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ロンドンの車も溶かしたスカイガーデン展望台へ

ロンドンの中心は訪れる度に高層ビルが増えていてびっくりします。

シティ(City of London。下記地図)では、元々はセント・ポール大聖堂がどこからでも見えるようにそれよりも高い建物を建ててはいけないということでしたが、いつの頃からか特定エリアはいいように変わったよう。

クリスマス直前にこの辺りのイギリス最高階のレストランに夜景を見に訪れました。

ただやはり昼間の景色が見たい!と思いスカイガーデン展望台に行くことに。ウェブサイトから事前予約が必要ですが入場無料です。

スカイガーデンよりも高層階の展望台もあるのですが、スカイガーデンはその名の通り展望台に植物が植わりガーデンのようになっているので見ごたえがありそうなのでチョイス。

スカイガーデンは通称「Walkie Talkie」というビルにあります。その形がトランシーバーに似ているため付けられた名前。

確かにトランシーバーのような形です。

スカイガーデンのあるビルで起こった事件

このWalkie Talkie、2015年の完成間際にとある事件が起こり有名になったそう。

テムズ川に面して向いている建物の総ガラス部分が内側に向かって湾曲していますが、なんとこのカーブが太陽光を一箇所に集めてしまい、それが近隣の通りの一箇所に反射してしまったそう。その一箇所は気温が95度に及び、建物のタイルはボロボロに劣化し、駐車していた車は「溶けた」そう。

その当時のニュース映像が残っていて、目玉焼きを焼いて検証しています。太陽物理学者の説明が面白いです。

結局ビルに日除けを設置することで解決したらしいですが、建築家が設計時点で問題に気がつかなかったのが不思議です。灼熱のドバイなどではなく、曇り空の多いロンドンであったのが不幸中の幸いでしょう。

いざスカイガーデンへ!

降りた鉄道駅はテムズ川にかかる橋にホームがあり、電車を降りるとこの眺め!Walkie Talkieが右手に見えます。

チケットの指定時間の30分前くらいに到着したら15分前に列に並べとのこと。列の最後尾が結構先で、セキュリティを通ってエレベーターに到着するまでに軽く30分かかりました。

38階、160mの高さにある展望台です。

天井が高く気持ちいいです。正面にアウトドアのデッキがあるのですが、あいにく強風で閉鎖。

南側はテムズ川がすぐ眼下に。レストランのある階から見ると窓の角度のせいかかなり近く見えます。左にロイヤル・ネイビーの船、HMSベルファーストも。

東側はロンドン塔とタワー・ブリッジ。

その向こうにはカナリー・ワーフの高層ビル群でしょうか。

テムズ側は低くなっていて、反対側の北側へは階段を登っていきます。

傾斜部分に植物が植わっていてちょっとしたガーデンの雰囲気はありますが、結構人が多いのでのんびりという感じではないです。

北側はより高いビルが建っているので、辺り一帯を見渡すことはできません。

西側にはセントポール大聖堂が見えます。

テムズ川の西側。

列に並んでいた時間より展望台にいた時間のほうが短かったですが、昼間のロンドンの風景を楽しめました。

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