ズッキーニの自家採種
先日ついに、デカく育ったズッキーニを収穫しました。食べるためではなく、種を採るためです。
去年は失敗
ズッキーニの自家採種、去年は失敗しました。種取り用に育てていた実が完熟するのをまだかまだかと待ち侘びている間にズブズブに腐ってしまい、ある日、皮が破れたら中がほぼ液状化していました。なお、腐っているかどうかは外側からはまったくわからず、結構巨大化していたにもかかわらず、中にはほとんど種がありませんでした。昨年の衝撃的なズッキーニ事件については去年書いていましたね。あまりにショックだったので。
でも今年は大成功なんですよ。たぶん。
早めに種取り用の実を決める
去年のズッキーニはこれ以上に巨大化しましたが、へちゃへちゃの種がかろうじて数個採れただけでした。その種から育てた2世は発育がイマイチでした。
が、今年1世の種(買った種)から育てた5株のうちの1株の実が形もよく発育良好で、受粉もうまく行っていたらしく、大変立派で充実した種が採れました。
このままよく乾燥させて、来年まで保存します。
暑さに弱いズッキーニ
どうやらズッキーニは暑いのがイヤらしく、梅雨が明けて暑い日が続くと雌花ばっかりが生長し、雄花がほとんど咲かなくなってしまうということが起きるようです。まさに今うちのズッキーニがその状態です。そうなると受粉できないため、大抵の実は長さ10cm程度でシワシワになり始め、そのまま放置すると黄色くなって腐ります。
去年はズッキーニの生態をよく知らなかったので、まだ涼しい時期に順調にできる実をじゃんじゃん食べまくり、種採りのことをあまり意識せずに育ててしまって失敗しましたが、ズッキーニは一番果でなくとも暑くなる前の実がなり始めたくらいの時期に、形が良く、よく育ちそうな物を選んで受粉し、そのまま2ヶ月くらい完熟するまで育てるのが、うまくいくやり方のようです。
完熟のサイン
その後、これでもかというくらい待つと、外側がカチカチになります。私が栽培しているブラックビューティーという固定種の場合は、見た目も瑞々しい緑色というよりは濃い緑と茶色の中間みたいな色と、一部黄色くなってきたら完熟しているようです。
そしてさらにそのまま放置すると、中から腐り始めます。今回も、虫が食べようとして開けた穴を押すと、外側は固いけど中はブヨブヨしている感じで、振るとチャポチャポ音がしました。
その穴にもう少し切り込みを入れて中から水を出すと、腐った水と共に立派な種がドバドバ出てきて、思わず「よっしゃー!」っと畑で1人、ガッツポーズ。
家に帰って切ってみたらこんな感じでした。
ズッキーニはカボチャの仲間なので、種の形などもよく似ていますが、カボチャは浮く種が良いのに、ズッキーニの種は浮いたのはたった3粒。調べてみたところ、ズッキーニも浮く方が良いと…。ガーン!ほとんど沈みましたけど!でも発芽しそうな立派な種やねんで…?あかんのかな??沈んだ理由はチャポチャポの水に浸かった状態やったからではなかろうかと推測しています。現時点では希望を捨てずにおきます。
そしてこれが乾いた状態。濡れていると緑っぽかったですが、乾燥すると白くなります。
これでしばらくズッキーニの種も安泰?かどうか、まだわかりませんね。今回採取した種は沈みましたが、乾燥してもぷっくりと厚みがあり、昨年の種とは大違いです。できれば発芽してほしいな。そして来年こそ、丈夫な2世を育てたいです。
きゅうり、ナス、トマトの自家採種についてはこちら
きゅうり、ナス、トマトの自家採種の方法についてはこちらに記録してあります。
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