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ぺらぺら読書感想DA文5。

おはよう御座います、雨がふります雨がふる、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

35日目。

ねー。雨降ってますねぇ。長距離移動の稽古場稽古日だというのに。少しだけ憂鬱。しかし自然にとっては恵みの雨。人間目線で勝手に雨を憂いてんなよって話だわさ。今日は夜に姉と逢う約束があるので恐らく日跨ぎ前更新は厳しそうというワケで、こんな時間に更新しております。シランガナ駅前店。

最近読んだ本の話。昨年の4月にふと気まぐれに文庫本を読んでみたのをきっかけに大学生時代ぶりに再燃したウネモトモネの読書熱。言うても読むスピードはそんなに速くないので、年末までに読めたのは35冊。しかし今年に入ってからは綾辻行人先生の『黒猫館の殺人』を読みストップ。僕自身が体調を崩したり、バイト先で今更新型コロナが流行って人手不足になりバイトの個人負担がめちゃくちゃデカくなって疲労が溜まりまくった影響で通勤退勤中に読書する心のゆとりがなくなったり、毎月新ネタライブをやることになったので台本つくりに時間をさかれたり。と諸々の理由というか言い訳で読書習慣が徐々に徐々に僕の生活から剥がされていっていた。

しかし、先月末に新ネタライブをやった後くらいからかしらね。なんだか少しずつ心の余裕も戻ってきて。僕のnoteの数少ない読者さんからも「おいウネモトモネよ、もう本は読まないのかい?」と発破をかけて戴き、また「よし!いっちょ読書始めるで!」という気持ちがなんとな~くフェードインで明転して。「コント『読書のある生活!』」とタイトルコールせんばかりに始まりました。

でまず最初に読んだのが綾辻行人先生著『霧越邸殺人事件』の上巻下巻。

※ここから『霧越邸殺人事件』のネタバレを多少含みます。御注意下さい。

"もうひとつの館シリーズ"みたいな呼ばれ方もしているらしい(と何かで視たような視なかったような)この作品。いやぁ面白かったですねぇ。やっぱ綾辻行人先生の書くミステリー作品はウネモトモネの心にどストライク。情景描写がとてもとても繊細で丁寧で。今回もまた僕の心の中にだけ、僕だけの霧越邸が出来上がりました。肝心の推理の方も要所要所で「あれ?」って思っていた違和感が最後綺麗に回収されてね。

いやぁでも名前の暗号は気づけなかったなぁ。でももっともっと執念深く読んでいたら気づけたかもだよなぁ。彩夏とななしの名前が物語の中で変わったということ。あれだけ「名前」というのがキーポイントだと何度も何度も示されていたのにさ。嗚呼ライトな読者層代表、脳味噌のスタミナ弱、もっといろいろと深く考えて生きなきゃダメだよ人間ウネモトモネ。

もの凄い凄惨なシーンなんだけれども、ラストに真犯人が自害する所。雪の白と鮮血の赤のコントラスト。真っ白いキャンバスに描かれた深紅の花。脳内にそんな画が浮かんでなんだかとっても綺麗だった。

そして、世代なのか単なる僕の無知なのか。北原白秋さんの『雨』も西條八十さんの『かなりや』も知らなかったウネモトモネ。嗚呼無知。むちむち。ヨシモトムチッ子物語。懐かしいね。今やったら霜降り、コロチキ、ビスブラ、男ブラ、ZAZYって同期もいっぱい出てるんだろうな。

最後に話が急速で逸れましたが『霧越邸殺人事件』大変面白う御座いました。忍冬医師が可愛かったですね。

で、今は角川ホラー文庫の江戸川乱歩ベストセレクション4巻『陰獣』を読み進めております。2作収録されている内の『陰獣』まで読み終わった。今から『蟲』を読みます。やはり乱歩先生の文章も良い。不気味さ気持ち悪さ変態性みたいなのもめちゃくちゃあるのだけれど、それが不快感なく入ってくる。まぁそれは僕自身がそういったものを持ち合わせている人間だからなのかも知れませんけれども。

んー。いろんなジャンルの本を読むべきなんだろうけれども、結局手が伸びるのはミステリー小説なのよねぇ。昨日も映画観た後紀伊國屋行ってテディー・ベアー展観た後に2階上がって文庫本買ったんだけれど。結局綾辻行人先生の『暗黒館の殺人』の1巻2巻(お金の持ち合わせがなくって3巻4巻は変えなかった)と江戸川乱歩先生のベストセレクション6巻『パノラマ島奇譚』(5巻『黒蜥蜴』は既に購入済)だもんなぁ。そして押見修造先生の漫画『おかえりアリス』の最新巻を買い忘れるミス。嗚呼。

はい。そんな感じのぺらぺら読書感想DA文で御座いました。


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