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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】明けましておめでとうは言えるのか?来年以降の年賀の挨拶はどうしよう

2024年7月1日、能登半島地震から半年が経過しました。毎月の1日16時10分になると、県内各地で多くの人々が手を合わせて黙祷を捧げる姿が見られます。地震の発生時刻を心に刻み、失われた命や被災した人々への思いを胸に抱いているのです。

新年の挨拶「あけましておめでとう」の葛藤
私たちは、毎年1月1日になると「明けましておめでとう」と新年の挨拶を交わします。しかし、来年からこの言葉を口にできるのかという不安が胸をよぎります。震災から1年が経過する中で、心に傷を負った多くの人々にとって、この挨拶が適切なのかどうか考えさせられます。

半年間の歩みと未来への不安
この半年間、能登地域では多くの復興活動が行われました。しかし、復旧作業はまだ道半ばであり、避難生活を続けている人も少なくありません。被災者たちの生活再建が進む一方で、心の傷が癒えるには時間がかかることを痛感しています。

地震の被害を受けた家々や公共施設の修復が進む中で、地域の人々はそれぞれの悲しみや苦しみを抱えながらも前を向いて歩んでいます。しかし、新年を迎えるにあたり、「明けましておめでとう」という言葉が重くのしかかることも少なくありません。

未来への希望と新しい挨拶
新年の挨拶をどのように交わすべきか、地域の人々と話し合う機会が増えています。「明けましておめでとう」という言葉の代わりに、他の表現で新年を迎えることを考える人もいます。例えば、「今年もよろしくお願いします」や「新しい年が良い年になりますように」という言葉で気持ちを伝えることも一つの方法です。

地域の絆と共に
この半年間、地域の絆が一層強まりました。互いに支え合い、助け合う中で、少しずつ前進しています。来年の新年も、この絆を大切にしながら、新しい形の挨拶で心を通わせることができればと思います。

能登半島地震を乗り越えるためには、物理的な復興だけでなく、心の復興も必要です。新年の挨拶一つをとっても、地域の状況や人々の気持ちに寄り添いながら、新しい年を迎える準備をしていきたいと考えています。

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