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メードインエチオピアのTシャツが、いま日本の店頭に並んでいます。

2016年、エチオピアの縫製工場で作ったTシャツが、アース ミュージック & エコロジーから販売されました。アース ミュージック & エコロジーは、日本の若い女性なら誰でも知っているブランドです。エチオピアで作った衣料が日本のファッションブランドで販売されたのはこれがはじめて。当社(アフリカビジネスパートナーズ)がお手伝いさせていただいた案件です。

当時のことは、こちらに書いています。

当時、日本に戻ったときに、店舗まで見に行きました。エチオピア大使館に寄ったあと五反田の駅ビルのアースで、入り口の一番いい場所の棚に並んでいるのを見たときは、「ほんとに日本で売られてるー」ととても嬉しかった。大使館の人もみんな見に行ったようです。他国が作ったものを輸入することが多いアフリカの国々にとっては、自国で作ったものが輸出され、販売されているのは、とても嬉しいことです。

そしてですね、4年ぶりに、今年またエチオピアでTシャツが作られました。緊急事態宣言がやっと開けた日本で、いま店頭に並んでいます。

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ぜひみなさん、近くの同じくアース ミュージック & エコロジーのお店に行って、手にとってみてください(そしてできれば買ってください)。当たり前ですがちゃんとしたTシャツです。原料のコットンもエチオピア産で、エチオピア資本の工場で、生地を編んだ人も、染めた人も、ミシンで縫った人も、みんなエチオピアの人たちです。

エチオピアは、コーヒーやごま、バラなどの農産物で有名で日本にもたくさん輸出されていますが、国として工業化を進めるべく、軽工業品の輸出を増やそうとしています。米国や欧州には、エチオピアで作られた衣料やユニフォーム、タオルやシーツがすでに輸出されています。エチオピアで生産している企業には、H&MやPVHといった世界大手アパレルも含まれます。

日本のアパレルの方で、エチオピアで作ってみたいと思われるかたは、ぜひご連絡ください。現地にはどのような工場があるのか、検品はどうすればいいのか、ご相談に乗ります。経験を積んで、技術を得て、エチオピアのアパレル産業がよい製品をどんどん作れるようになるお手伝いを、少しでもできたらと思います。


追記: ツイッターで、買った方からメッセージをいただきました!


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