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36歳芸人のとりとめのない日常34。

こんばんは、今年のアルバイト納めをして絶対時間(エンペラータイム)に入りました、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

63日目。

そうなんです。日付変わって昨日を以て2022年のアルバイト納めをしたんです。なのでここから1週間くらいは朝早起きしなくていい、なんぼでも夜更かしが出来る絶対時間(エンペラータイム)なんです。最高。

元々は今日から三日間実家に帰る予定だったのだけれど、諸事情でそれが無くなったから、年末年始は東京で過ごすことになった。まぁ上京してきてからずっと年末は大体東京で過ごしているんだけれど。今年も年越し蕎麦作って黒豆さん炊いて煮物作って雑煮作って相方に振る舞いますかね。蕎麦、今年は自分で打ってみてやろうかしら。

ちなみに今年の正月の食卓はこんな感じ。雑煮と伊達巻きと煮物と黒豆は僕が作ったやつ。見た目はくすんでいるけれど、味はそこそこイケるんですよ。

ちなみに今年実家に帰った時の母作おせちはコレ。いや勝てるかー!でもこの料理の技術を多少は伝承しないとな。でも母は伊達巻きは作ってないみたいだから、伊達巻きだけはもっともっと腕磨いて母に教えるくらいに上手くなってやりたいな。どうやったら焦がさずに良い感じの焼き色で作れるのだろうか。そもそもフライパンで作ろうってのが無理あるのかな。調理器具もなぁ、いつか売れていっぱいお金稼げるようになったらいっぱい揃えたい。

フジテレビのドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」の最終話を視た。

※ここから多少ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」のネタバレを含みます。御注意ください。

いやぁ~よかったなぁ。今期のドラマの中で一番好きかも。大門が裁かれずに終わるのがめちゃくちゃリアルだなぁ。日曜劇場とかだったら絶対に大門が裁かれて終わるもんな。それはそれでスッキリ爽快で気持ち良いのだけれど。めちゃくちゃリアルで凄く良かった。

初回から視ていてずーっと「なんか音楽の感じが映画『アイデン&ティティ』に似てるよなぁ。」と思っていた。音楽の流れるタイミングとか、流れるBGMの音色とか。あのエレキギターのハウリングのようなノイジーなやつとかオルガンっぽい音とか。最終回にしてようやっと調べたら、どちらも大友良英さんという方が携わっていた。やっぱそうよね!うわぁ~。大友良英さんが音楽担当している映画とかドラマとか今後めちゃくちゃチェックしていこうと思います。感情の性癖にめっちゃストライク。

浅川と岸本が居る牛丼屋に村井がやって来るシーン、チェリーさんと松本さんがカレーとケーキ食べるシーン、涙出ちゃったな。いやぁ本当に良いドラマだった。

M-1のアナザーストーリーを録画したのだけれど、やっぱ今年も視ずに消してしまった。なんでだろうな。元々お笑い芸人を志したのはM-1のドキュメント番組がきっかけだったのに。そこで漫才に、お笑いに人生を賭けて闘う人たちの姿を視て胸が熱くなったのが始まりだったのに。何故だか今は視るのが心苦しい。いや、多分視たら絶対感動するし涙するんだろうけどさ。何だろう、自分が芸人やっているクセにそこに映る程の苦労や苦悩、努力、挫折なんかをしていないという引け目があるんだろうか。情けない。

さっきたまたま視た「芸人報道」で、配信が売れる芸人・売れない芸人の違いをフワちゃんさんが「ビスブラは大阪芸人で全部言っちゃうからミステリアスさが無い、シソンヌさんはミステリアスさがある。」みたいなことを語っていた。男ブラもミステリアスさが在るよな。芸風的に、やっている単独ライブのテイスト的に、ジャパネーズもそちら側で在るべきなのに、僕はこうやってプライベートもそこそこ明け透けに無防備にネットの海に流してしまっている。

選択肢を全部間違えて此処まで来ているのだろうな。きっと今まで全部逆を選んでいたら今頃もう少し幸せな人生を歩めていたことだろう。でもなぁ、相方を相方に選んだことだけは間違いじゃなかったって信じたい。そして相方が僕を相方に選んでくれたことも間違いじゃなかったって信じさせたい。

「歪」これが僕の人生を象徴する漢字だと思う。大学1回生の時に居候させてもらっていた伯母さんにも「陽君は屈折している。」と言われたし。屈折したくてした訳じゃないんだけどな。

そんな2022年12月26日から2022年12月27日未明までの、36歳芸人のとりとめのない日常でした。