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梶井基次郎≒バンクシー説 『檸檬』

自分の本棚に、はじめてレモンを置いてみた。なるほどこれはおもしろい。自分しか知らない、世界の秘密を握った感じ。

あの行為って、現代アートに近いのかと思う。まったく脈絡のないもの同士を組み合わせて、そこから強制的に想像力を誘発させる。

しかもそれを、公共の場で、自分しかしらないかたちでやるって、自己完結度合いがいいね。これみたらみんな驚くだろうなあ、ってほくそ笑むのがいちばん楽しい。

もしかしたら、あのレモンって、まちなかのグラフィティアートとかと近いかも、とふと思う。梶井基次郎はバンクシー??

公序良俗に反しない範囲のプチ檸檬体験も、考えれば結構できそう。公園の地面にナスカの地上絵を書いておくとか、コピー機とか自販機にお釣りを残したままにしておくとか。

うめざわ
*えぁ、バンクシー展なんてあるんだ!


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