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週末、刺激を浴びてきた

芸能人が地元の観光大使になった時に、「生まれ育った街の仕事ができて光栄です!」とテンプレのようにはなつ台詞に「そんなまたまたー嘘くさいな」なんて思っていたけど、地元を離れたいまはなんとなくわかる。東京は何でもあるし、駅が近くて電車もすぐ来る非常に快適な街だ。(家賃はちょっと高めだけど)一方で私の地元は、遊ぶとこなんてイオンくらいだし、駅から駅まで5分で着いたりしない。でもなんだかんだ理由は特にないんだけど、やっぱり地元が好きだ。

コピーライターズクラブ名古屋の集まりに、上京してからもわざわざ帰省して毎回顔を出すのは、なんだかんだ地元とコピーが好きだからだと思う。学生の頃は知り合いなんていい完全なるアウェイ空間だったけど、最近は行けば誰かしらいて、「最近どう?」なんて話せる人も増えた。

コピーライターになりたくてなりたくて仕方がなかったあの頃は、ただの憧れの場所だった。キラキラした広告がスクリーンに一気に映し出されて、しかもそれをつくった人と会える学生の私にとって夢のような時間。でも社会人になってからは、私はこの人たちと戦ってんのか(別に勝負じゃないんだけど)。土俵もレベルも違うな。と心躍る瞬間の中にも、ふと、ため息がでたりでなかったり。

すごいなとただ憧れていた場所から、自分を見つめ直す場所にいつの間にか変わった。だけどそんな自分と同じような(?)メラメラした人と会える場所は、私にはきっとここしかないんだよな。

色んな刺激を浴びた週末。来年は私もあの舞台でスピーチしたいななんて思いながら、今日も言葉と真剣に向き合う。あと5年後くらいには、地元に貢献できる仕事ができますように。