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投資#230 熱狂する理由は?


書籍の情報

タイトル:たった一人の熱狂 仕事と人生に聞く51の言葉
著者:見城徹
発行所:株式会社双葉社
発行日:2015年5月29日

書籍の抜粋


「なぜそこまで仕事に熱狂できるのか」とよく聞かれる。
僕の場合は、死の廃しさを紛らわせるために他ならない。
人は誰しも全員、死を背負って生きている。生から死への道は一方通行だ。
僕は7~8歳の頃から、「自分はいつか必ず死ぬのだ」とはっきり自覚していた。近所のおばさんが突然亡くなったと聞いた時、僕は一日中泣いた。おばさんが死んだことが悲しかったのではない。「自分の命に限りがあるのだ」と気付き、虚しくてたまらなくなったのだ。
(中略)
死を宿命づけられた生の虚しさを紛らわせるために、僕は子どもの頃から常に何かに入れ込んで来た。そうでもしなければ、死への虚しさに押しつぶされそうになって、居ても立ってもいられなかった。僕はとてつもなく臆病な人間なのだ。
生の虚しさを紛らわせる要素は、せいぜい①仕事②恋愛③友情④家族⑤金の五つしかないと思う。人によっては、これに⑥宗教を加えるかもしれない。僕の場合は、①~⑤に熱狂しながら虚しさを紛らわせてきた。
①~⑤は合わせ技だ。①~⑤のどれが欠けても良くない。とりわけ上位に来るのは①仕事②恋愛③友情の三つだ。
もちろん金も大事だし、金儲けを否定することは単なる言い訳に過ぎない。
だが、たとえ宝くじで20億円が当たったり、何かの拍子に巨万の富を得たとしても、①仕事を放り出してすぐさまリタイアするなど考えられない。そんな生き方をしたところで、死への一方通行を歩む虚しさに、ますます苛まれることになるに決まっている。
(中略)
仕事は辛く苦しい。しかし、労働によって社会と世界に新しい価値創造をせず、対社会、対世界の関りを失った生き方のほうがよっぽど苦しいに決まっている。少なくとも僕は、そんな上っ面の虚しい生き方は絶対したくない。
スリリングでエキサイティングで、気分がワクワクする仕事をしていたい。労働によって、誰も見たことのない価値を創造する。そんな仕事を常にやっていなければ、僕は気が済まない。
(以下、省略)

第一章 仕事に熱狂する
なぜ仕事に熱狂するのか

感想

抜粋した理由


エネルギーに溢れて
活躍している人を見ると、
そのエネルギーはどこから
やってくるのか?

気になります。

今回も、この著者の場合は
どうなのだろうか?

やはりスイッチが入り、
読むことになりました。

本文

―――1―――

死の廃しさを紛らわせるため

こう表現する人も珍しい
気がします。

人によってどこから
そんなエネルギーがやって
くるのか?

不思議に思うのですが、
こんなエネルギー源の方も
いるのだなと思いました。

―――2―――

①仕事②恋愛③友情④家族⑤金

これらを重視する人は
多いかと思います。

私もそうです。

もしかすると、著者のように、
生の虚しさを紛らわせるために
これらに熱狂しているのかもしれません。

もっと奥が深そうです。

―――3―――

価値創造ってむずかしいですよね。

そもそも価値ってなんだ?!
そんなところから私の中では
議論が始まります。

例えば、やすい、はやい、うまい

はもちろん価値だと理解しています。

新しい価値とは当然これらではない
他の価値になるのですが、

ふれてみないことには
よく分からないというところも
問題かなと思います。

答えのないものに挑戦する
のですから、ときに苦しく、
ときにやりがいを感じるのだと
思います。

でも、なぜ、
答えのないものに挑戦する
のかと考えると、

死の廃しさを紛らわせるため
生の虚しさを紛らわせるため

なんでしょうね。

まとめ

熱狂する理由は、生死の虚しさを紛らわせるため


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