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投資#190 夢や目的を感情のものさしではかる


書籍の情報

タイトル:一流の人間力
著者:井上裕之
発行所:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2023年5月26日

書籍の抜粋


ここ数年、元総合格闘家で初代ROAD FCミドル級王者の大山峻護さんにボクシングのトレーニングを受けています。健康のため、体形を維持するためです。
そのご縁で何度か対談をしました。あるときのテーマは目標設定。
ちなみに、私は目的と目標を次のように定義しています。

・目的(=ミッション)・・・自分が人生で価値があると思うこと。たとえば、「人の幸せになることをしたい」「社会的な実績を積み、貢献する」など
・目標・・・目的を果たすために、いま自分がするべきこと。たとえば、「(社会的な実績を積むというために)本を読む」など

(中略)

自分は何のために生きているのか、目的を明確にして、その目的に向かって生きることが、幸せだと思います。
では、目的はどうやって明確にしていくのか。
【目的を明確にする方法】
現在の夢や目的をイメージし、感情が伴っているかどうか確認する
自分がその目的を達成したと想像したときに、どれほど「嬉しい」といった喜びの感情が湧いてくるかどうかです。
あるいは逆に、その目的をあきらめたときに、どれほど「悔しい」といった感情が湧いてくるかどうかを見極めることが大切です。
私は若い頃、アメリカのニューヨーク大学に留学して、インプラントを学びたいと思っていました。自分の成長のためです。
でも、ちょうどその頃、自分と家族が一緒に乗っていた自動車が大変な交通事故に遭いました。家族の容体が落ち着いていくなかで、この夢を人に話したときに、「この状況では、アメリカ留学の夢はあきらめざるをえない」と思った瞬間がありました。そのとき、自分の目からとめどなく涙があふれだすのを感じました。
涙があふれるほど、アメリカ留学が自分自身にとって本当に大切な夢だったのだと、思い知りました。感情が伴わない夢や目的は、自分が心から欲しているものではない可能性があります。

大切な夢を思えば涙が出る。感情が伴う思いは何よりも強い

感想

勤務先では、今年度の目標を
立てるのが遅いのですが、

この時期になると、
目的、目標と言う言葉が飛び交い
意識させられます。

目的、目標を同じようなもの
と扱う人もいれば、

目的、目標を違うもの
と扱う人もいます。

定義に迷うなという時は、
他の人はどうしているのか?

本を通じて見てみると、
参考になります。

著者は、目的を、
自分が人生で価値があると思うこと
と定義して、

目標を、目的を果たすために、
いま自分がするべきことと、
定義しています。

目的、目標を違うもの
と扱う人のようです。

また、目的を明確にする
ってのも難しいのですよね。

現在の夢や目的をイメージし

とはありますが、
漠然としていてよく分からない。

だから、イメージしろ
と言われても、
できない人も多いのではないか
と思うのです。

夢って何なのでしょうかね。

夢(ゆめ)とは、 睡眠中あたかも現実の経験であるかのように感じる、一連の観念や心像のこと[1]。睡眠中にもつ幻覚のこと[2]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2

本書籍でいう夢は、
さすがにこの定義ではないと
思います。

goo辞書によれば、

将来実現させたいと思っている事柄。
現実からはなれた空想や楽しい考え。

goo辞書

との説明があり、
ここらへんが、今回の話と
合いそうな意味です。

心の迷い。
はかないこと。
たよりにならないこと。

goo辞書

ともありますが、
こちらはまた違った意味ですね。

夢は、
今は実現できていないけれども、
将来実現させられそうと自分自身は
思っていて、実現できた時を空想
すると楽しくなってしまう事柄。

こんな定義もあり得ますかね?

これじゃ全然わからないよ
と言う方には、就職活動を
していた頃によく読んだ、
「絶対内定」から夢の3つの側面を
ご紹介します。

夢には3つの側面がある。
自分の目指す人間性
手に入れたいもの
社会に与える影響

絶対内定

少しは具体的になりましたかね?

自分の目指す人間性
手に入れたいもの
社会に与える影響
を思い通りに手にしたときを空想して、
楽しくなってしまう
そんなのも夢の一つなのでは
ないのかなと思います。

それを「嬉しい」「悔しい」
の感情が出る時があるか?

感情のものさしではかると、
自分が心から欲しているものか
判断がつきやすいという
ことですね。

まとめ

夢や目的を感情のものさしではかる


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