【2020年7月発表】「海・水辺にまつわる安全・事故防止啓発情報」（神奈川県、千葉県、水産庁）まとめ

2020年7月16日 12:00

毎年、海や川などの水辺に行く機会が増える夏に向けて、官公庁から、海や水辺にまつわる安全や事故防止のための啓発情報が通知されています。

※このページでは、2020年７月に通知された神奈川県、千葉県、水産庁のお知らせをまとめました。

今年の夏は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染予防策をしながら、海・水辺での事故防止や、浜辺での熱中症対策などをおこなわなければいけません。

最新の情報を、海や水辺に接する機会がある教育現場や職場、また、ご家庭での日々のそなえや心がまえに、ぜひお役立てください。

神奈川県「海での遊泳はお控えください！」（７月1件）

神奈川県では、新型コロナウイルス感染症の影響により、海水浴場での十分な安全対策がおこなえないとし、今年の夏は県内すべての海水浴場を開設しないことを決定、「海での遊泳をお控えください！」とお知らせを出しています。

神奈川県では、海水浴場を開設しない場合も海岸を利用する人はいるとして、万が一の事故にそなえ日本ライフセービング協会と包括協定を締結するなどの対策を講じています。

日本ライフセービング協会と連携し、小学校、中学校、高等学校向けに「今夏の海での遊泳自粛」、「海での安全教育」について記載した『遊泳自粛啓発』リーフレットも作成、配布しています。

出典：
神奈川県ホームページ（https://www.pref.kanagawa.jp/index.html）
小学校用「遊泳自粛啓発」リーフレット
（https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63636/syougakkou.pdf）
中学校・高等学校用「遊泳自粛啓発」リーフレット（https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63636/tyuugakkou.pdf）

千葉県では、新型コロナウイルスの影響により、今年の夏は県内すべての海水浴場の不開設を決定しています。

監視員やライフセーバーのいない海は非常に危険ですので、遊泳はお控えくださいと通知しています。

出典：
千葉県ホームページ（https://www.pref.chiba.lg.jp/index.html）

水産庁では、現在AT-Xなどで放送中のTVアニメ「放課後ていぼう日誌」とタイアップをし、「遊漁のルールとマナー」に関するパンフレットを作成、配布しています。

本アニメは、「ていぼう部」（釣りをおこなう部活）に所属する女子高生4人のほのぼのとした日々のやりとりを描いた作品です。

パンフレットには、遊泳に関する法令や、遊漁の基本ルールやマナーなどが掲載されています。「釣り場のゴミは持ち帰りましょう」、「立ち入り禁止の場所には入らないようにしましょう」など、海や川でのルールも書かれているため、釣りをおこなわない人にも有意義なものとなっています。

本パンフレットは、水産庁のWebサイトからダウンロードできるほか、イベントや講習会、全国の釣具店で7月上旬から無料配布しています。ぜひ、手にとってルールやマナーを守り安全に楽しく釣りをおこなってください。

出典：
水産庁ホームページ（https://www.jfa.maff.go.jp/index.html）
パンフレット「遊漁のルールとマナー～海と川、魚との付き合い方」（https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/enoki/attach/pdf/200707-3.pdf）

今年の夏は、千葉県、神奈川県のみならず全国の海水浴場で開設中止が相次いでいます。海で安全安心に過ごすためにも、海水浴場に行く際は、まず自治体のホームページなどで開設しているかを確認しましょう。