クーネル=フトル

日々の感想文。

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最近の記事

ノーレシピライフ

仕事が終わって、買い物に行く。 近くの個人商店で見切りのナスと特売の豚肉を買う。 ナスを乱切りに、豚肉はそのまま、友達からもらったティファールで炒める。 味付けは親から送られてきた醤油、友達とやったバーベキューの残りのほりにし。 レシピはない。 その日の気分と特売に左右されて、料理を作る。 美味しくなるかわからない、正しいかわからない そんな料理。 人生は情報収集が肝だ。 インターネットもSNSも人脈も、全ては情報収集のためである。 と、いうのはだいぶ言い過

    • 薬味中毒

      親子丼に、七味 ラーメンに胡椒 鍋に柚子胡椒 牛丼には紅生姜 うどんには生姜ネギ天かす パスタにはチーズと黒胡椒 何かと、にんにく もう本当に必要かもわからない。 飽きるから味変で。なんて言っているけど 実のところ、最初からかけている もうこれは薬味中毒。 薬中。

      • ちょうどいい

        11月始め辺りからの、暖かくなったり、寒くなったりの、なよなよした季節が終わり、このところがくんと寒くなった。 最近の平日の楽しみといえば、(在宅勤務であれば)仕事を終える少し前にお湯を張り、お風呂に浸かることだ。 お湯を止めてから、諸々を片付け、服を脱ぎ、体を洗う、といった手順が存在するので、お湯張りの時はその時間を逆算してすこし熱めに設定する。 のだが、私はまだ「ちょうどいい」温度をつかめていない 43度では少しぬるく、44度では少し熱い。 ぬるいのを熱くするの

        • 解せない

          解せないことがある 私は癖毛だ。 ただし、毎朝前髪が微妙にいうことを聞かない程度の。 美容院に行ってパーマをかけてくださいといえば、 最近かけられたようなので、強めにかけますか?と確認される程度の。 美容師に言わせれば私は「ちょうどいい癖毛」らしい 私が癖っ毛で膨らんじゃうし、いうこと聞いてくれないんですよねと打ち明けると大抵、返す刀、いい癖ですよねーと誉めていただく 僕はサラサラ髪になりたい コンディショナーだってするし、ヘアオイルもつける。めんどくさいけど風呂

          東京の街に出てきました

          東京行きの新幹線、くるりの「東京」を聞いている 非常にベタである。 この4月から東京で社会人になる。 僕の住む街は会社から30分 駅前は良さげな居酒屋、美味しいと噂のラーメン屋、そしてサーティワン 適度に賑わっているが、車通りも少なくて落ち着いたいい街っぽい だから新しい街で住むことに憂鬱感や不安は少なく、どちらかと言えば、少し楽しみだ だけど、人生の大半を過ごした関西を離れることに変わりはない 大学の後半2年間下宿で一人暮らししていたとはいいつつもなんだかんだ頼っ

          東京の街に出てきました

          私がおじさんになっても

          大学を卒業した この4年間で 自分とは全く違う境遇の人 お節介すぎる優しい人 趣味も嗜好もとても合う人 自分よりもできるひと 何も考えずナチュラルに居られる人 好きな人 不器用だけど可愛い人 自分を貫き通す人 なんだかほっとけない人 味も、笑いも、ノリも最高な人 に出会った 自分の想像よりも そんなに悪くない自分や どう考えても 見るに堪えない自分 まあでもいいやと思える おおらかな自分 にも出会った  卒業式を終え、帰りの電車では 仕事終わり、1週間の疲れを酒に流した

          私がおじさんになっても

          うまくいかない日、マツコとだし巻き

          とことん運が悪い日というのがある 僕にとっては多分、今日がそれだった。 朝からサークルの練習があった 年が明けてすぐ行われるサークルライブのための練習だ もう4回生、サークルでも随分先輩になってしまって、もちろん後輩の方が多い 相対的に数の少ない同期や先輩を見つけると気が緩んでしまう今日この頃である たかが21歳の、大学のサークルで先輩なだけの若輩者がいうことでは絶対にないんだけど、後輩との付き合い方がやたらと難しく感じる 後輩がどう思っているかは置いておいて こち

          うまくいかない日、マツコとだし巻き

          卒論日記③

          さて本日からこの度のメインディッシュ 免許合宿です 一昨日からお世話になった民宿にお礼を告げ、お昼ご飯を済まし、 集合場所である遠野の駅前へ 集合時間厳守とデカデカ書いてあったので張り切って30分も前に到着してしまい暇を持て余すなかじま 世間では3連休の初日、遠野ではSL銀河鉄道という特別列車が走っていることもあってか家族連れを含めて駅は多くの観光客で賑わっています ソワソワしながら観光客の往来を横目に時間を潰します 集合時間になりました  それらしい人はいません

          卒論日記②

          遠野に来て二日目 今日は調査と題して遠野の街を練り歩いていました。 駅前の観光案内所で自転車を借り、遠野市の図書館、博物館、酒屋さんを周り 小腹が空いたのでお蕎麦屋さんに 舞茸天ざるを頬張っているとなんと偶然同じ民宿に泊まっているらしいイケメンの男性が、、 なんとなく一緒の席になり話してみると彼は京都の大学の院生で遠野のお寺について論文を書くために遠野に二週間滞在するそう まさかこんなところで関西の大学生と遭遇するとは思わず、サービスのコーヒーを2杯も飲んでしまいま

          卒論日記①

          僕は今地元である関西を離れ、岩手県遠野市という場所にいます。 遠野市は岩手県の中心左斜め下、心臓で言うところの左心室の弁あたりの位置にある場所で沿岸部と内陸部をつなぐ中継地点として機能している市です。 もちろん電車でもこれますが1時間に一本ほどのワンマン列車でしかアクセスできない、古き良き田舎町です。  柳田國男の遠野物語や河童伝説などで有名な街で、駅前の掲示板には河童の目撃情報を集めていますとモンタージュ風のイラスト河童のポスターが貼ってありました。 さて、なぜ大阪の

          そして今年も終わる

          芸人になるつもりの友達と飲む 友達といってももう23歳のお兄さん 今年の春に一人暮らしをするまでは毎週のようにつるんでいたお兄さん 僕から見てきっと仕事のできる彼が芸人になると聞いたときは意外だった けど説得力もあった 2019年の春 晴れて大学生になった僕 長い受験生活と校則から解放されたけれど自分の殻からは出られなかった僕 かくかくシカジカあってこの友達を含めた数人のお兄さんが、まだ思春期の目をしたままの僕にお酒を教え、人付き合いを教えてくれた 初めてご飯

          そして今年も終わる

          トニオ クレーガー

          「昇華」  社会的に実現不可能な(反社会的な)目標や葛藤、満たすことができない欲求から、別のより高度で社会に認められる目標に目を向け、その実現によって自己実現を図ろうとすること この言葉を学校の授業で聞いた頃から僕はギターを弾き歌詞とメロディーをつけるということを趣味にし始めた。それも結構自信満々に。 自分が「普通」ではない、という自覚はどんな事実があろうともその本人の認識にしか寄らないもので、その点僕は自分は「じゃない方」だとそれも悲観的に捉えがちだったかもしれない。

          トニオ クレーガー

          うどんつあー!!!!!!!!

          皆さんお元気ですか 心も体も まだまだ大変な状況っぽいですけど そんなことは置いといて 今回は我々のうどんつあーの候補店を紹介したいと思います それでは一軒目!! ・さか枝 香川県内に四店舗あるうどん屋さん 調べたところ香川県内うどんランキングで一位にしている人もいるみたい 早くから空いてるので朝ごはん感覚ですかねー ちなみに大阪から行くと1番淡路島に近いのでルート的には一番最初に出会うお店かと 二軒目! ・うどんバカ一代 うどんバカの店主が昨日より

          うどんつあー!!!!!!!!

          なんにも

          何にもやる気が出ないのです べつに昨日頑張ったわけでもないのに 寝不足なわけではないのに 普通に幸せなのに それでもやる気が出ないのでだらだらとレポートを書いて就活なんて3の次 でもやっぱり焦って就活サイト見てみたり 気分を変えて図書館に行ってみるけどあんまりクーラーが効いてないから小一時間で帰宅して ご飯もコンビニ 暑いからってビールも買っちゃう 友達と食べるつもりで余ったしみコーンとポテチ一緒に食べるのが美味すぎてたべつくした さすがにとおもってベッド

          素敵な

          素敵ってステキな褒め言葉だ 何の理由もなくただ素敵、それでいい 大豆田とわ子と元夫は紛れもなく素敵なドラマだった 不器用、それでいてチャーミングな大豆田とわ子 好意も、嫌いも表に出さないのに何故かモテる元夫1 田中さん プライドも衒いもない土下座男 角t あ、まちがった 元夫2佐藤さん 雑談の必要がわからない自分のことをしっかりとわかっている元夫3 しんしん 彼女たちはどうしようもない自分の性分を 情けない自分の性格を 誇りのない自分の体裁を 理解のない自

          余分な

          この世の中便利なものは数あれど 同じくらい余分なものもたくさん たとえば おばさんのフォローに見せかけた追撃 バイトの店長 「夏服支給するけどサイズなんだっけ」 ぼく 「んー、Mですかね」 微かに笑う店長 「え、Mでいける??笑」 少し迷惑そうな僕 「僕肩幅は広いんですけど全体的にはちっちゃいんで笑」 それを聞く作業中パートおばさん 「そうよー それに店長そんな聞き方あれよぉ ねぇ? どう言う意味よぉそれ」 いらないいらないそのフォロー ただの中