うめ花(うめこちゃん)

童話、ショートショート、詩、自由律俳句、イラスト、パステルアート、のクリエイターです。…

うめ花(うめこちゃん)

童話、ショートショート、詩、自由律俳句、イラスト、パステルアート、のクリエイターです。ヒプノセラピストです。

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    童話 ショートショート 短編 詩 など書いたものをまとめました。

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童話 「うず巻きベーカリー」

私の街に新しいパン屋さんが開店しました。 お店の名前は「うず巻きベーカリー」 今日はオープンの日です。パンが大好きな私は、昨日からとっても楽しみで 朝一番に出かけて行きました。 お店に入ると普通のパン屋さんみたいにパンが並んでいません。 すると店の奥から、ニコニコ笑顔のおじさんがパンを運んで来ました。 「いらっしゃいませ。今日はパンは売りません」 「パンは売らないってどういうことですか?」 「さあ、どうぞこのパンを食べてみてください!」 「食べる前にパンをよ〜く見

    • 桜の花が咲く頃に

      桜の花が春の扉を開けました。 南の国の優しい風が桜の木立を通り抜けると、みんな一斉に長い眠りから目覚めます。 可愛い蕾が次々とふくらんで、朝の陽射しの中で優しく笑顔を開きます。 さあさあ、今年も笑顔満開のパーティー会場が出来上がりました。桜祭りが始まりますよ。 みつばちが早速やって来て、美味しい桜の蜜を集めます。みつばちたちは、たくさんの木を回って花粉を運んでくれました。 そおして花が散った後、美味しいサクランボが育ちます。 桜の花が散った後は人間たちに忘れられてしま

      • 詩 「花のように」

        花は優しく強い 折られても切られても 笑っている 土にある時も 折られて手にある時も 花瓶に飾られている時も いつも笑っている 優しく笑っている 私はその強さが 見えるのだから 私もきっと 強いのだろう

        • 詩 「優しい手」

          お母さんの手 優しい手 私が転んで泣いてたら 痛いの痛いの とんでゆけ〜 あら不思議 痛くなくなった お腹の大きな妊婦さん もうすぐ赤ちゃん生まれるよ お母さんがお腹をクルクルさすってね がんばれ がんばれって励ました お母さんの手はいつも優しい お母さんの手はいつも温かい お母さんの手は不思議な手 お母さんはお空に帰ったから もう会えないけれど 私もお母さんみたいに 優しい手になりますように あなたの心を抱きしめて 温められますように

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        童話 「うず巻きベーカリー」

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          19本

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          創作童話 「光のキャンディ」

          「さあさあ、みなさんおしゃべりはやめて、一列に並びなさい」 ワイワイガヤガヤおしゃべりしていた天使たちは、ピタリと鎮まり、まっすぐ一列に並びました。 「いよいよ、君たちが地球に生まれてゆく日が来ました。」 わーっと歓声が上がりました。 「これからみなさんに大切なプレゼントを渡します。」 「わーい、プレゼントってなんだろう?」 「プレゼントはこれですよ。」と校長先生が手の平の上にキラキラ光るものを差し出しました。 「これから地球に生まれる君たちは、大切なことを忘れ

          創作童話 「光のキャンディ」

          近況。 作ってみた!

          3月末以来の投稿です。 外は雷が鳴り響く8月の東京下町です。 7月に私の心友の誕生日があり、プレゼントするために絵を描きました。 その下絵がこちら これをアプリに取り込んで、描いたのがこれ 色を付けて そして出来たこれ ついに私もSuzuri デビューしたよ! https://suzuri.jp/ume5-chan ヨガ大好きな人いたら、買わなくてもいいから遊びに来てね。 ちなみに日曜日までTシャツ9アイテムが1000円引きセールやってますよ。 以上、近況報

          近況。 作ってみた!

          童話 笑美ちゃんのひな人形

          3月3日はひな祭り、この日を笑美ちゃんはどんなに楽しみに待っていたことでしょう 。 生まれながらに目の見えない笑美ちゃんが、3歳のひな祭りの時に、 お母様はひな人形を一つ一つ笑美ちゃんの手に触れさせて、 「これが親王様よ。凛々しいお顔をなさっているわ」 「これが内親王様よ。優しいお顔をなさっているわ」 「そしてこれが3人官女よ」と言うように一つ一つのお人形を説明して下さいました。 笑美ちゃんは目は見えなくてもすべてのことを光の波動として感じることが出来るという、不思

          童話 笑美ちゃんのひな人形

          僕と龍の物語#3地球で遊ぼプロジェクト

          前回の話を読んでない方はこちらです。 深い催眠状態になって、いよいよ地球に生まれる瞬間を各自が体験することになる。地球では時間が直線上に体験されるので、私たちが決めたスケジュールの地球時間にそれぞれが生まれる。 この物語を書いている今日、三月十八日はモエが生まれた日だ。モエは自分が決めた設定通りに、全介助が必要な障害者となって生まれた。 母親は約束通りアサナだ。出産も大変なものだった。医師は三歳まで生きられるかどうかと告げた。誰に何を言われようと、アサナは愛を込めてモエ

          僕と龍の物語#3地球で遊ぼプロジェクト

          童話 「トラとジョージ」 1、はじまり

          自転車に乗って、いつもの道を走っていたら、 駐車場にジョージが見えた。 ジョージというのはアニキの白い2tトラック。 名前を聞いたら「ジョージ」と答えたから、 それ以来会う度に声をかけている。 今日ジョージの荷台に猫が乗っていた。 丸々太ったトラ猫だった。 わたしと目が合ったら、わたしが乗っている自転車を目で追いかけて、 ずっとわたしを見ている。 「トラちゃんこんにちは」と声をかけた。 これがトラとの出会い。 トラとジョージは仲良くおしゃべりしていたよ。 トラ

          童話 「トラとジョージ」 1、はじまり

          当たり前ではないこと

          シャンパン開いた音にビビる声 年賀状やめたのに毎年くれる人 嬉しい夢を見た 餅が入ればお雑煮もどき 年に一度の赤い蒲鉾 以上、お正月の自由律俳句でした。 ところで、Kindle本を読もうとしてくれたけれど、読めないという人が数名いた。 Kindleというデバイスが無いと読めないと思っていたとか、Kindleアプリで読むとは知らなかったとか、ダウンロード出来ない等。 自分が分かっている事は当然みんなが知っていると思って、詳しく説明していなかった、ということに今更

          当たり前ではないこと

          初めてのKindle出版して分かったこと

          もう10年以上前でしょうか? いつか出版したいと思っていました。でも現実は余程、知名度がなければ例え出版しても売れるとは思えません。それに◯百万円もお金がかかるらしいと聞けば無理だと諦めるしかないでしょう。 その後、電子書籍というものが生まれました。しかし紙の本が売れて結果電子書籍になるということであって、やはり無名の私には叶わない夢です。 ところが無名の素人でも誰でも、簡単に自分で出版出来る時代になったのです。 それが今回出版したKindle本という形でした。 昨

          初めてのKindle出版して分かったこと

          詩 風になって

          私は砂浜を歩いていた すると目の前にりっぱな革靴があるのをみつけた 私は革靴を履いて歩き始めた 最初は物珍しく自分が誇らしくなって自慢した けれどその革靴はとてもきつく 私の足には合っていないと気付いた だから革靴を脱いで歩いた 歩くことにばかり意識を使っていた ふと立ち止まり周りを見たら 海があった 青い空もあった 私は裸足で海に触れた 海の中で空を見上げた 自由はここにあった 見つからない何かを 探して歩くのはもうやめよう 私は風になって

          明けましておめでとうございます。2022年もよろしくお願いします。〈自由律俳句〉初めの一句。。。 豪華なおせち料理がLINEに届いた

          明けましておめでとうございます。2022年もよろしくお願いします。〈自由律俳句〉初めの一句。。。 豪華なおせち料理がLINEに届いた

          〈自由律俳句〉 手をつなぐ保育園児 誰かこの手を繋いでください 見ないテレビをつける夜 冷凍庫が満室で肉まんが買えない 水槽のカワハギのひれが忙しい チョコレートを食べたらお湯を飲む 自由律俳句は文法も要らない、指で数えない、歳時記メルカリで売ろうかな。

          〈自由律俳句〉 手をつなぐ保育園児 誰かこの手を繋いでください 見ないテレビをつける夜 冷凍庫が満室で肉まんが買えない 水槽のカワハギのひれが忙しい チョコレートを食べたらお湯を飲む 自由律俳句は文法も要らない、指で数えない、歳時記メルカリで売ろうかな。

          現代の自由律俳句 せきしろ✖️又吉直樹 「まさかジープで来るとは」 紫陽花どころじゃない腹痛  せきしろ 暗い外国人を見てがっかりする  又吉 ふと思ったこと、誰にも直されず、評価も出来ない、 競わない、自分の一瞬。 長いこと冷蔵庫に待たせたキャベツが傷付いていた  うめ花

          現代の自由律俳句 せきしろ✖️又吉直樹 「まさかジープで来るとは」 紫陽花どころじゃない腹痛  せきしろ 暗い外国人を見てがっかりする  又吉 ふと思ったこと、誰にも直されず、評価も出来ない、 競わない、自分の一瞬。 長いこと冷蔵庫に待たせたキャベツが傷付いていた  うめ花

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