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節分・立春と雪の関係

昨日(2月4日)は二十四節気の一つ「立春」で、一昨日は春の「節分」でした。

節分はその名のとおり「季節」「分ける」という意味を持ち、春の節分は暦の上で春の始まりの日とされる「立春」の前日にあたります。

しかし、今日も各地で大雪に見舞われるなど、春はまだ遠いようにも感じます⛄️

そこで、節分・立春と雪の関係について、少し調べてみました。

まず、札幌市、青森市、富山市の最深積雪の旬別平年値をグラフにしてみました。

節分・積雪

節分・立春が含まれる2月上旬以降を見ていくと、札幌や青森ではピークがもう少し先ですが、富山では2月上旬がピークであることが分かります。

また、青森では2月中旬、札幌では2月下旬と、気温が低く雪が解けにくい北の地域ほど、最深積雪のピークが遅くなっていることも見てとれます。

次に降る雪の量である降雪量の旬別平年値を見てみると、

節分・降雪

いずれの地点とも、1月下旬がピークで、その後は徐々に減っていく傾向にあることが分かります。

つまり、ちょうど節分・立春辺りを境に、雪が降る量は徐々に減っていくことになります。

今日は大雪に見舞われている富山ですが、平年の傾向だと、今後は春に向けたスピードが加速していきそうです。

もちろん、青森や札幌といった北国では、2月はまだまだ気温が低く、雪解けの季節とはなりませんが、節分・立春を迎え、長い冬の折り返し地点は過ぎたと言えるかもしれません。

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