「カイコ」

「あんた、明日から来なくていいわよ笑」 薄汚い油まみれの笑みを浮かべたお局にそう告げられ…

短編小説「日本の夜明け」

今回、俺に課せられた仕事は総理大臣の弱みを手に入れることだ。総理大臣と敵対する野党の幹部…

短編小説「手品師と剣」

手品を学んで15年になるがいまだに指がとれかけるネタしかできない。路上で不完全な手品を披露…

短編小説「肉じゃがりこ」

俺は某コンビニエンスストアの社長をやっている者だが気まぐれで新商品を開発しておったまげて…

短編小説「体育館大便遺棄事件」

あのとき俺は、教育委員会の手が届かない腐敗した小学校で、いつも通り、体育の授業をサボるた…