見出し画像

【連載企画】トータルビューティーサロン『DItyca…』スタッフインタビューvol.1ヘアメイクアップアーティスト布施詩織


illustration by Umi

名古屋・横浜に展開するトータルビューティーサロン『Dityca…』。ヘアメイク、ネイル、アイ&アイブロウを担当する3人の美容のプロが語る

◇美容の魅力
◇私がここで働く理由

”人”に会いに行きたくなるサロン『Dityca…』の魅力がつまったスタッフインタビュー。10/1から三日間の連載でお届けします!


ヘアメイクアップアーティスト
布施詩織

美容への情熱を貫いた学生時代


ヘアメイク歴10年の布施詩織(ふせしおり)さん。幼い頃から母親に髪の毛をアレンジしてもらったり、自分でメイクをしたりと美容に興味をもっていたと話します。

「私の母は見た目が華やかで、学校の授業参観などでは一番目立っているような人でした。いつも身なりに気を使っていた美しい母を誇りに思っていました。

でもその母が、私が高校生のときに精神病を煩い、外見を整えることにまで気持ちが回らなくなってしまいまいました。綺麗で美しい自慢の母が変わっていってしまうことがすごく悲しかったです。その時に、ひょっとしたら『身なりに気を使うこと』は周りの人をちょっぴり幸せにしているのかもと気が付き、ヘアメイクアップアーティストを志しました。」

美容の道に進みたいと強く思っていた詩織さんでしたが、両親の要望から大学に進学。しかし、美容への情熱を捨てきれず、自分でお金を貯めて美容専門学校に通うことを決意したそうです。

「大学1年生のころに専門学校に行くお金を貯めました。大学に在学しながら、専門学校に通って、昼も夜も働いて……という暮らし方をしていたので大学は全然通っていませんでしたね(笑)」

19歳からは夜のお仕事専門のヘアメイクサロンで働き、スキルアップを目標に日々鍛錬を重ねていたとのこと。

「当時担当していたのはキャバクラやクラブで働く方のヘアセットです。彼女たちの出勤時間に合わせてヘアメイクをするので、施術時間は
5分〜15分ととても短く、現場はいつも緊迫していました。当時は今のような普段使いできるヘアメイクサロンは少なくて、経験をつむにはここしかないと思って働き始めました。」

短い時間の中でクオリティの高い施術をしなければならない環境をあえて選ぶことで、技術の向上を目指していたそうです。

大学卒業後、ヘアメイクサロンに就職した詩織さん。社員として5年間働く中で、経験を積んでいったものの、自分の技術に自信がつかないことにもどかしさを感じるようになったと言います。

「毎日出勤前に3~4時間練習をして、それから7時間の勤務。その後終電でまで練習をして帰って、また朝が来て……という毎日を繰り返していました。でも、たくさん練習しているのに、技術に全く自信が持てなかったんです。それがどうしてかわからないまま、時が過ぎてしまったように思います。」

「技術に自信がもてない」これからの生き方に向き合う決断

その後、当時の結婚相手の仕事の関係で関西へ移住することになった詩織さん。

しかし、心の中には煮え切らない想いがあったと言います。

「当時の夫の仕事の関係で関西に行くことになったのですが、正直迷いがありました。全国転勤のある彼と、まだまだ技術を高めたい私。長い間話し合いを重ねる中で、私は彼の理想の家族像になれないということと、『ずっとヘアメイクアップアーティストでいたい』という気持ちが強くなって。それがきっかけで自分の生き方について真剣に考え始めました。

自分自身の強みや長所って、自分と深く向き合わないと見えてこないと思うんです。

あのころの私は、どこを目指して、何のために、どう成長していきたいのかを考えないまま、ただただ目の前のものをこなすような練習の仕方をしていたなと気づいて……。

経験や練習を重ねても、自分の技術に自信がもてなかったのは『自己分析』が全く出来ていなかったからだなと。結婚を機に立ち止まったことがきっかけで、ヘアメイクアップアーティストとして、一人の女性として、目指したい方向が見えた気がしたんです。それで離婚を決断しました。」

フリーランス経験から気づいた”自分の強みを活かす環境”

当時働いていたヘアメイクサロンを退職した後、フリーのヘアメイクとして活動していたという詩織さん。結婚式や、雑誌、七五三、コンテストなど様々な場面でヘアメイクを担当していたそうです。

「フリーで働けば、自由に、自分の好きなことで、好きなだけ稼げると思っていました。でもしばらくして、私はチームの中にいたからこそ自分の強みを発揮できていたんだということに気づいたんです。自分はライバルや仲間がいない環境では成長できないタイプだと感じました。」

一人で担当できる人数には限りがあるという課題を感じたことや、自身の強みを発揮できる環境に身を置きたいという想いから、”チームで動きたい”という気持ちが強くなったと言います。

「そんな時に思い出したのが『Dityca…』でした。数あるヘアメイクサロンのホームページやSNSを見ていたときに目に留まり、その洗練された雰囲気に魅力を感じていました。ブログなどに書かれている代表の言葉からもお客様へのあたたかい想いが感じられて、ずっとSNSを目で追っていたので、ここで働きたい!と思い来店してみることにしました。」

気持ちが確信に変わったオーナー高桑との出会い

以前から素敵だと感じていた『Dityca…』で働きたいと思った詩織さん。実際に来店し、その後求人に応募したとのこと。オーナー高桑さんとの出会いで、働きたい気持ちが確信に変わったと話します。

「はじめて高桑に会った時、”この人は違う”と感じました。今までいろんな経営者の方と出会ってきましたが、『この人のために働きたい』と思ったのははじめてでした。

スタッフのことはもちろん、そのスタッフの周りにいる人たちまで大切に愛したいと想っているところや、Dityca…に関わってくれた人は全員幸せになってほしいと願う姿勢。彼女の人柄に感動しました。人としても、女性としても尊敬できる。私も一緒に、より良い環境を作るお手伝いがしたいと思いました。」

オーナー高桑さんの想いに心動かされ、入社を決めた『Dityca…』。働き始めてから今年で約2年が経とうとしています。

「Dityca…で働き始めてから、自分の中に大きな変化を感じます。私はもともと気性が荒く、関わる人全員と喧嘩し対立してしまうような、トゲトゲした人間だったんです。そこに無駄なエネルギーを消費してしまっていて、”本当に大切なこと”には向きあえていなかった。

高桑に出会い、それと同時期に今の夫にも出会って。その優しさや愛に触れて自分が柔らかくなったなぁと感じます。今までは、売上や指名の数ばかり気にしていましたが、今は『どれだけお客様に寄り添うことができるか』を一番大切に考えるようになりました。」

サロンにくるお客様の気持ちとその日の予定をどれだけくみ取れるか

詩織さんが一番大事にしていることだと語ります。

「大切な人の結婚式だったり、大好きな彼とのデートだったり。特別な日がより幸せなものになるお手伝いをしたいという気持ちで施術しています。

でも、全員が全員ハッピーな気持ちで来店されるわけじゃないと思うんです。もしかしたら、気が乗らない予定だけどヘアセットしなきゃいけないとか、緊張するような一日になりそうだとか……。そういったお客様の心の動きにも寄り添って、サロンを出ていく時に少しでも気持ちが軽くなってもらえるような関わりをしたいと思っています。」

「人へ向き合う姿勢って、仕事とプライベートで変えられるようなものじゃないと思うんです。仕事では丁寧に接するけど、プライベートでは雑に扱う……とか、人間ってそんな器用にできていないし、作り物の気持ちは相手に伝わってしまうと思う。
だから、仕事もプライベートもなくて、どの自分であっても大切にしていることは同じです。」

”人”が魅力のビューティーサロン『Dityca…』

出産、育児休暇中も『Dityca…』全体の広報、PRを担当していた詩織さん。離れてみることで、『Dityca…』の良さに改めて気づくようになったと話します。

「やっぱり、『Dityca…』の魅力は”人”だと思います。スタッフひとりひとりが、高桑の想いや考えに共感し、技術面ではもちろん、気持ちの面でもお客様に寄り添うことに妥協をしません。

スタッフが女性ばかりのサロンなので、もしかしたら、これから結婚や出産、その他の理由で一度現場を離れなければならない人も出てくると思うんです。キャリアを失うことが怖かったり、不安に思ったり……。
私自身、子育てをしながら働く一人の女性として、たくさんの葛藤や想いがあります。

でも、私も含め『Dityca…』のスタッフはみんなこの仕事が大好きだと思います。日々の大変さを理由に妥協をせず、今まで以上に自分に磨きをかけてお客様を担当したいです。」

8月からはヘアメイクアップアーティストとして復帰。また大好きなヘアメイクに関われることを嬉しく思っているそうです。

「ヘアメイクをすることで自信がつき、そのエネルギーが周りにも伝わる。
来てくださったお客様がヘアメイクで見た目も心も明るくなったら、きっとその周りの人にも幸せが伝わると思います。その幸せのきっかけになれるようにと、日々お客様と向き合っています。お客様はもちろん、スタッフの心の支えとなれるよう頑張りたいです。」

これからも『Dityca…』という場所で、素敵なスタッフと一緒に”美しさ”と”幸せ”を伝え続けたいと語ってくれました。

編集後記
詩織さんの透き通るあたたかさを感じるインタビューでした。人に出会い、色んな景色を見てきた詩織さんの内から溢れる光。『自分の身体を預けるからこそ、美容サロンは人で選びたい』というお客様の気持ちに寄り添う姿勢が本当に素晴らしいと思います。スタッフ、お客様、そしてその周りにいる人まで幸せがつながり、広がっていっているのを感じます。いつもと違う自分に出会いたい方、詩織さんに会いに行きたい方はぜひ『Dityca…』へ♪
(インタビュー・編集・イラストBy Umi)

(クリックでInstagramへ♪)


この記事が参加している募集

社員紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?