読書ノオト | 夏物語 / 川上未映子 (読書ノオト Oct 2021)

新型コロナウイルス感染予防策として、読者家として貢献できることは、図書館の利用制限を遵守することに尽きる、かもしれない。。。

理屈の上ではそうだけれど、現実的には、思うように使えなかったのがちょっと痛かった。

10月前後の規制緩和によって、図書館の利用がとにかく楽になった。


とはいうものの。

読みたい作家の読みたい本、がいつでも利用可能な状態で開架図書にあるわけではなくて、その代わりと言っては変かも知れないけれど、読みたい作家の違う本、を少なめに借りてみた。

貸し出し可能枠をおなかいっぱい借りてしまうと、ここぞという時に出動できないような気がして、2/3というか、7割というか、そのくらいで抑えておいて借りてみた。


それから。

貸出期間の半分くらいを目安にして、1/3というか、3冊くらいを入れ替えてみる。そんな風にしてみた。

開架図書の前で、立ち読み(?)していた物の、良し悪しが今ひとつ判断できないとか、以前から読んでみたかったんだけれども、いざ借りてみたら大作で、期間内にはとてもではないけれど読めそうにない、なんて場合に、3冊づつ入れ替えてみると言う方法は、なんだか精神的に楽な気がした。


とはいうものの。

読みたい作家の読みたい本、が思うように借りられた、と言うわけではないんだけれども。


そんな中で。

川上未映子の夏物語りを借りていた。


どうなんだろう、と思いながら手に取った夏物語なんだけれども、なんだか銀河鉄道999に通じる物があるような気がする。

借りてみて、あたりだった気がする。


一度延長して、借りたままだったんだけれども、主人公の生い立ちが紹介される最初の章をやっと読み終わった感じ。

エピソードがたくさんあるので、後で読み返すときに役立ちそうな、段落の区切りは何処なんだろうなんて思いながら、最初の章だけ何度か読み返していた。

翌々見てみると、段落の区切りが1行のところと、2行のところ、つまり2種類合って、どうやら2行の区切りのところを目安にすると、後々読み返すのに便利そうだ、と言うことが分かった。

こんなことをしていると、現代国語の読解でもしているような気になってくる。

速読に憧れているんだけれども、やっぱりだめで、今回は1章だけ読んで、返却しようと思っている。

どうやら2行の区切りのところが目安になって、エピソードが展開していくようだ、なんていう(小手先)(修正案:夏物語に固有)のテクニックを身につけた物だから、次に借りるときには、今よりもっと楽になるんじゃないかな、と思っている。








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