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映画ニュー・シネマ・パラダイスのシーンが蘇るシチリア島チェファル
シチリア島のパレルモから海岸沿いを東に70キロほど行ったところにあるチェファル(Cefalù)。
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世界遺産の大聖堂やビーチがあり、雰囲気も良さげで、パレルモからも電車で一本なので行ってみることにしました。
映画ニュー・シネマ・パラダイスのロケ地
チェファルは、1989年に公開され、アカデミー賞外国語映画賞を受賞したイタリア映画、ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo cinema Paradiso)のロケ地の一つ。この映画は「映画音楽の巨匠」と言われるエンニオ・モリコーネがテーマを作曲したことでも知られ、映画を見たことがなくてもテーマ曲を聞いたことある人は多いと思います。
アメリカの大学時代に外国語映画(ハリウッド以外の映画)にハマり、過去に賞を取った外国語映画を大学の図書館で借りて見まくっていました。この映画もその一つで、今でも私のベストムービートップ3に入る映画です。
チェファルは、主人公のトトが青年になり、海岸沿いの屋外シネマのシーンで登場します。
世界遺産のチェファル大聖堂
まず最初に訪れたのは、チェファルの中心にある大聖堂。1240年に完成し、世界遺産に登録されています。
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パレルモの旅行記でお伝えしたアラブ・ノルマン様式の建物群の一つ。
背後に切り立った山があって独特の雰囲気を出しています。
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内部はフレスコ画がたくさんあるのかと思えば、意外とシンプル。
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ロマネスク様式の中にゴシック様式のアーチが見られます。
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大聖堂を後にして海の方へ歩いていきます。
チェファルの旧市街の町並み
町はとってもコンパクト。お土産屋さんが並ぶ通りは観光客で賑わっています。
大聖堂の塔が正面に見える通り。
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観光客の多い通りからすぐでもお店がないとこの静けさ。みんなお店のある方に吸い寄られて行きますが、私はこういうところも大好き。
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チェファルの目抜き通りは、地元民や観光客が行き交います。広場があるとリタイアした地元民男性たちがたむろっていたり。
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海沿いに広がるニュー・シネマ・パラダイスの世界
大聖堂から数分歩けばもうビーチです。
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そしてチェファルの一番の特徴は、海側から見たこの景色!
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映画でもここの景色が出てきます。↑の左手前に屋外シアターを設置して映画上映をするシーン。背景にこれらの建物が見えます。
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夜のシーンなので分かりにくいですが、そうそう確かにココ!設定が1960年代で、撮影されたのが1980年代後半くらいですが、今もほぼそのままです。
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中世の建物がズラリと並んで見事です。これらの建物は海と反対側の通りに面していて、一階部分はお土産屋さんだったりバーやレストランだったり賑やかなのですが、海側は静か。
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チェファルは旧市街の外に広いビーチが続き、リゾートの雰囲気もあります。ほんの数時間の滞在でしたが、海沿いの景色を見ただけで訪れた価値がありました。
チェファルを後にして、電車でシチリア島東海岸のカターニアに向かいます。
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