同棲して1週間で別居が始まった話
同棲を始めて1週間。
家庭内で別居状態になった。
きっかけは、僕が高熱を出したこと。
その週末、彼女は用事で実家に帰っており、自宅には僕1人だった。
夏の暑さが厳しい時期。室内にいても蒸し暑く、その日は朝から体調が悪かった。
寝室にはエアコンがない。僕は布団を引きずって、エアコンのあるリビングに寝床を移動させた。そこで土日をほとんど寝て過ごした。
その後、エアコンで快適な温度に設定できる部屋に居心地が良くなってしまった僕は、そのままリビングに定住することになった。
ケンカをしたから別居しているのではなく、
身体的な快適さを優先した結果、家庭内別居という形になってしまったのです。
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9月に入り、秋の訪れとともに涼しさが我が家にやってきた。
家庭内別居に対して彼女から不満が上がり始め、僕自身も次第に寂しさが募ってきたため、ベッドの購入を検討し始めた。
というのも、僕は以前の一人暮らしではロフトで寝ていたため、ベッドを持っていなかった。なので、寝室で彼女の隣を確保するには、ベッドが必要だったのだ。
色々ネットで探してみると、某メーカーのベッドがリーズナブルで良さげだったので勢いで購入。マットレスとともに1週間程で家に届いた。
きのこ帝国を聴きながら彼女と組み立てをして、ようやく完成した。念願のベッド。
サイズも完璧。
晴れて約1ヶ月の家庭内別居は解消となった。
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すると、満足度が桁違いだった。
寝室が好きすぎて、リビングでダラっとTVを見る時間が減った。
ベッドの上で寝転がってスマホを見たり、雑誌や本を読んだりする時間が1日で1番好きな時間になった。
それぞれが思い思いのことをして過ごして、気が向いたら話す感じが最高すぎる。
この空間と彼女との良好な関係性を形成するために、これまでの人生を頑張ってきたのだろうなぁと感慨に浸った。
1つ上のステージに到達した感がすごい。
「またケンカをしたときは、家庭内別居もありだね」というジョークを彼女と言い合える関係性でいられるのが自分でもステキだなぁと思う。
同棲の解消と見せかけた、盛大な惚気でした。
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