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読書記録『海賊と呼ばれた男/百田尚樹』

じっくり時間をかけて読んでいた大作が、さっき終わった。
熱いうちに読書感想文を残したい。
(今年13、14冊目)

これほど人の持つ熱さ、人情、恩義、忠誠を描ける人はいないと思った。
百田さんすごいなあ。
そして主人公は実在した人がモデルらしく、出光興産の出光佐三。
実在したことこ、同じ日本人であることが信じられないくらい感動した。

何回も泣いた。
感動してとかじゃなくて、心が熱くなって勝手に涙が出た。
国岡鐵造の言葉はもちろん、一緒に働く男たちの姿勢、覚悟にも何回も泣かされた。

明治、大正、昭和、平成、令和と時代が変わってきて、昭和人間の昔ながらの日本人らしさを揶揄したり時代遅れだと若い世代は言うかもしれないけど。
自分はこの時代に生きてみたかったなあと思った。
今の時代でも根性なくてメンタルも弱いくせに、平成生まれの自分が戦時中なんて想像しただけで、ぶっ倒れそうだけど。こんな熱い大人たちを見てみたかったなあと思う。

神戸港で日章丸を見送るシーンとか、当時実物をみた人にインタビューしたいくらいやわ。




〈「海賊とよばれた男」を読んで、学んだこと〉
・人は、覚悟がある人について行きたくなる
・人情
→この人のためならと思われる人間力
・自己の利益より国、国民の利益を追求する 
→その結果大きくなって自分に返ってくる
・経営者の先見の目は何手も先をみている
・視座が高い
・情報収集は非常に大切 →その上での決断力、裁量、スピードが重要
・運命を待つのではなく、自ら切り開く
・1冊の本を作るための労力 →参考文献だけでも28冊の本


〈自分の人生にどう生かしていくか〉
・熱さを恥ずかしいと思わない
・自分の大切にしている信念は貫き通す
・人間力を磨く
→読書、世界を知る、相手への想像力、親切心
・自分の生き方を見つめる
→どんな人生にしたいのか、何を大切にしていくのか
・待たない、攻める
→受け身ではなく自分で学ぶ、行動する姿勢



熱いものが伝播してきて、今めっちゃ熱くて暑い。
そんな作品を作る作家さんってすごいなあ。

もうほんまに、店主についていく男たちも最高にかっこいいし、それを支える女たちも美しくクールだし。

「国岡鐵造のように、自分も何か成し遂げてぇ〜!!」ってなった。

以前の自分だったら、よっしゃ!なんかデカイことやりたい!とか
なんかないかな!とか、何かがわからず悶々と燃えてたと思う。

今の自分は
何者かになろうとしなくてもいいじゃん、って思えるようになったので
自分にできることを自分にできる範囲で。
「大切な人を大切にしたい。」
これが自分の生涯をかけてやりたいこと。失敗多いけど。

仕事を通してだと
教師として子どもたちに背中を見せたい。と思っている。
この人は信頼できるって本気で思われるような人間、生き方をしたい。



人を幸せにしたかったら、まずは自分が幸せに。
人を元気にしたかったら、まずは自分が元気で。
人を楽しませたかったら、まずは自分が楽しむ。

まずは自分。
自分がどう在りたいのか、どう生きていくのか。
常に自分を磨かないと。


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