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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】輪島塗の製造販売拠点が金沢市にオープン、再興と伝統の継承へ期待

令和6年能登半島地震で被災した輪島塗の製造販売拠点が、金沢市内のビルに新たにオープンしました。この拠点は、被災した五つの漆器店から作品を集めており、再興への期待が高まっています。

新しい拠点の概要
石川県輪島市の大藤漆器店が整備した製造販売拠点は、1階にギャラリーを設け、地震の被害を免れた約300点の輪島塗を展示・販売しています。また、3階には仮設工房が設置され、住居を失った職人たちに作業場を提供しています。この仮設工房は、金沢市内に避難している50~60歳代の職人4人が利用しており、沈金や蒔絵などの仕上げの装飾工程を担っています。

開店初日の様子
4月6日の開店初日には、大勢の人々が訪れ、大盛況でした。内灘町の68歳の医師は、「輪島市が被災してどうなるかと思っていたが、数々の美しい品があって安心した。買って応援していきたい」と話し、大藤漆器店の大藤孝一社長は、「輪島塗は能登の宝。震災に負けずに手を尽くす」と力強く語りました。

再興への期待
金沢市にオープンした輪島塗の製造販売拠点は、被災地の復興と伝統工芸の再興に向けた重要なステップです。仮設工房を通じて職人たちが仕事を続けられる環境を提供することは、地域の伝統工芸の保存・発展にもつながります。

金沢市の新しい拠点を訪れ、美しい輪島塗の作品を手に取ってみてください。輪島塗などの漆器類は代々受け継ぐことができるのが魅力です。金沢を訪れた際は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

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