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【ワットラーチャーティワート】イタリアとタイが融合した神秘的なフレスコ画のある寺院
タイを代表する有名寺院が集まるドゥシット地区周辺。
実は隠れた名刹の多い地区でもあります。
なんせ10分歩けば寺院があるような地区ですので、毎回少しずつ、この周辺の寺院を訪問していっています。
今日はその中でも、まるで西洋の教会のようなフレスコ画のある寺院をご紹介します。
下町感溢れる参道
ワットラーチャーティワートウィハーンは第2級王室寺院です。
そんなに権威のある寺院にも関わらず、なんとも地味な雰囲気の場所にあります。
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渡るタイミングが難しい
朝9時ごろに行ったのですが、お供え物を売る屋台も無く、人通りもほとんどありません。
だいたい土日の朝の寺院は食べ物やお供え物をうる屋台が並んでて結構賑やかなのになぁ…
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ほとんどいません。
目的の本堂がある場所までは、結構歩かなければなりません。
あまりに静かで、本堂が閉まってたらいやだなぁ…とちょっと不安になりつつ本堂のある場所へ向かいます。
緑と青空に映える真っ白な寺院
境内に入ると緑がたくさん!
木陰があり涼しいからか、散歩している人も数名いました。
殺風景な道路からは想像もつかない美しさで驚きです。
一番最初に真っ白な塔が迎えてくれます。
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こちらはサーラーでしょうか?
閉まっていて残念ですが、タイの寺院にしては派手すぎない、凛とした佇まいが美しいです。
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さっきまでの不安な気持ちはどこへやら。
ゴミひとつない、よく整備された美しい境内に心浮き立ちます。
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では、さっそく本堂へ。
西洋と東洋が入り混じった異空間
本堂(※)の入口には僧侶がおひとり座っておられ、入っても大丈夫か伺うと、奥にも部屋があるからね、と案内して下さいました。
※本堂だと思うのですが、結界石が見当たらなかったためあくまでも憶測です。間違えていたらご指摘ください。
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一歩足を踏み入れると、まるで西洋の大聖堂のような世界が広がっていました!
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写実的な顔や肉感のある仏陀や天人達。
彩度の低いニュアンスカラーが神聖な雰囲気を醸し出しています。
西洋の絵画技術と東洋の宗教の融合、不思議な感じがしますが意外と合いますね。
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小ぶりな本尊の周囲を華やかに縁取るアーチには、ラーマ1世から5世の印章がデザインされています。
この寺院はアユタヤ時代からある古い寺院で、何度も修復を繰り返し、今の形になっています。
寺院内の壁画はフレスコ画と呼ばれる西洋の技法を使って描かれており、仏陀の前世の善行を書いたジャータカ物語が描かれています。
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これらの壁画はイタリア人のリゴーリ氏が担当しました。
このリゴーリ氏は、アナンタサマーコム殿の玉座ホールのドーム天井画なども描いています。
この宮殿は現在内部非公開ですので、ホール内部の壁画はこちらのリンクをご覧ください。(外部リンクに飛びます)
伝統的なタイらしい壁画は覆い被さってくるかの威圧感を感じますが、それとはまた違った透明感がある故の神秘性に畏怖の念を感じます。
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奥の神殿もお見逃しなく
奥にはとても愛らしいお顔の仏像がいらっしゃいます。
瞑想坐像の仏陀を中心に、左右には降魔印の仏陀。
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丸顔で優しい微笑みをたたえた仏像に癒されます。
こちらはとても狭い部屋なので、とても近くで仏像を拝めることができ、ゆっくりと対話をできます。
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壁画の一部が修復中で、すべてを見ることは叶いませんでした。
また、今回はこの後に予定がありチャオプラヤー川方面までじっくりと見ることができなかったため、完全に修復が終わったらまた伺いたい寺院です。
そんなにお寺に興味ないなーという方でも、カトリック大聖堂のような美しいフレスコ画だけでも見る価値ありです!
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