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発達障害は婚活で不利…を覆すADHD知り合いの恋愛遍歴!

こんにちは!杉間馬男です。


私のnoteでは発達障害に関する困りごとのエピソードを中心に紹介していますが、今回は婚活についてです。

題目の通り発達障害者は恋愛や結婚では不利だという声を多く聞き、確かにそれが否めないと感じる部分があるのは事実です。

しかし、必ずしもそうじゃない例もあり、私の30年来の付き合いのいちばん古い友人(ADHD確定診断)が【発達障害者は婚活で不利になる】を覆してくれています。


今回はそんな彼の例を紹介し、発達障害を引け目に感じる必要はないんだ!ということを知って頂こうと思います。


発達障がい者(ADHD)の旧友は私以外に友人と呼べる人が居なかった

彼は私よりも1歳年上で、名前はマサヨシ(仮名)。

マサヨシとは私が小学1年の頃に『同じ校舎だから』というひょんな理由で関係を持つようになりました。

そのマサヨシがこの記事の主人公で彼の恋愛遍歴が意外にすごいんですが、それを紹介する前に学生時代は”まともな友人”からはほとんど相手にされなかった話をお伝えしようと思います。


彼とは知り合ってから、だんだん仲良くなって学校の外でも遊ぶようになりましたが、彼は自分が偉そうにできる遊びが好きで、私もよく子分にされていました。

ただ、マサヨシもやはりリア充ではなく自分より強い相手にはペコペコしていて、私も幼いながら『マサヨシは(社会的に)弱いんだな』と感じていました。


そして、私が小学校3,4年生ぐらいの頃からさらに彼とよくつるむようになりました。

そのきっかけはTVゲーム
当時は初代ファミコン、スーパーファミコンが全盛期だった頃で、彼も新しいソフトを買いまくっていました。

その頃から彼の同級生も4~5人ぐらい集まるようになり、私が彼の家へ遊びに行った時にはすでにその同級生たちがいたりして、半ばゲームの取り合い状態になる日も…。

ある年には彼の誕生会も開かれて、やはりTVゲームで”チャンピオン決定戦”みたいなイベントをやって場を盛り上げていました。
ちなみに、彼の誕生会にはなぜか私の同級生も同席していて、『コイツ、マサヨシと仲良かったっけ??』と不思議に思いました。

当時はそんな様子を見て、やっぱりゲームを持ってたら周りの話についていけるし友達も多くなるんだなと思っていました。
私のクラスでも大半ファミコンぐらいは持っていて、やはり持っている者同士で休み時間はワイワイ話していました。


ただ、その当時のマサヨシの様子を今思い返してみると、周りの同級生とはファミコンありきの付き合いだったように思います。

例えば、私に『マサヨシとつるむとバカがうつる!』と言ってきた張本人でさえ彼の家に遊びに来ていたりなど、言ってることと行動とが矛盾することが多く、改めて考えればやはりファミコンや最新ソフトがそこにあったからだったと思って間違いないでしょう。

まぁ、かくいう私も当時は『宿題しなくなる!』という理由でファミコンは買ってもらえなかったので、彼の家へはファミコン目当てで通っていました(笑)


話しは少しそれますが、マサヨシは父子家庭で育ちました。
お母さんがいなかったため彼の身の回りのことは全てお父さんがやっていて、一人息子を大事に思っていたのか私たちが遊んでいる最中もよく電話がかかってきてました。

そんなある日、マサヨシから直接、

『俺の家にはファミコン目当てで来てるのか!?』

と言われたことがありましたが、おそらくお父さんがそう感じてマサヨシに注意した可能性も否めないでしょう。


事実、マサヨシは学校で同級生とつるんでいる様子はありませんでした。

おそらくですが、そんな彼の様子をうすうす知ったお父さんは彼にファミコンや新しいソフトを次々に買い与え、それがキッカケになって友達が増えればと考えたのだと思います。

しかし、彼が表面上仲良くしていた同級生たちはみな彼ではなくファミコンにロックオン状態だったのです。


やがて中学生になり、彼もファミコンには興味がなくなってきてソフトも買わなくなると、やはりスイッチが切り替わったように彼の周りから人がいなくなりました。

しかし私も正直ファミコン目当てでしたが、私と同類のマサヨシは一緒に居て安心するというか、私のほうも素の自分をバカにせずに受け容れてくれるのがマサヨシだけだったので、私だけは彼のもとを離れることはありませんでした。


中学、高校と進級するにつれて住んでいる地域・自治体を越えた付き合いが増えてくるので、彼も一時的に新しい友人を連れてくることもありましたが、せいぜい1年がいいところでした。


ADHDの旧友は彼女を作りまくっていた話

そんなマサヨシですが、高校2年か3年ぐらいのときに初彼女ができて以来、しばらく恋人を切らしたことがなかったのです。

彼は同性・異性関わらず知り合った当初から人づきあいが上手くいってなかったので、そんな様子が不思議でたまりませんでした。


ちなみに彼は中3ぐらいの頃から携帯を持たせてもらっていました。
というのも、彼のお父さんは某携帯電話会社に勤めていてそのおこぼれだったのです。

中学生の頃から携帯を使っていたので高校生にもなれば色んな使い方をマスターし、メル友を作れるまでになっていました。
彼はそれを使いこなして色んな異性のメル友を作っては会いまくって彼女にしていたんです。

そしてなんと、非リアなマサヨシは10代のうちに童貞を捨てていたんです。
もちろんプロではなくちゃんとした彼女と呼べる人が相手です。
ある時彼とつるんだ日に、彼の家に避妊具が転がっていたのを偶然見かけました。

マサヨシは私と同類だとずっと思っていただけに、軽くショックでした。


そして私もマサヨシとその彼女のツーショットのプリクラを見せてもらったり、彼が場所取りをした地元の花火大会に彼女が来るなど実際に会ったこともありました。

また、マサヨシの彼女は半年~1年ぐらいで変わっていて、私が知るだけでも最低5人近くはいたと思います。

それも、普通に出会いを探せば彼氏ができるでしょ、というような人ばかりでした。


今考えてみると、彼自身恋愛にはかなり積極的で行動力もありました。

☑メル友から引っ張って合コンを開いてくれたり
☑マサヨシが言いだしてナンパをしたり
☑マサヨシが毎年場所取りしている地元の花火大会に必ず5人ほど女性を連れてきたり

こうやって活字にしてみるとほとんどリア充と変わらず、今の私が考えても拍手喝采モンです!


一方で当時の私はというと、ハナから『そんなこと、俺にできるはずがない…』と決め込んでいて、行動すらしませんでした。

先ほど書いたように合コンを開いてくれたのも、ナンパしてみようと言いだしたのも、あれもこれもマサヨシが発端で、私は彼の行動力を前になすすべがありませんでした。


ADHDの旧友は20代半ばで結婚!

そんなマサヨシですが、ついに結婚することになりました。

あれだけ出会って彼女を作りまくっていたので、私も彼がいつかは落ち着いて結婚するだろうとは思っていました。

結婚したのはマサヨシが26歳ぐらいの時。
当時の平均初婚年齢(男性)は29歳でしたから、それよりも3年早い年齢で成婚したわけですね。

発達障害、非リア充の彼にしてみれば快挙と言ってもいいでしょう。


そしてその2年後、女児を授かりました。
彼は誇らしげに私の家の前に来て、ベビーカーを押してすっかり父親の姿でした。


しかし、実は彼が32歳の頃に協議離婚することになり、今は独身に戻ってしまいました。

結婚生活を送る中で奥さんが彼を変だと思い、精神科系の検査を受けるように勧めたところADHDと診断されたのです。
そして離婚の発端も彼の特異な特性のゆえだったわけですが、もしマサヨシがもっと早くにその特性(ADHD)に気づいていれば結果は変わっていたと思います。


残念ながら彼は今も独り身ですが、10代後半以降のマサヨシは女性関係だけでいえばリア充と遜色ありませんでした。
そして、そのカギは戦略と行動力だったと思います。

行動力は説明した通りですが、戦略も彼は無意識ながら自分に有利なやり方を選んでいました。
メル友繋がりで出会いまくっていましたが、これが学校の同級生つながりとかになると間違いなく失敗続きだったと思います。
メル友だと彼の変わり者っぷりを知りませんし、横やり入れてくる同級生もいません。つまり、邪魔者もいないしスタートラインがリア充と変わらないわけですから、マサヨシにしてみれば都合が良かったのです。


すなわち、やり方によっては我々発達障害者にも有利な婚活の仕方が存在する!ということです。

あなたも「発達障害は婚活で不利」ではなく、マサヨシのように「自分なりの恋愛戦略」を立てて、どんどん恋愛をしていくという道も良いかもしれませんね。


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