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【エネルギー代謝と睡眠の質】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、運動がもたらす体内時計への影響とその逆の影響についてお伝えしました!今回は、食事によるエネルギー代謝の変化が睡眠の質にもたらす影響について考えていきます!

PFCバランスと睡眠の質

基礎栄養素であるタンパク質・脂質・炭水化物をどの割合で摂取するかを示すPFCバランス。低糖質や高タンパク食の食事を決定するのに用いられますが、普段の食事の割合はどのくらいになっているでしょうか。

睡眠との関係を調べた研究では、高タンパク質食・高炭水化物食・高脂質食のうち、高炭水化物食の場合のみ消灯してからステージ2の睡眠が出現する時間である入眠潜時が短縮したとのこと。これは、高炭水化物食の場合、深い眠りに入りやすいことを示していますが、その代わりにノンレム睡眠である深睡眠時間は短縮し、レム睡眠時間が増加することが多く報告されています。睡眠にとって、一見よさそうに思える高炭水化物食ですが、睡眠の質は下がってしまうことになります。また、逆に超低炭水化物食では普通食に比べて深睡眠が増加したとの報告があり、炭水化物の取り過ぎは睡眠にとっていいものとは言えません。

エネルギー代謝との関連

睡眠とエネルギー代謝は、生体内において密接に関わっており、多くの生体内分子を共有すると言われています。睡眠深度によってエネルギー代謝を調べた研究では、ノンレム睡眠と比較して、レム睡眠の時間帯の方が有意にエネルギー消費量が高くなっており、さらにノンレム睡眠と比較してレム睡眠では炭水化物酸化量も有意に高値を示したと報告されています。これはレム睡眠中に炭水化物の代謝が多く行われていることになります。

上記したことを踏まえると、炭水化物を摂取しすぎるとその代謝を回すためにエネルギー代謝の高くなるレム睡眠が必要となり、深い睡眠であるノンレム睡眠時間が短縮してしまう可能性が示唆されます。このように日々の食事も睡眠に影響を与える要因となりうるため、食べ物の美味しい季節でも食べ過ぎには注意しましょう!

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