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投資#179 スマホアプリ開発のように


書籍の情報


タイトル:なぜあなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
著者:中島 聡
発行所:株式会社文響社
電子発行日:2016年6月7日

書籍の抜粋


「仕事のスピードを追求したら質が落ちてしまう。それじゃダメだ」
そう思われている方もいると思います。たしかに速さを求めると質は落ちます。たいていの仕事がそうであるように、スピードと質はトレードオフ(片方を取るともう一方は取れない)です。質の悪いものを出さないようにじっくり時間をかけて、ときには徹夜で頑張る人もいるでしょう。
けれども質を追求した結果、締め切りに間に合わないような仕事の仕方をしていては本末転倒です。締め切りに間に合うことが明らかな状況であれば、質を高めるために時間を使うのは間違っていません。問題なのは、まだ仕事が終わる見通しが立っていないのに、質を高めるあれこれ工夫を凝らそうとすることです。
みなさんが普段使っているスマートフォンのアプリを例に挙げて考えてみましょう。
アプリは一度配信が開始されても、その後幾度もアップデートを繰り返します。新しいアップデートの通知が何件もたまっていく光景を誰でも見たことがあるはずです。
あのアップデートはなぜ何回も繰り返し行われているのでしょうか?
答えは、配信が開始された段階では100%の出来ではなかったからです。
「未完成品を売っているのか!」
そう思われたでしょうか?しかし想像してみてください。最初から100%の出来のものを作るなんて可能でしょうか?
大抵の仕事は、終わったときは満足していたとしても、時間が経つと修正したくなるものではないでしょうか?
あなたの仕事だっそういうところがあったはずです。あのミーティングの日、話が終わった直後はなかなかいい仕事をしたと思った。でも翌日、ミーティングの内容を報告書にまとめている最中に「あれ、これで大丈夫かな・・・」と不安になってしまうのです。ほかにもあのプレゼンの前日、リハーサルが終わったときには「これでいける!」と思ったことでしょう。けれどもプレゼン当日、たくさんの人の前で発表している最中にどんどん不安になっていきます。
仕事とはそういうものです。どんなに頑張って100%のものを作っても、振り返ればそれは100%ではなく90%や80%のものに見えてしまうのです。言い換えれば、100%のものは、そんなに簡単に作れるものではないのです。
だから世の中のアプリ開発者は、配信後も長い時間をかけてアップデートを繰り返し、少しでもいいものを提供できるように努力しているのです。
つまり最初から100%の仕事をしようとしても、ほぼ間違いなく徒労に終わるわけです。なぜなら後から再チェックすると、直すべき箇所が次々に見つかっていくからです。
もちろん、仕事のクオリティをあげるために時間を費やすのは間違ったことではありません。適当な仕事を繰り返していては上司からの評価も下がります。
しかし時間を費やすあまり締め切りギリギリになったり、あるいは締め切りを破ってしまったりしては上司からの評価はもっと下がります。
クオリティが低くて怒られることよりも、締め切りを守れずに「時間を守れない人だ」という評価をされることを恐れてください。

スマホアプリがアップデートを繰り返す理由

感想


プログラマーの考え方は
参考になるなと読みました。

スピードと質はトレードオフ

ということは分かっている
つもりではありますが、

いまやっている仕事の一つが、

まだ仕事が終わる見通しが
立っていないのに、
質を高めるあれこれ工夫を
凝らそう

という方向に走らないか
危惧しています。だから、
引用したのか・・・。

はやく見通しを立てて、
いっぽんガッチリした
背骨を築いて、

10年ちょっと前の表現
かもしれませんが、
骨太の方針と表現しようか
と思いました。

しかし、骨太の方針を
調べてみるとちゃんと定義が
あるみたいです。

骨太の方針(ほねぶとのほうしん)は、現在では経済財政運営と改革の基本方針(Basic Policies for Economic and Fiscal Management and Reform)と呼ばれており、経済財政諮問会議にて決議する政策の基本骨格のことである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E5%A4%AA%E3%81%AE%E6%96%B9%E9%87%9D


基本骨格をつくることを
骨太と表現するのもあり
なのかもしれませんね。

脱線したので、戻りたいと
思います。

振り返ればそれは100%ではなく
90%や80%のものに見えてしまう

とあるので、
どこかで線引きをしっかりと
したいですね。

私はできませんが、
システム開発もついて回るので、
余計に締め切りを守ることが
大切になりそうです。

スマホアプリ開発のような
考え方で行きたいと思います。

まとめ

スマホアプリ開発のような考え方でいきたい

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