見出し画像

#80 ファッション界で知っておくと良い人って誰なの? 〜Kanye West編 その1〜

こんにちは、GENです。
最近あったお客さんとの話なのですが、

〜前略〜

G 「カニエ・ウェスト知ってます?最近話題にもなっている…」
お客「知らないんですよ、誰なんです?」

という話。

現代のファッションシーンに多大なる影響を与えて来た人を知らないとは…。と思いましたが、正直私もファッションに興味を持ってなかったら知らなかったと思います。

お客さんは悪くない。ということですね。
ちなみに私も詳しく知らなかったので、
むしろ調べる機会を与えてくださったことに感謝しているほどです。

ということで今回は
"元祖お騒がせラッパー"のカニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)について紐解いていきましょう。

1.カニエ・ウェスト(Kanye West)とは

カニエ・ウェスト(Kanye West)、2021年現在の本名はイェ( Ye)
1977年6月8日 生まれ

1990年代後半のカニエは、大学に通いながら音楽プロデューサーとして活動し、シカゴを拠点とするローカルアーティストに楽曲を提供する日々を過ごしていました。

ある日、若手発掘に定評のあるプロデューサーのジェイ・Z(Jay-Z)の目に偶然留まり、面会をすることになります。

サウンド面で評価され、ジェイ・Zの6thアルバム「The Blueprint」(2001年)の数曲にプロデューサーとして参加。

このアルバムが、全米1位の成功を収めたことでジェイ・Zからの信頼を獲得し、ジェイ・Zが率いる「ロッカフェラ・レコード(Roc-A-Fella Records)」のラッパー楽曲もプロデュースするようになりました。

この時、カニエは20歳前半。
ここから人気プロデューサーとしての階段を数段飛ばしで駆け上がって言っています。

2.プロデューサーからラッパーへの転身

20歳前半で地位を確立したカニエだが、彼の幼い頃からの夢はラッパーになることでした。
でも、あまり目には止まってなかったようです。

この理由としては
・プロデューサーでの活躍が多くのレーベルに先入観を植え付けた
・彼のファッションが当時のヒップホップシーンにそぐわない

という2点が挙げられたそうです。

現在ではこのようなスタリングですが、
当時はタイトなTシャツを着ていたと言われています。

1990年代〜2000年代のヒップホップシーンでは、
オーバーサイズで無骨な服が好まれていたため、上記の理由が出てきたと考えられます。

が、ロッカフェラ・レコード(Roc-A-Fella Records)が他のレーベルに盗られることを恐れ渋々契約。
こうして、ラッパーとしての一歩を踏み出した矢先…。

2002年にスタジオから帰路につく途中で居眠り運転で交通事故を起こし、顎が3つに砕ける大怪我をしています。
治療中、痛みに耐えながらできた曲が「Through The Wire」(2003年)です。

和訳はワイヤーの間からという意味です。
この曲ををきっかけに周りからの評価は激変。
ロッカフェラ・レコード(Roc-A-Fella Records)からデビューアルバムを出す流れになります。

こうしてできたアルバムが「The College Dropout」(2004年)です。

「Through The Wire」同様に、大学中退という自らの過去を引用したタイトルが名付けられ、その結果が…。

  • 全米2位

  • グラミー賞で最優秀ラップ・アルバム賞含む3部門を受賞

華々しい結果になりました。

アルバムのジャケットにも注目して欲しいのですが、
ジャケットにポロベアのニットをあわせたラッパー然としないスタイルを揶揄する声は多かったそうです。

ここまでが音楽編。
次回はしっかりと皆さん気になるファッション編を紐解いて行こうと思います。

乞うご期待を。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?