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想像の斜め上をいくパフェ


「おうちで、見て、食べる、パフェ」

第13回目として、紹介したいのは、

LA MADRAGUE(マドラグ)」さんである。



「マドラグ」さんは、もともと京都にある喫茶店だが、

それが神楽坂のセレクトショップ「la kagū(ラカグ)」内に

オープンしたのである(残念ながら現在は閉店)!!


京都好きのわたしもいつかは訪れたいと思っていたお店だったため、

東京に初出店したと聞いてすぐに駆けつけた。


ただ、このときは、パフェ目当てではなかった。


「マドラグ」名物、有名な「玉子サンド」目当てに、

友だち3人でランチをしに行ったのであった。



東京では珍しい、だし巻き卵のサンドイッチ!

フワフワのパン生地に、デミグラスソースがおいしい。

写真ではわかりにくいが、

一個一個が片手でギリギリ持てるくらいの大きさだ。


そして、これを頼むとき、

メニュー表で見逃さなかった「パフェ」の文字。


卵サンドが目当てだろうと、満腹だろうと、

わたしにとってのメインディッシュは「パフェ」だ。

もちろん、注文した。


ラカグパフェ」。

「マドラグパフェ」ではなかった。


・・・ということは、京都の店舗にはないのだろうか。


ラカグは現代風のセレクトショップ。

一方で、京都発のマドラグは昭和感溢れる純喫茶。


メニュー表には、パフェのイメージ図や写真、説明はない。

どんなパフェが来るだろう。

期待値が高まる。






「パフェ頼んだよね・・・??」

友人3人で顔を寄せ合う。

伝票も確認してしまった。

確かにそこには「ラカグパフェ」とある。


想像の斜め上をいってくれた。



徐々に、わくわくしてくる。

中身はどうなっているんだろう。

どんな味がするんだろう。


ココアパウダーがふりかかるドームの正体は

シナモン風味のバニラアイスだった。

その中身は、かぼちゃペーストだ…!

そしてこれが意外と合う。

おいしい!

下層はエスプレッソ薫るビスケットで

ティラミスを感じる。

でも、決してティラミスではない。


ドキドキとわくわくが混在した気持ちでおいしく食べ終えた。






パフェは透明なグラスに盛られることが多い。

外装から、どう攻略しようか作戦立てることもある。

外装から、味を想像して、

その予想の当たり外れを楽しんだりもする。



でも、まったく未知のパフェもおもしろい。


テーマもわからない。

何が入っているかもわからない。

予想がたてられないから、

いつハプニングが起こるかもわからない。



わからないパフェ、

わからないからこそ、

おもしろい。






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