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【どう思う?】フォロワー数を追い求めないSNSマーケティングがあってもいいんでねぇか【instagram】
主にInstagramのお話。
今日から弊社はSNSアカウントを開設し、SNSマーケティングを本格稼働させる!
いいですね、まぁ時流に乗ってるんじゃねえですか。
まず短期目標としてフォロワー数1,000人を早期に達成し、1年後にフォロワー10,000人到達を目指すぞ!
よくある「ちょうどいい塩梅」の目標設定ですね。SNSマーケティングやるならまずフォロワー数をKPI、KGIにするのは至極真っ当だと思う。
と、思うんだけど、最近場合によっては考え方が変わってきた。もちろんフォロワーが増えるのは良いことだけど、業界業種によっては別にフォローしてもらうことに拘らなくても良いケースって、無いかな?
…無いか。無いかも。無かったらごめん。でもあるような気がした。だから喋ってもいい?
キッカケは結婚式場探し
数年前だけど僕結婚したんだよ。結婚式もした。
でさ、結婚式場を探す時、まずゼクシィで色々な式場を探して気に入った式場のサイトを見に行った。
そしたら結婚式場って大体Instagramアカウントを持ってるんだよ。そっちも覗いてみた。
すると公式サイトのフォトギャラリーには掲載されてない舞台裏とか、新郎新婦の写った写真とか、細かな設備とか、色んな写真が確認することが出来た。
それらの写真が決め手になって、「イイ感じじゃん!」と思って見学予約に至ったんだ。つまり僕はSNSがキーになってコンバージョンに至ったユーザーなわけだ。
重要なのはここからですぜ。
コンバージョンに至る決め手になったそのInstagramアカウントだけど、僕はフォローしなかったんだよ。
公式サイトのフォトギャラリーの補完としてざっと見るだけでそのアカウントは僕の中で役割を果たしたし、全体像が大体分かったから更新されるたびに逐一自分のホームに投稿が流れてこなくてもいいと思ったからだ。
そんで思った。ちょっと思った。
このアカウント、フォローされなくても十分活躍してるなぁと。
フォトギャラリーとして使うアカウントなら…
もちろん多くのSNSアカウントにとってフォロワー数が重要であることは間違いない。
最新の情報、キャンペーン告知、セール情報、新商品情報などを織り交ぜて、その都度ユーザーの購買欲をくすぐって行動を促したいわけだから、一人でも多くのユーザーに鮮度の高い情報をキャッチしてもらいたい。
のだが…
例えば結婚式場のアカウントについてはそんな貪欲にフォロワー数を求めて、フォロワーを稼ぐための施策に傾倒しすぎると逆にコスパが悪いんじゃないかなぁと思ってきた。
※あくまでフォロワー数を増やすのに全力を投じなくてもいいんじゃないかと言う意味で、フォロワー数を増やしても意味を成さないと言っている訳ではないかんね。誤解しないでくれよ。
企業アカウントがフォロワーを集める理由
企業アカウントがフォロワーを増やすべき理由はさしずめ「ファンになってもらうため」「定期的に想起させるため」「最新の情報を提供するため」といったところだろう。
ここでまた結婚式場を例に出すけど、結婚式って人生で(大抵は)一回ですやん?
長いことフォローしてもらって、仮に熱狂的なファンになってもリピーターにはならないやん?
式終了後に定期的に思い出してもらっても「結婚式よかったなぁ…」って勝手に思わはるだけですやん?
そう思うとこの手のビジネスでガチで追い求めないといけないのは果たしてフォロワー数なのかなぁ?と考えさせられたりする。
ちなみに結婚式場のアカウントに限った話ではなく、比較的利用スパンの長いホテルや観光関連、求人アカウントやリピートしない1つの商材だけを販促するアカウントなんかにも似たような考え方が出来るかもしれないと僕は考えている。
そもそもフォロワー集めの手段って
ここらで一度企業アカウントがフォロワーを増やすために取りうる手段を今ぱっと思いついた限りで書いていこうか。
有名企業でもない限り企業アカウントというのは驚くほどフォロワーが付かないんだよ。そんな企業アカウントがフォロワーを集める為の手段なんてぼちぼち限られてるわけだ。
プレゼントキャンペーン
「フォロー&いいねで賞品が当たる」「フォロー&リツイートで新商品プレゼント」といった類のキャンペーンだ。
ぼちぼち魅力的な商品を釣り餌にして定期的にしつこくキャンペーンを繰り返せばフォロワー数千人なんて速攻到達するんだよ。
ぶっちゃけ一番手っ取り早い。集まるフォロワーの質についてはよく議論が起こるけどね。
広告配信
コンテンツ力が必要だけど、アカウントの中でも渾身の役立つ投稿、オモローな投稿をそのまま広告として配信する手法だ。
今日日新参のSNSアカウントはどんなにナイスな内容の投稿をしてもまず見つけてもらえない。なんなら自分で自分を見つけようと狙いまくった検索しても出て来ないまである。闇。
そんなわけだから、興味持ってくれそうな人に無理やり露出するんじゃあ〜という策がこれ。
めっちゃ投稿する
気が狂ったように沢山投稿すれば流石に露出機会は増えるし、フォロワー増加に繋がる投稿だって時折生まれる。
ただし投稿の質も担保しなくちゃいけないから、文字通り気が狂う。
全てのアカウントがフォロワー増加施策をやるべきか?
答えは否だと思う。
例えばプレゼントする自社商品が無い結婚式場でも「アマギフ」とかいう必殺万能プレゼントを使って無理やりフォロワーを集めることは出来る。
出来るけど結婚式と何ら関係のない人にアマギフを配ってフォローしてもらっても不毛だし、広告配信や投稿を通じてフォロワーになってもらって、更にはファンになってもらっても、さっき言った通りリピーターにならないんだよ。
だからフォロワーを集めるメリットがやや薄い。
ならばやるべきことは
要するにフォローを継続してもらって、ゆくゆくフォロワーがファン化したとしても旨みが少ない商売においては頑張ってフォロワーをかき集めるような努力はしなくていいんでねえかと思ったり…する。
でも、フォロワー獲得の為に頑張る必要があまり無いだけで、やるべきことは沢山あると思う。
クチコミ数を増やす
企業公式アカウントからの発信よりも一般ユーザーが発信する情報(=クチコミ)の方が当然信頼性は高い。
企業アカウントは自社の商品・サービスを良く言うに決まってんだから。
そんなわけで一般ユーザーから発せられる1件のクチコミ投稿は企業アカウントが発信する投稿10件よりも価値があると僕は考えている。
こっちを増やすことに心血を注いだ方が良いと思う。クチコミ投稿してくれた人にプレゼントを渡すとかキャッシュバックするとか、クチコミ投稿の動機付けをする手段はいくらでもある。
フォトギャラリーとしての役割を与える
冒頭で言及した結婚式場アカウントのイメージだ。
公式サイトにも載ってる写真をそのままInstagramに転載しているのではSNSアカウント運用を頑張る意味をあまり見出だせない。
個人的には公式サイトで得られる情報を補完する役割、ないし公式サイトでは得られない情報を提供出来る場としてアカウントが存在するのがベストだと思う。
保存される投稿を目指す
保存数はまじで重要な指標だ。いいねは社交辞令で飛ばし合ったりもするけど、保存は違う。
保存はまじで後から見返したい、また参考にしたいと思われる投稿にしか付かない。だから今回僕が考えているフォロワーを追い求めなくても良いアカウントにとっては大切にしたい指標だ。
ウェブサイトからの動線を強化する
SNSアカウントって隠さないとアカンのか?それ違法なんか?って思うくらいさり気なくSNSリンクを置いてるサイトってあるよね。
更新出来てないからあまり見られたくないと言うならSNSやめちゃいな。そうでなければもっと主張しなきゃ!
サイトでは公開してない詳細がここでは見れるよ!って宣伝するんだよ!少しでも見られるキッカケを作るのだ〜!堂々としろ〜!
まとめ
SNSマーケティング = フォロワー集め
というのが一般的だけども、そうじゃないケースもあると僕は思ってる。
一度立ち返ってアカウントの存在意義を問うのもいいかもしれない。そのアカウントとユーザーはどこでどういう風に出会って、アカウントの存在はコンバージョンにどのような影響を与えるのだろう?
長くフォロー関係を維持してファンになってもらうのが良いのか?ザーっと見て比較検討の材料にしてもらうのが良いのか?
アカウントによってその存在意義は異なると思う。
…って話を実際にホテル業界のお客さんに説明して、提案書まで持っていったけど、その時は失注した。だからやっぱダメかもwww
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