見出し画像

『人間の教科書』 ワンネスへの入り方【実践編】

僕が2月2日に一瞥体験をして以降、徐々に獲得したワンネス的感覚を体感(できるかもしれない)方法について、コンパクトかつ実践的に紹介したいと思います。

※あくまで超主観的かつ個人的な学びと体験のシェアです。他の方が実践して効果があるかも含め何も保証できませんので、興味ある方は自己責任でお試しください(ポジティブな効果があったら教えてくださると嬉しいです)。

【何を実践すればよいのか?概要】

①ありがとう習慣

【目的】意識の位置を自分軸に戻し、かつそれを主体化させるため
また汎神論的な思考(=自我の希薄化)を自然と心に根づかせるため。

②純粋持続の顕在化を目指す

【目的】本来的自己の意識の位置を感覚としてつかめるようにする。
これはまず頭で理解し、その理解したことを感覚化させる、という2工程があります(座学と実践を行きつ戻りつして実際の感覚を強化していく)。

③ この①②を同時に行っていくと、あるときから世界の見えが変わり、意識変容が起こってくる。この①②が右足左足の関係になるので両方が必要ではないかと個人的には考えています。
ほか様々な思考のピースがはまって、点と点が線となり面となる必要はあるかもしれないのですが、でも、おおむね上記のみでも行ける気がします。

【注意点】

※ぼくは気功とか催眠、変性意識に関する本も読みましたが、それらに共通して書いてあったのは猜疑心があるうちはうまくいかないということ。この体感や感覚を得ることは変性意識と深いつながりがありそうなので「えーほんとかな。絶対ウソだよ」などと思っている内はあまり効果らしい効果はない気がします。疑いを抱きながらでもよいので最低一ヶ月程度は毎日淡々と続けてみてください。すると確実に「あれ?なんか変わってきたぞ」という実感が芽生えるのではないかと思っています(僕の場合はそうでした)。

【実践内容・詳細】

①ありがとう習慣・詳細

小林正観さんなどが提唱して超有名な「ありがとう」の詠唱です。

僕は毎朝5分ほど仕事始め前に太陽を浴びながら実施しています。
それから日常のスキマ時間にも行っていて、もはや口癖になっています。
「ツイてる、嬉しい、よかったね、ありがとー!」などと別のポジティブな言葉を混ぜてもOKです。過去記事にも詳細あります。

②純粋持続の顕在化を目指す

こちらは、この春から武蔵野学院大学客員教授にも着任なさった意識物理学者・半田広宣さんが提唱するヌーソロジーの内容をもとにしています。
こちらは少し丁寧な説明が必要かもしれませんが、ポイントだけ端的に紹介します(僕なりの理解なので不正確な点があったらすみません)。

まず二次元(つまり平面)を見るためには
観察者はどこにいる必要があるでしょうか?

答えは三次元です。
観察者が二次元の中にいたら平面を見ることは出来ません。
平面を上から見下ろせる位置、
つまり三次元にいる必要があります。

同様に、一次元を観察するためには
最低でも二次元から見る必要があります。

では三次元を見るためには、
観察者はどこにいる必要があるでしょうか?


これまでの流れをふまえて推理してみてください。

三次元内から三次元は観察できません。
「え、見えるでしょ」って戸惑う方、結構いると思います。
でも今、自分の目の前の視野をよく見てください。
今、立体的な物は見えますか? きっと立体が見えているはずです。

では、その「立体感」という知覚は
どこから生まれているのでしょう?


実際いま
目の前の見え姿を写真に撮ったら、
それはただの平面
ですよね?

パソコンやスマホ画面も写真に撮ったら(撮らなくても見えだけ考えれば)
厳密には「真四角」ではなく、
少しパースのかかった台形っぽい平面像にも見えるはずです。

見え姿は台形だったり、単なる平面の像でしかないそれらが、
どうして「立体である」と人は認識できるのでしょうか?
ここには時間と記憶が関係してきます。

つまり人は、見え姿は、ただの台形であるスマホなどを見た瞬間、
その物体を様々な角度から見た際の記憶も一緒にまとめて想起します。

だからこそ、見え姿としては
ただの平面的な台形でしかないはずのスマホを
「立体」として認識できてしまうのです。

音楽を音楽として感じられることも同じ理屈です。

もし人間が「今この一瞬」の音しか聞くことが出来ず
「過去の音」を「今の音」ともセットで知覚することが出来なかったら、
それは音楽に聞こえません。

なぜ音の連なりが音楽に聞こえるかというと、
それは時間の連なりをまとめて知覚できるからです。

では、なぜこんな芸当ができるかというと、
三次元物体を観察している人間の「意識」は
三次元空間の中には存在していないから
となりそうです。

では意識は、どこに存在しているのでしょう?
三次元空間を外から俯瞰できる位置ということになります。
平面を見るためには三次元からでないと無理だったのと同じことです。

これまでの流れを汲むなら
三次元を俯瞰できる位置のことを四次元と呼んでもよさそうです。

意識は三次元には無く、四次元空間に存在していました。


では四次元空間とは?

すべての時間が持続的に存在している空間」です。
つまり
昨日も
三日前も
一ヶ月前も
一年前も
十年前も
全ての時間が存在している空間です。

なんだそれ? どんな空間だよって感じでしょうか。

であれば、
あなたが最後に食べたものは何ですか?
いま記憶をたどってみてください。

たどりましたか? 
今あなたが記憶をたどった場所、そこが四次元空間です。

今、りんごを目の前にイメージしてみてください。


今、目には見えないりんごが、
なぜか、あなたの目の前に浮かんでいますよね?

そして、なぜか「目に見えないりんごの赤さ」が感じられているはずです。

そこです。
そのりんごをイメージできている目の前の空間が四次元です。

つまり、
あなたの目の前の三次元空間上へ透明レイヤーのように
折り重なって存在している見えない空間、そこが四次元空間です。


すべての時間が持続的に存在している
この空間を哲学者ベルクソンは「純粋持続」と名付けたそうです。

意識とは純粋持続です。

純粋持続には一方向へ強制的に流れる時間がありません
だからこそ様々な角度から見たスマホの見え姿を
一瞬でまとめて想起することが出来ます。

だからこそ、ただの平面的な見え姿をもとに
「立体感覚」を知覚として立ち上らせることができる
のです。

僕たちの意識は、
この肉体が存在している三次元空間、
その上から覆いかぶさるように存在する四次元空間に属していました。

つまり、あなたや僕の肉体は三次元空間に存在し、
意識の方だけが四次元空間に属しています。
意識は、肉体とは別の次元、
潜在化して見えていなかった四次元空間側にあるのです。

自分の意識は三次元の外側にある
だなんて僕はこれまで考えてもみませんでした。

しかも、純粋持続の中にある本来的自己の位置とは
「今まで一度も動いたことがない不動の位置」だというのです。
つまり、

これまでの長い長い人生で実は
僕の意識もあなたの意識も
座席からスクリーンを眺めるみたいにして
一歩たりとも動いていなかった!!!

ということなのです。

そんな完全不動の位置が、
いま僕やあなたの目の前に見えている、この視野空間内に
大昔からずっと絶え間なく
今も現在進行系で存在していたのです。

それが「本来的自己」が存在している意識の位置です。

僕もこれを最初に知ったときは世界がひっくり返る驚きでした。
だって人間って、この身体の中の脳に意識が根付いてるはずで、え?え? どうなってるの?と、ほとんどパニック状態です。

そして、この自身の中で完全に気づかれず潜在化していた純粋持続の位置が、自分の意識に顕在化できてくると、世界の見え姿が変わってきます

結論を端的に述べると、いま僕の主観はこうなっています。

・僕の意識は「この三次元空間の外側」に存在している。
・しかし「僕の視野内の全て」は三次元空間側に存在している。
  ↓
・つまり見えているものは(自分の肉体も含め)すべて三次元空間に属しており、僕の意識だけが四次元空間に属している。
  ↓
意識:それ以外全部 = 四次元存在:三次元存在(=素粒子)
  ↓
じゃ、三次元にあるモノ全部、神じゃん! ←今ココ

詳細は省略したので飛躍しているように見えるかもしれませんが、
おおむねこれが僕がとらえているワンネスです。

ワンネスの定義は人それぞれあるでしょうけど、
僕はサブウェイ事件(過去記事参照)の際、これに気づいて
「うおお、ワンネスって目の前に在ったんかい!!」って驚愕しました。
(正確には上記内容を知る前、2月2日に初めて一瞥体験をしてワンネスを感じたのですが、このときはなぜそうなったのか分からず、感覚が薄れてしまった数日後にはあれは錯覚だったんだろうか? どうかしてたんだろうか?などと、よく分からなくなっていたのですが再度発見した感じです)。

つまり世界はまるごと、神なのでした。

この世には神しか存在していませんでした

世界にあまねく偏在する神の中に、
僕らの意識が点々と存在しているだけ。

僕らの意識とは、
神そのものである宇宙に点々とまたたく星々
でした。

神は目の前にずっといました。

これが幸せでなくてなんでしょう。
神の祝福でなくてなんでしょう!!

このワンネス感覚を、実際に自分の意識上で感覚化するためには冒頭で紹介した2種の取り組みが有効ではないかと思っています(ただ頭で理解しただけだと「ふーん、そっか」で終わってしまうかもしれませんので)。

お読み頂き、ありがとうございました。興味ある方はお試しください。

この記事が参加している募集

週末プロジェクト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?