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神々しいほどに美しい肉体と精神~新章パリ・オペラ座特別なシーズンのはじまり~
「新章パリ・オペラ座 ~特別なシーズンのはじまり~」
新型コロナウイルス感染症の世界的なパンデミック
劇場が閉鎖し自宅謹慎となったパリ・オペラ座バレエダンサーたちの
葛藤の日々と公演再開、新エトワール誕生までの軌跡を追ったドキュメンタリー映画
まだ日本はマスク生活ですが…
今となれば懐かしい…STAYHOME、緊急事態宣言、
世界中の誰もがどうしていいのかわからない状況の中にいたけど
特に…表現することで生きているアーティストの方々は
活動の場を失い、生きた心地がしなかったことでしょう。
日々の厳しいレッスンで体を調整し、舞台を創ってきた
パリオペラ座のダンサーたち、
普段は6~10時間くらいはスタジオでレッスンに励んでいたそう。
ダンサーは三日休んだら踊れなくなるって私も聞いたことがある
3か月の自宅待機後から、体と向き合いながら
作品を創り上げてゆく
ダンサーのみなさまの姿は壮絶です。
![](https://assets.st-note.com/img/1663078066039-vjzY5vkvVQ.jpg?width=1200)
涼しい顔で決めているポーズ、でも、本当はものすごくキツイ
(上のポーズ、すごくたいへんなんですって)
舞台だとわからないけど、映画だから、細かいところがよくわかる。
筋肉がプルプル震えてるところ
指先足先の細やかな動き
![](https://assets.st-note.com/img/1663078190152-18Ph98WnAI.jpg)
限界のさらに限界を超えて演技するようにと
振り付けの指導が出たり
舞台裏からの背中とか
息づかいとか
![](https://assets.st-note.com/img/1663078221698-5yRtwM5Bu0.jpg?width=1200)
バレエは華々しい世界ですが、
ダンサーとして舞台で踊れる時間は限りがある
![](https://assets.st-note.com/img/1663078264315-lAyVS6Wacc.jpg?width=1200)
(熊哲さんのお言葉…)
美しい華として舞台に立つために
肉体を磨く
それにともない精神も磨かれる
フランス、世界に誇るバレエ団のダンサーですから
美しいを通り越して神々しかった!
ぼろぼろになったトウシューズとか
衣装ではなく、レッスンで着ている素朴な練習着とか
飲んでいるお水のボトルとか…
細かいところもなぜか美しく見えます。
マスクをしながら練習している姿だけは痛々しくて…
それでも、踊り続ける…
静かなパッションが燃えていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1663078429935-m2m8hG7hYV.jpg)
細やかさ、繊細さ、芯の強さ、美しさ、正確さ、厳しさ
完璧さ、常に極限をゆく、調律、調整、
静けさ、緊張、開放、情熱、よろこび、神々しさ、
見た後、私も体の芯が「整った」感じがしました。
★予告
bunkamuraルシネマなどなど、上映館は少ないですが
ご興味ある方はぜひ~☆
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