【ワットキンケーオ】賑やかな市場を見守る白い大きな仏像が印象的な寺院
深夜便に乗る時には出来るだけ立ち寄るようにしている、スワンナプーム空港の近くにあるお気に入りの寺院です。
仕事帰りに夕食のおかずの買い出しをしていたり、学校帰りの女子高生達が買い食いしたり。
とても賑やかで下町感あふれる市場の奥に現れる美しい寺院を紹介します。
仏像が見守る賑やかな市場
深夜便に乗る時はホテルのチェックアウト後、スワンナプーム空港に荷物を預けてから、空港のあるサムットプラカーンの寺院を少しづつ訪問するようにしています。
そのうちのひとつ、ワットキンケーオはスワンナプーム空港からタクシーで20分程度の場所にあります。
立ち寄る曜日がまちまちなので、毎日やっているのかは分かりませんが、食料品や衣料品などの市場がたくさん並んでいて、奥にいる白い大きな仏像が市井の民を見守っているかのような風景が大好きです。
バンコクの街中の市場よりも少しお手頃価格で、串焼きやジュースなどを買って食べ歩きしながら、ゆるゆるとタイ最終日を満喫します。
市場から参道に繋がる門を出て、大きな仏像を眺めながら寺院まで歩きます。
本堂がふたつで礼拝堂なし?
いつも思うのですが、結界石のある建物がふたつあるのです。
ひとつはこちら。
とても大きな本堂で、まだ新しい感じがします。
内部はピンクを基調とした優しいイメージの壁画がとても美しいです。
いつも夕方の読経の時間に当たってしまうので奥の壁画をじっくりと見れたことがありません。
早く行こう!と思うのですが、なぜか前の用事が押したり道が混んでいたり、夕方5時頃になってしまいます。
そしてもう一箇所はこちら。
先ほどの場所から少し北に行ったところにあります。
前回伺ったときもそうでしたが、結構長い時間をかけて修復しているようです。
先ほどの場所よりは小さな建物ですが、確かに結界石が置いてあります。
うーん、どういうことだろう?
こちらの壁画は古いのですが非常に味わい深く素晴らしい。
後には三道宝階降下が描かれています。
そして礼拝堂が無いのですよね…
最初に寄った場所は本堂兼礼拝堂なのかしら?
未だに謎のままです。
回廊と仏塔に並ぶ仏像たち
ワットキンケーオは割と大きな寺院で、サーラーや動物達へのタンブンの場所などをゆっくり回っているとなかなか時間がかかります。
下町の寺院にありがちな「野犬多い問題」があるので、あまり鬱蒼としたところへは行かないようにしています。
ただ、本堂周辺はとても見応えがあるので、そこだけを見ても十分満足できます。
本堂を囲むように回廊があり、ここにもたくさんの仏像が並んでいます。
先ほどの参道を挟んで向かいには、大きな仏塔があり、そこにも仏像がたくさん!
ぽってりお腹のサンガッジャーイさんもいらっしゃいますよ。
ぜひ探してみてくださいね。
居眠りヤックの門をくぐって
大きな仏像の背後には、池の上に建つサーラーがあります。
この水に浮かぶようなサーラーを真正面から見られる場所への入り口に門があります。
左右に門番をするヤックがいるのですが、よーく見て下さい。
向かって左のヤックは居眠りしていて、右のヤックがその様子を睨んでいるのがかわいいでしょう?
門をくぐるときに見逃さないように!
このサーラーには、ルアンポールアックという高僧の像が祀られています。
ご利益があるとのことで、彼の作ったプラクルアンは超高額で取引されているそうです。
郷愁を誘う下町感あふれる市場と寺院。
帰国時に立ち寄るにはぴったりだと思います。
仏教美術がお好きな方にもおすすめです。
ただ、ひとつ注意があって、夕方は寺院前の幹線道路がおそろしく混んでいるので時間には余裕を持って出るようにしてください。
残念ながら最寄駅や空港へはバイタクで行ける距離ではありません。
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