小夜、怖っ。夜を越える旅は教訓的な内容だと思った（ネタバレ考察）
映画「夜を越える旅」ネタバレ感想いきます！
なんか、憑依の物語だなって思いました。
脅かしびっくり系のJホラー映画より面白かったけど、ラストの展開はさほど好きではないなと思いました。
夜を越える旅のあらすじ
【夜を越える旅の短いあらすじ】
漫画家志望の春利は、学生時代のゼミ仲間と旅行に出かける。そこへ、過去に好きだった小夜が突然現れる。その後、小夜を駅まで送り届けたあと、春利は不思議な空間に飛ばされて・・・・な話。
夜を越える旅のネタバレ考察
※ネタバレご注意ください。
妄想オチなんでしょうが、春利の妄想の物語は面白いものがありました。
小夜について考察！見た目が怖いんだが
後半から一気に「はえ？？」な展開になりましたねこれ！
春利の前に昔好きだった小夜が現れて「あらやだなんか良い雰囲気じゃないの〜」って思ったら小夜の様子がおかしい・・この世の存在じゃないべや！ってなって一気にホラームードになりました。
てかこれぞJホラーって感じで、お化け小夜の見た目が怖かった。
今までいろんなホラー映画観てきましたけど、あの目の黒っぽい感じとかちょっと不気味さ際立ってましたね。
霊の解釈は人それぞれですし経験したことがある人にしかわかりませんが、自分が見ている存在がはたして本当に亡くなった親しい人かってのは、自分では判断できないと思います。
もしかしたら違う存在がそうさせているのかもしれないし、自分の思い込みの可能性だってある。
そもそもそういう存在を見ている自分のメンタルはどういう状態なのか？そういったところも判断しないといけない。
春利は夢の中で小夜を見ていましたけど、あれは春利の気持ちを別存在が利用して小夜を映し出していたのかな？と思いました。
つまり、あれは小夜じゃない。 春利の病み。そこにつけ込まれ、そんでもって契約をしてしまったもんだからどんどん沼にはまっていってしまったのかな？と思いました。
私が怖いと思った契約とか意識とか
契約って、あると思うんですわ・・
あの脱力系な霊能力カップル？の言ってることってあながち現実世界でも通用ことではって思ってゾゾっとしました。
この映画を観て一番怖いと思ったのは不覚にもこの脱力系霊能者カップルのセリフなんですよね。 いわば、教訓的な！
結局自分を救うのは自分しかない。そんなときに助けて欲しいからと無闇矢鱈と祈ってはいけない、契約をしてはいけない、という教訓。
自分が病んでメンタルやられているときは正常な判断ができません。自分を救ってくれそうな、夢の世界へ連れてってくれそうな存在、楽にさせてくれそうな存在に見えても、実際はわかりません。
そんでもって、契約って相手が無理やり契約させるのではなく、契約は自分の合意があってはじめて結ばれるもの。だから自分を保っていないといけない。
自分が契約をしているかなんなのかも分からなくなるから、だから自分のメンタルはとっても大切なんだなと。 だから “自分” を意識的に強く持っていないといけない。
ある程度、気張っていないといけない。メンタルやられた時こそ。
メンタル病んでいる時って辛すぎてそこがかなりぶらつくんですよね。操縦席は自分、それは知らない人に譲ってはいけない、という。
この物語自体、春利の妄想オチでしょうが、それでもこのシーンはいろんな意味で怖い感覚になりました。
あ、あとカラオケの割引チケットを渡されたシーン、あれは多分クスっと笑えるシーンなんでしょうが、気晴らしにカラオケに行って気分変えることはめちゃくちゃ大事だし理にかなっていると思いました。
明らかに春利のメンタルがやられていることをあの脱力系カップルは気づいたのですし。
あと、猫がめっちゃ可愛かった。 「どうしたらそんな驚く顔できるの」ってくらいびっくりした猫が一瞬映ってめっちゃ可愛かったです。
爆笑シーン
定食屋の、玉ねぎシーン個人的にツボでした。
ほとんどなくなるよ？のシーンで吹き出すほど面白かったです。めちゃくちゃシュール。
ラストを考察
結局あれは春利の頭の中のことってことで、妄想オチ・・なのよね！？！？
現実と夢のラインがあやふやになっているほど追い詰められた？春利が作り上げたストーリー。
けど個人的に、ここは妄想オチじゃないほうが好きでした。 妄想オチって要素は好きではあるんですけど、でもやっぱりガクっときてしまうこともあるんですよね。
ネタバラシの直前の物語が面白ければ面白いほど、そうだったんかーーーーーい！ってガクっとくるんかな。
夜を越える旅 気まずいシーンはある？
あくまで私個人の感覚となりますが、気まずいシーンはありませんでした。 感想は以上となります！
感想は以上です！
関連：怖い映画はこれ・・・↓
🍿 下記のブログにて、映画のネタバレ感想などたくさん掲載しています ↓