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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】世界で洪水が相次ぐ中、防災教本を読み返してみた!外水氾濫と内水氾濫の違いを知ってますか?

2024年3月のケニアでの豪雨、4月から続くブラジル南部の洪水など、世界で水の被害が相次ぐ中、改めて防災教本を紐解いてみました。

外水氾濫とは?

外水氾濫とは、河川の堤防から水があふれたり、堤防が破壊されることで、家庭や田畑に浸水することを指します。河川の氾濫によって水が広範囲に広がり、甚大な被害をもたらします。このような氾濫は特に梅雨時や台風の時期に多く見られます。

内水氾濫とは?

内水氾濫とは、大雨が排水処理されずに家屋が浸水したり、道路が冠水したりする現象を指します。都市部ではマンホールから水が吹き上がることもあり、局所的な集中豪雨の影響で発生します。最近では、この内水氾濫が年々増加しているとされています。

自宅や職場の周辺で気をつけるべきポイント

内水氾濫のリスクを軽減するためには、事前に周囲の状況を把握しておくことが重要です。以下のポイントに注意しましょう。

  1. 水がたまりやすい場所を確認する:自宅や職場の近くに水がたまりやすい低地やアンダーパスがあるかどうかを確認しておきましょう。

  2. 地下施設の被害:地下駐車場や地下室が浸水しやすいかどうかをチェックし、必要ならば防水対策を講じてください。

  3. 道路冠水のリスク:主要な交通路が冠水する可能性があるかどうかを把握し、避難経路を確保しておきましょう。

  4. 排水設備の点検:自宅や職場の排水設備が正常に機能しているか、定期的に点検を行いましょう。

防災のための事前準備

防災のためには、あらゆる事態を想定して準備を進めることが大切です。以下の点に注意して、防災対策を強化しましょう。

  • 避難計画の策定:家族や同僚と避難場所や連絡方法を確認し、避難計画を策定しておきましょう。

  • 非常用持ち出し袋の準備:食料、水、医薬品、貴重品などを含む非常用持ち出し袋を用意しておくことが大切です。

  • 防災情報の収集:気象情報や自治体からの防災情報を定期的にチェックし、最新の情報を把握しておきましょう。

外水氾濫と内水氾濫の違いを理解し、事前に適切な対策を講じることで、被害を最小限に抑えることができます。自宅や職場の周辺環境をよく調べ、必要な防災対策を怠らないようにしましょう。洪水もいつどこで起きるか分かりません。事前に備えておきましょう。

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