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ステーキを食べに行った話
Toulouse においしくて安い(フランスのディナーにしては)レストランがあるから行こう、と誘われ、こちらに来て初ステーキを食べることになった。お店はチェーンでフランスに広く展開している ”Bistro Régent”。
ビーフや鴨、ユッケやサーモンのプレートがフライとサラダつきで14.90€で頂けるという驚異的にお得なレストラン。フランスのレストランはディナーとなると基本的に25€~であるため、その費用対効果が高すぎる良いレストラン。HPを見る限りカジュアルでおしゃれなレストランだが、その味や雰囲気はいったいどうなのだろうか。
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500gのステーキを二人で分けるメニューも人気らしい。
私が選んだのは、Filet de magret de canard grillé [鴨のマグレ]。これはToulouseのあるオクシタニー地方で有名なフォアグラ用に太らせた鴨の胸肉のステーキで、ここにきてからいつか食べなければと思っていたもの。友人が選んだのはPièce de boeuf grillée、牛肉のステーキ。このレストランで有名なのはそのソースで、ステーキにも魚にもフリットにも合うと紹介されている。
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頼んでからgarçonが皿の乗っていた銀の台の下に設置された、皿を温める用のろうそくに火をつけ、そこにステーキの乗った皿を載せる。奥の肉が友人のステーキ、手前が私の頼んだ鴨だ。うーん、おいしそうな見た目。ちなみにステーキは火加減を聞かれ、私はレア=seignan、友人はミディアム=à pointで頂いた。
レア:seignan セニャン
ミディアム:à point アポワン
ウェルダン:bien cuit ビアンキュイ
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鴨といえば日本では小さい鴨のロースハムをたまに食べるくらいで、この大きさで食べることがなく、ちょっと、慄きながら、一口。あ、鴨。偶蹄類のしつこい重みがないのに、肉の厚さやジューシーさは残る、なんとも不思議なステーキ。あふれる赤い肉汁。美味しい~。そしてソースが何ともいいアクセントに。ソースだけ味わうと少ししつこいような感じがするに、肉にかけると永遠に食べられるという不思議。今思い出しても舌なめずりしてしまう。久しぶりのお店で食べる肉、うま。。。
そのコスパは肉だけでなく、フリットとサラダのボウルいっぱいの多さにも現れている。フリットは二人で分け合ってもおなか一杯になる量で、そのソースといっしょに食べるのがなんともおいしい。
学生にとって最高のレストランを教えてくれてありがとう、友人。あと3か月の間にまだまだ開拓したいなあ。
(2.16.23)
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