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母向け雑誌VERYがおもしろすぎる

 前からおもしろいと思っていた。しかし2024年4月号があまりにもおもしろすぎて、ツボだらけ。ママさんたちにぜひ読んでほしい。ちなみに私はkindle unlimitedで読んでいる。

 

 早速注目のコーディネートはこちら。

P.35

 大特集「スカート上手から春が来る」にしてもこのスカートは穿かんやろ! しゃがんだら紐で道路掃除不可避。公園やったらドロドロやで。
 でも気持ちはわかる。ママしかいない場でスカート穿いてたら一目置かれる。スカート穿いてる人を「わ、スカートなんや」と見てしまう。公園でカジュアルなスカート穿いてるママさんとかおしゃれな感じする。

 この特集は武井咲さんと桐谷美玲さんがモデルで、Seventeenを読んでた中学生時代から「わーかわいいー」と追っかけていたモデルさん。彼女らが今ママとしてモデル共演してるのがとてもいい。読者のエモいツボを刺激する。


 次はこちら。特集「週7パンツ派のスカートチャレンジ」

P.52

 設定が細かいww丸の内にある大手総合商社って絶対三菱商事やん。
・昨年から会社に許可申請を出し、副業を始めている
・昨今の職掌一本化の波に乗り、来年から"総合職"に
・(夫について)私の不満を察してか、週末は子どもを公園に連れ出したり(中略)努力は見られる。
 いやまじで設定が細かいwwそして最後に「週1で穿こうと誓っていたスカートも、今やほぼ出番はなし。(中略)"週7パンツ派"に」この最後の一文にたどり着くまでの背景緻密すぎww

P.60

 リンガーハットでロケ。庶民的でよき。

 

 さて次。

P.108

 「ママのオシャレはミラオーウェンに全部ある!」真理。なんかオシャレっぽいのがお手頃プライスである。
 他の特集でも「モールブランド」、つまりショッピングモールに入ってるLOWRYS FARM、BEAMS、coen、LAKOLE、CIAOPANIC TYPY、OPAQUE.CLIPなどが取り上げられている。弊家最寄りのららぽーとにだいたい全部ある。
 ポイントはこれらのブランドの「ちょっと上質な別ライン」を取り上げているところ。LOWRYS FARMからはapart by lowrys、BEAMSからはB:MING、coenからはRONEL by coenという感じ。BEAMSならRay BEAMSやBEAMS HEARTも可愛いよね。


「たしかに男の子は大変だ!」

P.125

 このエッセイ、共感しかない。産婦人科で「これは立派な男の子ですね」と言われた時から私の動揺は始まっているのだ。妊娠がわかった時から心の中心で「女の子がいいな」と思っていた。しかし2分の1の確率をどうすることもできない。服は車、電車、恐竜の3択。たまに犬。女の子しか育てていない人にこの気持ちはわからない。プリンセスのお洋服が眩しい。うちはまだ1歳半だが、これからきっともっと「大変」が待っている。 

「大変そう」と言われたら、笑いながら「たしかに大変よ」と答えよう。こんなに可愛くて、こんなに面白くて、こんなにも世界を広げてくれるなんて贅沢すぎて、ほんと、大変だもの。

P.125

 しかしエン様は可愛いんよな。この大変は贅沢、か。エッセイストの夏生さえりさん、覚えた。


 次は偏食・少食さん向けお弁当特集

P.214

・映えなくていい
・嫌いなものは入れない
・お箸いらない
・朝作らない
・いっそ箱に入れない
・ぎっしり詰めない

「映えなくていい」の心強さよ。しかしこの写真のお弁当、彩良くて十分映えてると思うのは私だけ?


 五味太郎特集もある。

P.218

こうやって、事前に質問をもらったりすると初めから答えが透けちゃってるようで嫌なんだよなあ

P.218

 インタビュアー泣かせのコメントで始まるインタビューが痛快。

大人の方が、文字は知っていても絵本を読めてないと思うんだよな。絵本は子どもに必要だっていう設定で、社会性・しつけ・情緒…、いろんなことを絵本に期待するけど、要は感じるか感じないか。わかるか、わからないか、ではない。音楽と一緒だよ

P.219

 大人には何がおもしろいのか全く分からん絵本が子どもに刺さったりする。わかるか、わからないかの世界に生きる大人には感じられない世界。

 

 最近はどんな色のランドセルでもokなのかと思ったら、こんな特集があった。「赤いランドセルを持ちたい男の子を応援できる親になりたい」

P.224

 男の子が赤いランドセルを選ぶと躊躇する人が一定数いるようだ。私の弟は約25年前にして赤(えんじ色)のランドセルを背負っていたので、しかもよく似合ってたので、もし自分の子が赤を選んでもハイどうぞ、と言うけど、親もそれぞれですね。
 
 最近はランドセルのサブスクもあるらしい。6年間同じ色が好きなんてあり得ないから、こういうのも良いね。まぁ6年使うと2,970円/月*12ヶ月*6年=21万円するけどね。気に入れば買取できるらしい。


 他にも生前整理、不妊治療、シンママなど様々なテーマの特集があり、バチバチのハイブランドが好きな人には巻末にNaVYという別冊がついている。月刊誌1冊に収まっている情報量が半端ない。しかも絶妙にツボを押さえてくる。冒頭のスカートのスタイリングなど無茶なものもあるので引き気味に読むくらいが丁度いい。すると「たしかに男の子は大変だ!」みたいなガンガン首を振れる特集に出会ったりする。

 今までもおもしろいと思ってたけど、今回あまりにおもしろかったので紹介してみた。ちょっと時間の余裕ができた時に、4月から保育園の人は慣れ保育の合間に、読んでみてはいかがでしょうか。

《終わり》


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