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何のフリーランスにあこがれているのか

40歳にして生き方迷子で、フリーランスにあこがれている理由を前回まで書いてきました。さて自分は、いったい何のフリーランスになりたいのか。

自分の言葉が、誰かを動かした

ライターになりたい。と思っています。

採用業務を計3社で担当してきました。業務のひとつに、
「求人票をつくる」というのがあります。ハローワーク、自社リクルートサイト、求人広告と種類は様々。

製造業の中小企業で勤めていたとき、「こんなものを作るよ」「こんな作業だよ」ということを伝えるのに苦労しました。詳しく仕事内容を書いても専門的になりすぎて、どうもイメージしづらく、しっくりこないのです。

「たとえ話が上手い人は、話がわかりやすい」と聞いたことがあります。
フードロスについて、「まだ食べられるのに廃棄されている食品の量は、年間523万トンです」と言われるより、「毎日一人当たりご飯茶碗1杯分の量が、まだ食べられるのに廃棄されています」と言われた方が、イメージしやすいですよね。
(ちなみに、「東京ドーム○個分」は東京近郊に住む人でないと大きさがイマイチわかりません。いや、東京に住んでたけどよくわからなかったな…)

求人票では、「プラモデルづくりのように、細かな部品を1つ1つ組み立てながら作業していくお仕事です」と表現してみました。
すると、面接で「プラモデル作りが得意なので、自分でもできるかなと思って」と話してくれた応募者が何人かいました。

表現一つで、応募の動機づけをすることができるのか、と嬉しくなります。

また、兼務していた総務の仕事では、補助金の申請や会社紹介などで、ちょこちょこ文章を書かざるを得ないときがありました。
はじめは時間もかかり修正も多かったのですが、だんだん上長からの直し(赤入れ)もなくなり、周りからも「文章なら、うみさんに頼もう」という感じになってきて、「文章を書く仕事、誰かの役に立てるかも」と思うようになります。
あと、何かを書くというのをめんどくさがる人も多く、誰もやりたがらない仕事をやることに、自分は価値を感じている気もします。

ただ、書くのが好きかといわれると

そうでもありません。

好きなことを仕事にしたい人生でしたが、今目指そうとしている「ライター職」は、どちらかというと好きなものではないかもしれないです。
けれども、書いて公開できる状態になった時の達成感は、すさまじいものがあります。

また、人の話をきいてまとめる、見聞きしたことを伝える、状況を報告する、など書いたものを次の人に渡したとき、「わかりやすかった」という評が多かったことは、励みになります。

もともと自分は文章を書くときの姿勢として、「2000文字以内で」など文字数指定があると、「あぁぁあ…どうやって文字数を稼ごう」という頭になっていました。

上坂徹さんの『文章がすぐにうまく書ける技術』を読んでから、その恐怖がなくなりました。書くための情報があり構成できれば、何文字でも苦労せず書けるのです。「どう書くか」より、「何を書くか」だと学びます。

ライターとしてやっていくために

とにかく場数をこなし、実績をつくらねば。
まずはその界隈ではおなじみ、クラウドワークスで案件に触れるということをやり始めました。

次回は、クラウドワークスをやってみて、について書いていきたいと思います。


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