育成では絶対にテイクオーバーゾーンを守れ!!
仕事での人との接点を、リレーで喩えるのか一番すっきりできたので今日はそれを書きます。
結果はタイム
仕事(タスクでもいいです)の結果がよいものになることにみんな努力していると思います。これをリレーに置き換えるとタイムです。このタイムが0.1秒でも縮まるように、バトンをもった走者は自分の持てる力を発揮します。
仕事の場合、「早く、正確に、良いものを」アウトプットしたいはずです。これらの総合結果をリレーのタイムと喩えています。尚、決して「早く」の部分だけを指しているわけじゃないです。
バトンパスのうまさ
日本のリレーはスゴイ技術だと聞いたことがあると思います。上手に渡せば、タイムロスが小さくなり、次の走者がトップスピードになるのもスムーズで当然ゴールタイムもよくなります。
仕事の場合、工程があります。次工程へタスクを渡すとき、もしくは専門部署になにか確認を依頼するといったこともこれにあてはまります。
まさにバトンパスです。自分と相手のスピード、バトンを渡す角度やタイミングこれらが噛み合ってはじめて次の走者はうまく走ることができます。
具体的にはコミュニケーションがこれにあると思います。セクショナリズムが悪く作用した組織の場合、バトンの渡し方なんて気にしていないですし、スピードとタイミングも特にあわせないです。なのでバトンをもらったひとは本来の能力のスピードはでないはずです。へたしたら行ってほしい方向にすら走ってくれないかもしれないですね。
なので、逆に言うと、伝え方やタイミングを工夫することで、次の担当者がスムーズに対応してくれるのだと思います。
育成では絶対にテイクオーバーゾーンを守れ
バトンパスはテイクオーバーゾーンで行わなければなりません。
朝日新聞デジタルより
この赤いエリアだけがバトンパスをしていいところです。
新人や甘えが強い人が走者だった場合、おそらくこのテイクオーバーゾーンに入る前に手前でバトンを渡してしまっています。結果走った距離は短くなります。これでは鍛えられないですね。
仕事の例だと、わからないことを調べたり、何かの作成することを手伝ってもらったりしていることになります。自分がそれをできるようになるための機会を捨ててしまっていることです。
次の走者をイメージします。面倒見のいい先輩などは迎えにいってあげちゃいます。後輩より多くの距離を走ります。きっと先輩のスキルは上がっているのでしょう。
結果としてゴールまでのタイムは最適化されるように思いますがそれが落とし穴です。これによって正しいように勘違いしてしまいます。
これは、今大会において最適化されているのですが、次の大会、その次の大会ではどうでしょうか?そしてその先輩がリレー選手でなくなった時どうなるのでしょうか?
新人でもなんでも、テイクオーバーゾーンまで自分の力で汗をかいて走るからその筋力が宿ります。これが未来の大会の記録が伸びる理由です。
まとめ
テイクオーバーゾーンを破るというのは、未来の大会の記録を無視した行為になってしまいます。今大会が未来の何よりも大切ならその選択をすることもあるかもしれませんが、会社が未来を大切にしないことはありますでしょうか。これは「近い未来をみるとズルくなる」に紐づいた考え方です。
リレー選手の各人が継続的に最高のタイムを出せるようになること、チームとして最高のタイムを出し続けることこそが大切ではないでしょうか。
最後まで読んでくれてありがとうございます。ダジャレを贈ります。
「私のウレタンは売れたんでしょうか?」4649!
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