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【見所たくさんワットパクナム】天井画だけじゃもったいない!バンコク人気寺院のおすすめポイントと最寄り駅からの行き方

ワットパクナムというと、タイ・バンコクの寺院の中でも、星空のような美しい天井画がインスタ映えすることでアジア圏の観光客にとても人気の寺院です。

私が最初に訪問した時は、まだ黄金の巨大大仏が建造(?)中でした。

私が最初にワットパクナムに訪問したときは
まだ黄金大仏を作っている最中でした。
ワットパクナムにある仏塔は
5階建ですが、最上階に行くまでの
展示物も必見です。

来られる観光客はみんなエレベーターで天井画のあるフロアだけに行って、写真だけ撮って帰ってしまうのですが、
これは声を大にして言いたい!

全部見ないとめちゃくちゃもったいない!!

本堂や大仏塔・展示物のフロア、周囲のお庭もとても美しい、見応えある寺院ですので今からタイ旅行へ行かれる方やリピーターの方へ、ワットパクナムの推しポイントをご紹介します。

ワットパクナムの基本情報

ワットパクナムの正式名称は【ワットパークナムパーシーチャルーン(Wat Paknam Phasicharoen)】と言います。

アユタヤ王朝時代に建立された寺院ですが、タイ国内で有名になったきっかけは、住職だった高僧ルアンポーソッドが提唱した【タンマガーイ式瞑想(サンマー・アラハーン)】が広まったことによります。

ダンマカーイ瞑想を提唱した
高僧ルアンポーソッド

この瞑想法は比較的新しいもので、タイ国内で主に実践されているものとは異なるため、一時期は異端児的な扱いでした。

現在は多数の信者がおり、ワットパクナムの瞑想センターで学んだり、寺院内で瞑想されている方をよく見かけます。

あの美しい天井画のある場所でも瞑想中の方をよく見かけます。

博物館の展示物も見応え抜群

天井画のある塔の下は、仏教や寺院に関する美術品や仏像、仏具などが展示されています。

博物館にはたくさんの仏像や仏具が
展示してあります。

これがなかなか見応え抜群で、日本では見られない仏像がたくさん。

タラパットという、僧侶が顔を隠すための団扇がたくさん展示されているのも面白いです。

この団扇は僧侶が信者の前で読経をしたり、説法をする時に使います。
長い柄が付いていて団扇を立てることで顔を隠すのですが、隠すことにより僧侶本人の個性が消えて、唱えられるお経がブッダの説く教えそのものとして伝えられるとされています。

面倒ですけど、階段で上がって色んな展示物を見た後に、あの美しい場所に到達すると感動もひとしおです。

ワットパクナムの最上階にある
美しい仏塔と天井画。

高僧のパワーにあやかろう

ワットパクナムを一躍有名な寺院にした、ルアンポーソッド

ワットパクナムにはルアンポーソッドの棺が置かれていて、誰でも参拝することができます。

ワットパクナムの住職であった
高僧ルアンポーソッドの棺。
常に読経が行われています。

このメモリアルホールが荘厳でとても美しく、僧侶の読経の声が響く中参拝すると、とても心が落ちつきます。

ルアンポーソッドの像は、参拝者が貼っていった金箔で埋め尽くされていて、信者の多さを伺えます。

高僧ルアンポーソッドの像には
たくさんの金箔が貼られています。

ある境地に到達した僧侶には、特別な力があると信じられています。
そのパワーをお裾分けしてもらって帰ってくださいね。

壁画の美しい本堂も必見

せっかくタイの寺院にお伺いしたのですから、本堂へのお参りへもぜひ。

ワットパクナム本堂の
壁画も必見です

本堂にある仏像は触地印の坐像、背面の壁画は三道宝海降下で、タイ国内の寺院ではよく見られる形式です。

壁一面につながって描かれていることの多い本堂両サイドの壁画。
しかし、ワットパクナムの壁画は少し変わっていて、仏陀の一生がマス目のように細かく連なって描かれています。

よく見ると、クスッと笑えるおもしろい絵もあるので、じっくりと一枚づつご覧になってくださいね。

美しい南国の木々と猫を楽しむ

ワットパクナムは、周囲をワットアルンやワットポーなど有名寺院に囲まれた場所にありながら、比較的穏やかで静かな寺院です。

境内には南国の木々が生い茂り、よく清掃された美しい休憩所では、地元の方や僧侶が歓談したり涼を取ったりしています。

木陰で談話する僧侶達

木陰では猫さん達がのんびりと過ごしている姿も見ることができます。

大理石の床で寝るのは
ひんやりして気持ちいいでしょうねぇ

川沿いにあるお寺なので、朝早い時間や夕方、スコールの後などには心地よい風が吹きます。

境内で木々がさらさらと揺らぐ音や鳥の声、時間によっては読経の声も聴こえてきて、時間を忘れてしまうくらいです。

ワットパクナムへの行き方と周辺おすすめ寺院

最寄り駅からワットパクナムへの所要時間は、BTSシーロムライン・ウッタカート駅からは歩いて20分、MRTバーンパイ駅からは歩いて10分くらい

個人的にはBTSウッタカート駅から行くと、蛇の神様・ナーガばっかりが祀られている【ワットナークプロク】や、小さな仏像が28体まとめて祀られている【ワットアブソンサワン(ワットムー)】も合わせて訪問できるのでおすすめです。

▼ワットナークプロクについてはこちら▼

これらの場所も一緒に載せておきますので、お時間があればぜひ回ってみてください。

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