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【能登半島地震で被災した女性防災士が語る】地震保険の鑑定リアル体験~その3:「支払保険金は〇万円」。衝撃の鑑定結果にがく然!車は対象外

地震保険の対象となる家財は、日常生活に使う物に限定されています。私が特に意外だったのは、自動車が地震保険の対象外であることです。

地方での生活には自動車は必需品です。でも、地震保険の対象外。理不尽な気がしましたが、嘆いても仕方がないことです。

ちなみに自動車保険でも通常、地震災害による損害は免責、つまり、保険金が支払われないことになっていて、特約として補償する必要があるそうです。

趣味で集めたアンティークコインも地震保険の対象外でした。日常生活品ではないことが理由です。どれだけ価値があるアンティークコインでも、地震保険では価値は考慮されません。

チェックリストが完成し、注目の鑑定結果は、「家財の時価の24%で一部損」となりました。

支払われる保険金の額は地震保険金額の5%。保険金額が200万円だったので10万円です。トホホとなりましたが、もらえないよりましです。

この経験から学んだ大切な教訓は、地震保険に加入する際には、どのような物が補償の対象となるのか、またどのようなプロセスを経て補償が行われるのかを、事前に理解しておくことの重要性です。

地震保険は確かに被災後の生活再建に役立つ重要な手段の一つですが、保険の範囲と限界をしっかりと認識しておくことが、より安心して備えをする上で欠かせません。

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