とりあえず保育士を辞めた
まず、初めにこの記事を読もうとして頂き、ありがとうございます。
2021年3月31日をもって、保育士を辞めた。
なんで、辞めたとかは置いといて2年間「保育士」として働かせてもらったことにまず多くの関係者の方にありがとうと言いたい。
これは特に子どもたちに言いたい。
というか言った。
子どもたちにとっては僕はこれから出会うその他大勢の大人のひとりかもしれない。
もっと刺激的な出会いがある可能性の方が高い。
てか、そうであるべきである。
子どもたちと接していて、いつも考えていたのは
「この子たちはどんな大人になるんだろ」
めちゃくちゃ賢くなって世界変えるような発明や発見するかもしれないし、100mを人類初8秒台で走るかもしれないし、
めちゃくちゃモテるかもしれないし、
バレンタインはチュコもらえないかもしれないし、
ほんとわかんないんだよね。
当たり前だけど・・・
でも、それがすごく楽しみだよね。
子どもとほぼ毎日半日以上過ごしている中で、遊びにしても、普段の生活にしても変なことしたり、心配かけたりするようなことばかりだった。
でも、それがどこか愛おしかったり、自分自身が子どもに対しての接し方を考えさせられたりした。
それがこの仕事の魅力でもあるよなっていつも感じてた。
ありがとう。
2年間は決して長くはないが、自分にとっての保育士人生を振り返ってみると面白かったなっと改めて思う。
「先生って36歳?」
「先生って結婚しないの?ママと結婚すれば?」
「先生は大人になったら何になりたい?」
ていう返答に困ることもよくあった。
体も心も驚くほど大きくなった。
朝、お母さんが車に乗るまで「おか〜さ〜ん!」と泣き叫ぶ子ども
→お母さんも仕事に行きづらかっただろう。
帰り際にお母さんが何時にきても「早い!」と怒って、泣いていた子ども
→お母さんの采配が難しすぎる。
給食で嫌いなキノコが出るとさりげなく床に落とす子ども
→怒らないけど、おかわりのキノコを無言でお皿に注いだ。
とか色々ある。
男で保育士って職場で僕だけだったから、お父さん達とも色々な話ができた。
筋トレの話、趣味の話、あとは・・・
そんな感じ・・
やっぱ、人と関わるっておもしれぇーって改めて感じたね。
ありがとう。
もちろんムカつく時もある。
これは持論なんだけど、子どもと接していてムカつくことって絶対ある。
だって、子どもも人だし、人にイラつかない人ってただの変態でしょ。
むかつかないってことは人として見ていないってことだと思うから、
子どもにむかついて仕方ないっていう人は安心して、それだけ子どもを人として接して向き合ってるてことだから!
でも、態度に出したらアウト
それを大人はしてはいけないし、保育士は子どもに関してはプロなんだからムカツいても、子どもにあたるのはダメ。
保育士も人間だし、合う子ども合わない子どもっていうのはあるから保護者の方にはご了承願います。
とはいえ、子どもにあたるような大人は控えめに言ってクズだと思う。
まあ、そんな話をしたいわけではなくて・・
保育士生活に一応区切りがついたからこそ、今回はどうして
「なぜ保育・幼稚園の先生になったか?」
ていう、今まで「保育士してます」っていうと腐るほどされた質問を真面目に答えます。
めんどくさい時は
「子どもが好きなんで」「子どもって癒されるじゃないですか」
とか好感度狙ってたけど、ここでは無しで・・・
一番の理由は「かわいい保育士と出会え・・・」
真面目に言うと
『教育は世界を変える唯一の方法だから』ていうのが理由。
僕は保育士だったからこそ、今後も教育や保育の分野で人生をかけて貢献していくつもりでいるんだけど、この世の全ての犯罪や事件って教育のせいだと思っている。
社会、学校、家庭とかの集団にどの人も属している以上は全世界の人は教育の影響を受けている。
ここでの教育ていうのは
何も学校で先生が何かを教えるとかではなく、
人が周りの環境や人から得た経験で学ぶということ
生まれた時点で1人ということはまずないので、どんな人でも教育を受けている。
てことは、教育を変えれば世界は変わるでしょ。
ここの重要性があまりわかっていない人がいるかもしれない。
いい学校教育とか
いい先生の育成とか
もちろん大事だけど、そもそも何で学ぶことが重要なのか?とかどうして思いやる気持ちが大事なのか?
とか根本的なことを理解できていないのかもしれない。
結局、みんな自分がかわいいから自分の目先の利益のことばかり考える。
だから、犯罪が起こるし、意味わからん変なやつもいる。
結局、人は人との繋がりでしか生きていけない。
自分のことし考えられないやつって本当に寂しいなって思う。
でも、その人が悪いんじゃなくて、原因はやっぱり、その人が今まで過ごしてきた環境による教育のせいなんだよね。
貧困、裕福、地頭が高い、低い、都会、田舎、親の職業、人柄とか
たまたま生まれた環境で、すでに人生決められるのってめちゃくちゃ寂しいでしょ。
お父さんが医者だから、あなたも医者になりなさいとか
家族が貧乏だから、あなたも貧乏になるよとか
知らねーよって感じだよね。
子どもは生まれてくる環境は選べないんだから、せめてそういった環境でも子ども達には大人になるまで期間は、色々な経験をさせて、つまらない人生を歩むような人間になってほしくないなって思ってる。
ここでのつまらないって言うのは生き方が偏ってるってことね。
よく言われる人が敷いたレールの人生を生きるってやつ。
大人は子どもに色々なことを伝えたり、導いてあげることが役割だし、勉強やスポーツだけを教えるのが教育じゃない。
何ができるようになるかとかは、この際どうでもよくて、何を経験させて感じさせれるかなんだよね。
そう言った意味わからない教育概念をぶち壊したいと思って、この道を選んだね。
教育は世界を変える唯一の方法だからね。
今日は保育士を辞めた男の話でした。
ありがとうございました。
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