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ロドス島2018夏① rhodes
昨日、古いiPhoneの写真を整理していたら4年前にロドスに行ったときのものが出てきて懐かしくなった。
知り合いにはロドスに行きたくてもコロナで行けなかった…という人もいるので、行ったときのこと、今となっては若干おぼろげながら思い出したくなって、書きたくなった。
たぶん今この時点で「これからロドス行くよ」なんて人はなかなかいないと思うが、ちょっと旅行行けそうな空気は少しずつ生まれている中、行った気になる妄想の種としても読みながら楽しんでもらえるとうれしい。
2018年8月、私はトルコの首都アンカラから夜行バスでファティエへ向かっていた。朝着いたときに言われたこと、それはフェリーの欠航…。「今日はもう、行きません」窓口で言われた。
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日本からインターネットでフェリーの予約をしておいた。確か50ユーロはしたような…料金は覚えていないが、日本円で8000円ほど。えぇっ、まぁ海のことだから欠航となるのはわかるけど、まさかお金を払っているのに、当然のように言われてしまうなんて…。
1.ロドスまで行く
ちょっと、ここでロドスの位置関係と行き方について紹介したい。
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ロードス島はギリシャになるが、位置的にはほぼほぼトルコみたいな感じ。
行き方としては、ロドスまで便が出ている空港から飛行機で行くか、トルコの都市からロドス行きがあるフェリーに乗ってだいたい1時間くらい。
私はこの旅の前に、トルコでの発掘調査に参加するためにアンカラ経由でトルコの田舎にいた。参加する期間が終わったら、アンカラに戻り、日本にいる友達と一緒にロドス島に行こうということになった。友達はギリシャに行く、という。友達はギリシャ・アテネ空港から、そして私はトルコ・アンカラからバスでロドスへのフェリーが発着する港まで向かい、そこから行くことにした。
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ロドスは、飛行機で行くこともできるし、トルコの都市からフェリーで行くこともできる。おそらく、飛行機で飛ぶ人が多いのではないだろうか。トルコならイスタンブールからだと、出ている便もあるかもしれない。私のように、陸路でバスとフェリーで、となると、時間はかかるうえ、欠航となるとかなりショックなので、日数にはある程度余裕を持ったほうがいいと思う。それはそれで楽しいが。。
その日、欠航したものの、翌日は行けた。翌朝の早朝、ファティエからマルマリスに移って、バスとタクシーを乗り継いで、マルマリスの港からフェリーで約1時間ちょっと。ロドスに行くことができた!
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いやいや…アンカラから夜行バスでファティエに行き、そしてファティエに一泊、早朝出て乗り継ぎ、と忙しかった。
2.ロドスに着いた 港付近
まぁ、不便なところはあるものの、フェリーはなかなかに楽しい。フェリーの方が海を近くで楽しめるし、空港よりも港があるところの方が栄えていて、着いたときのワクワク感は空港に勝るなと思った。
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ちなみに私はフェリーで港に着いた後、友達と会うため、空港に向かってしばらくそこでも時間を過ごしたので、両方を味わったのだが、絶対に港の方がオススメだということは断言したい。
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港に着くと、こんな感じの建物があって、パスポートに判を押してもらう。
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でもね、着いてまず思ったのは、あぁ国際免許取っておいてもよかったなということ。沖縄に旅行に行ったときもそうだったけど、島って車で回るのが楽しいんだよね…。友達に会った時も言われた「ねぇ、国際免許って持ってないよね?」って。あぁ、これ、あったらなと思う場面、何度かあった。なくてもいいんだけど、あったらたぶん、結構楽しい。若者の旅にはいらないが、30歳を過ぎた私たちにはちょっとそういうのもいいなって感じ。
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運がいいことに、私はバス停のある辺りまでたまたま出会った運転中のお姉さんから送ってもらえることになった。スーツケースを引っ提げて空港に行くバス停まで行こうと思って、その女性に道を聞いたか、向こうから話しかけてくれたのかは覚えていないが、そういうことになったのである。
やっぱりトルコもそうだけど、こういう旅人慣れしているところってありがたいねぇ。
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mapにある、tourist harbor(港)から空港にも向かうバス停のターミナルまでは歩くには、結構遠かったなと思った記憶がある。まぁ運が良ければ乗せてもらえることもあるかもしれないが、きっとタクシーもあるだろう。
私はこのとき、あのギリシャ人の独特な発音を初めて聞いた。載せてくれた女性は、rの発音をするとき、やけに巻き舌が大げさだった。東欧独特な発音なのかもしれない。アラブの人たちが発音するrともまた違う感じだった。そして、ギリシャ人の女性の声ってトルコ人の女性の声とまた全然違うなっていうことを少しずつ知っていくのだった。
車で行くと、あっという間。バスターミナルでバスを待つ間、向かいのカフェを物色。なんかこう、スタバっぽい。
ロドスのスタバ、という感じか。
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うん、ヨーロッパに来たな、と感じたのはこのころからだったか。トルコのファティエ、マルマリスにはこういうところ、ありそうでないんだよな。トルコのエーゲ海沿いの都市の方が近いんだけど、やっぱりギリシャはギリシャ。エーゲ海沿いの都市に来ただけでもリゾート感はあったのだけど、やっぱりヨーロッパ特有の空気感が持つ、洗練された感じが少しずつ漂っているのだ。
サンドイッチを撮影しておきながら、このときはたしかカフェラテを頼み、トイレを貸してもらった。バスターミナルという場所柄か、トイレはかなりの人に使われた感があった。でも普通に座れたし、紙もあったよ。
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空港行きのバスに乗ると、それはそれはなんてスタイルよくて美しいんだ…という男の人がいた。そして空港に行ったときも、なんて美しいんだ…という美人も見た。トルコもなかなかに美男美女大国だったが、ギリシャはヨーロッパテイストのこれまた美男美女大国で目を奪われた。
3.空港にて
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友達とは、空港で待ち合わせて、友達が予約してくれた宿に向かうことになっていた。宿は空港に近い。
友達が来るのは1時間以上後だったかな。とにかく時間があるので、空港料金のまぁまぁ高いサンドを買って、ここでゆっくりとお昼を取った。
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4.宿にて
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宿は友達が撮ってくれた、テントのなかにベッドがあるという感じのところ。確か私がなぜかそのとき、野宿をする女性に憧れていて、野宿してみたいと言いふらしていたのもあって、こういうのを選んでくれたのだと思う。AirB(エアビー)だ。後に私はこのホームのようなところとオーナーにひどく感謝することになる。
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友達がこの宿に惹かれたのはハンモックだった。確か彼女は、この後どこかのタイミングでハンモックを買って、住んでいる街の家でも楽しんでいるようだ。
ここでは、ハンモックに揺られながら、音楽を聴いたり、読書をしたりということができる。ちなみに友達は、4年前のこのときにはすでに「ノマドワーカー」で、現地でもPCを持ってきていて仕事しつつ、旅を楽しんでいた。もう数年以上前からそんな生活を人知れず送っている。注目される前から。
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テント宿なので、半分野外で、すぐに自然の景色が楽しめるという感じ。当時はあまり意識していなかったけど。
アウトドア好きな人が来る宿、というよりは、どちらかと言えば、ヒッピーなちょっとアウトサイダーのにおいがほんの少しするような若者が多かった気がする。
20代半ば以降の、学生期間を終えて、でも就職とかして「大人」になっている人はあまりここにいなかった。
年配女性のオーナーは、温かくそんな若者たちを迎えているようだ。泊まっている人の中には、1か月近く滞在している人もいて、もしかしたら、滞在費と引き換えにここの手伝いをしているのかもしれない、という感じだった。
5.宿の3日間
宿は、theorogos(テオロゴス)という地域にあり、2泊3日のステイだった。
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空港から車でだいたい11分くらいのよう。ま、タクシーは40ユーロくらいだったかな、よく覚えていない。友達と折半
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とにかく、あまりわからないまま来たけどいいところだった。食事はだいたい自炊。まぁ自炊と言っても、3日で消費しきれる食材を買ってきてにはなるが。
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宿から歩いて数分のところに、日本の昔のコンビニ?何でも屋みたいな小さなスーパーがあり(やっぱりここも田舎なんだなと思わせる)野菜やヨーグルト、パンなどの食材はだいたいここで買って、宿の外のテーブルで食べた。宿といっても、オーナーが持つ家の広い庭という感じか。
コーヒーは確か宿にはあったような。これもまた、共有スペース的なものが室内にあって、宿泊者がゆったりしている。
ギリシャはヨーグルトがとにかくおいしかった。トルコもおいしいのだけど、また違った感じ。ギリシャヨーグルトというのが最近日本でも出てきたけど、ちょっと濃厚ではちみつなんかを入れるとまたおいしい。ロドスははちみつが特産でもあるらしく、スーパーで買ったはちみつもめちゃくちゃにおいしかった。
たぶん、気候は一緒なんだろう。トルコのマルマリスのバスターミナルで待つ間にもはちみつがたんまりと売っていたな。
私も友達も、このギリシャのヨーグルトとはちみつのおいしさにはおどろいて、滞在中は結構食べた。まぁヨーグルトひとハコ買ってしまうと、3日間の滞在で結構食べないといけないのもあるけれど、それでも2箱分買ってもいいくらいだった。たぶん一ハコの量は、ブルガリアヨーグルトと同じくらいの400、500グラムぐらいだったと思う。
てなことを思い出しながら書いていたら、また行きたくなってきた。ちょっと長くなってきたので、この辺でいったん締めくくる。続きはまたの記事で書いていきたい。
コロナでなかなか行けないけど、行きたいね!
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